「『助けて』って叫びたいのに叫べない」

「誰でもいいから、必要として」

「カラダだけでも必要としてくれるなら、それでもいいかな。とにかく空っぽの自分を満たしたい」

「自分がないっていうか、自分がいないんだ。それって死に等しいよね」

「『生きててすいません』この世の中に存在しない方がよかったのかなって」

「友達、親、先生、周りから見られて、自分ができてる。
こういう子じゃなきゃいけないっていうのが、いつも自分の中にある」

色と音、声までも失うくらい、心が空っぽで自分をなくした子どもたち。
きっと、自分という存在を否定して生きているから、存在が透明になってしまうのだろう。
それは家庭から、社会から否定され、理解されずに自分が存在しているのかさえ危うく感じているということでもある。

「ただ…必要とされたい。認めてもらいたい。愛されたい」と、
飢え渇いた心の叫びが…切実に居場所を求めている声が聞こえる。

「ねぇ、私を見つけて…」私のブログに書き込まれた文字。
わかっていることは「アスカ」という女の子が渋谷の街を歩いている、ということだけ。
私はあてもなく探したが、結局、「アスカ」を見つけることはできなかった。
いつだったか、匿名でブログ上に私を「偽善者」と書いた人がいたとき、「アスカ」から書き込みがあった。

「前に。。だいぶ前に じゅんサンと約束して守れなかったコトがある。。。
でも。。アタシはみていた。。公園通りを早足で歩くじゅんサンを。。。 歩道橋の上に佇んでいるじゅんサンを。。。
あのときはホントにごめんなさい。。。 一瞬でもアタシを探してくれた人がいた。。。 それが嬉しかった。。。
自分がどこににいてどこに向かってるのか。。。 向き合ってくれる人がいてうれしかった。。。
伝えることをやめないで。。。」

"見ていてくれた人がいた…ありのままの自分を"。

そのことが私はとても嬉しかった。

キミを探したいよ。

でもね、もしかしたらキミを見つけることができないかも知れない。
そんな時は、ここへ来て、隣に座って、声を聞かせてよ。
ひとりじゃないよ。
一緒に考えてみようよ。
届いているよ。
つながってるよ。
「キミ」とつながる、bond。

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橘ジュンが代表を務めるNPO法人「bondプロジェクト」とは

NPO法人bond Project代表の橘ジュン。多数のメディアに出演。雑誌「VOICES」編集長。家出少女評論家。

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