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殺人を生中継!豊田商事会長刺殺事件の全貌

1985年6月18日にマスコミの取材中、豊田商事会長刺殺事件が発生。テレビの生放送中に会長の永野一男が刺殺された。

更新日: 2018年11月23日

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romonさん

□史上最悪の悪徳会社

豊田商事は1981年に会社設立当初から急速に全国展開し、支店・支社が60か所、従業員は最盛期でおよそ7500人にも達した。

豊田商事の社員研修用ビデオ

相手に純金の購入をすすめ、代金と引き換えに証書を渡すだけという現物まがい商法によりカネをだまし取った。

客を信用させる為、テレビCMを多数放映したほか、主催イベントで芸能人を起用している。

□詐欺の手口

商品を販売するが顧客に現物を渡さず、その商品の運用、管理、保管などを行うと称して、一定期間、預かり証等しか交付しない商法をいう。代表的な商品としては、貴金属、宝石、観音竹、和牛などがある。
(wikiより)

豊田商事の営業マンはまず、ありもしない金をあたかも存在するかのように客に売りつける。その代わり、預かり証を客に渡していた。

「金はこちらで預かって運用する」もちろんそれは嘘なのだが、実際に利息として、いくらかの現金を払うことで客を信用させていた。

被害者の多くは高齢者だった。営業社員が自宅に上がり込んでは肩をもんだり、ご飯を作ったりなどまるで家族のように接していたという。そして警戒心が解けたところで、投資話を持ち掛け契約させた。

□血の惨劇

1985年、豊田商事の商法が社会問題化。国民生活センターなどにより豊田商事関連の110番が設置された。

1985年6月18日、永野会長の逮捕が目前にせまり、多数の報道陣が詰め掛けるマンションに突然、刃物を持った男2人が乱入した。

2人は被害者の元上司に当たる自称右翼の男だった。

2人は元部下の被害者6人から「もう金はええ、永野をぶっ殺してくれ」と頼まれたと報道陣に語った。

玄関脇の窓格子を破りガラスを割ると、刃渡り40cmの銃剣を持って部屋に侵入。永野会長をめった刺しにした。

壊した窓から這い出してきた2人は全身に血を浴び、「警察を呼べ」「俺が犯人や」と言い放った。

2人は殺人の現行犯で逮捕。永野は直ちに病院へ運ばれたが、出血多量のため死亡した。

□前代未聞の殺人生中継

一連の様子がテレビで生放送され、歴史に残る前代未聞の事件となった。

「子供には見せないでください」と慌ててアナウンサーが呼びかけた。

「マスコミは見ているだけなのか」「なぜ殺人を止められなかった」批判は現場の報道陣にも集まった。

テレビ中継では、永野会長への「公開処刑」、及び、瀕死となった永野会長の姿が映り、暴力表現に関する議論に繋がった。

温情判決

当時はこの凶行には心情的理解を示す者も少なくなかった。それほど豊田商事の手法と被害の酷さは有名であった。

その「殺人犯」2人に対して「10年以下の懲役」という温情とも思える判決が出た事実の背景には、そのような事情があったのではないかとの意見もある。

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