街で出会い、私が声をかけるのは、自分の表現方法を持っている外見が派手で個性的な若者が多い。
ギャング、チーマー、ギャルサー、暴走族、マンバなど。
でも、いつの頃からか、私は気付いてしまった。
見せたくても、自分を見せることができなくて、苦しんでいる子どもたちがいることを。

「家でも学校でも友達の前でもいい子の顔して、仮面を被ってるんだよね。
表の顔、裏の顔って使い分けていて、社会に適応しちゃう。
気がついたら、自分っていうものがどこにもなくなっちゃった。
街の中に、はみ出してる子だけじゃないよ。
みんなと一緒の中にいなきゃと思って、輪の中で、苦しんでる子だっているよ」

私の元には、こんな子どもたちからの声が多く届くようになった。

「誰かに会いたい。 姿が見えない。
寂しいし、悲しいし、死にたい。理解されない。 自分がわからない」

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橘ジュンが代表を務めるNPO法人「bondプロジェクト」とは

NPO法人bond Project代表の橘ジュン。多数のメディアに出演。雑誌「VOICES」編集長。家出少女評論家。

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