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日本酒は高カロリー、糖尿病になりやすいはウソ。ガン予防効果さえあった!!

太るからとか、成人病が恐いから、といって日本酒を控えている人が多いのでは。じつは健康問題は「日本酒だから」ではなく、アルコールの摂取量やお酒に伴う食事の量に原因があるようです。日本酒が百薬の長と謳われる背景が、現代科学によって解明されつつあります。

更新日: 2014年07月15日

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yoijoyさん

むしろ糖尿病の予防効果が

「日本酒の糖分が糖尿病につながる」「日本酒はカロリーが高い」という声を聞くことがありますが、これはまったくの誤解、間違いです。むしろ日本酒には、血糖値を下げるインスリン様の物質が含まれ、糖尿病予防効果があることが解明されています。また、日本酒だからカロリーが高いということもありません。

インスリン様の物質が含まれる

酒粕には、糖尿病や肥満など成人病の予防や治療を効果的にする物質があることも、(愛媛大学医学部の奥田拓道教授の共同研究チームによって)実験で解明されています。
 「糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの働きが低下することで、体内での物質合成と分解がうまくいかなくなることからおこります。
 われわれが酒粕の抽出液を脂肪細胞に作用させたところ、脂肪の分解のみを抑制して血糖値を下げるインスリン様の物質が含まれていることがわかったのです。

日本酒やビール、ワインだけ糖分(糖質)を心配するのは間違い

日本酒、ビール、ワインなどは糖質を含むのに対し、焼酎、ウイスキー、ブランデーなどの蒸留酒は原料が何であっても糖質は含まないので、アルコール飲料に含まれるアルコール以外の成分である糖質にのみ着目した場合に、「飲酒後に日本酒は血糖値を上げるが、蒸留酒(焼酎)は上げない」といわれるのだと考えられます。
 しかしながら、私たちの血糖値は摂取する糖質の量だけに左右されるものではありません。おもに血糖はインスリンによって調節されているため、アルコール飲料中のアルコールの濃度、およびその他の成分が及ぼすインスリン分泌や感受性への影響を考慮しなければならないのです。現在のところ、血糖に関しては、いずれのアルコール飲料ともに同様の作用があると認識して良いと考えられます。アルコール飲料が及ぼす血糖値への影響はいずれの種類においても大きな違いがなく、血糖値を決めるのは摂取する糖質の量だけではないのです。

カロリーの問題はアルコールと食事の量

実はアルコールには、どの酒類も同じように1gにつき7キロカロリーあり、摂取カロリーは飲んだお酒に含まれるアルコール量に比例するのです。
(中略)
日本酒だからカロリーが高いわけではありません。問題は、料理を含めた総摂取カロリーなのです。
(中略)
まず最初に揚げ物などを少し摂り、あとはさっぱりしたタンパク質食品や野菜を摂りましょう。少量の油分にはアルコール吸収速度を遅くする効果がありますから、食欲が増すペースも抑えられます。

ナチュラルキラー細胞の活性を促す効果が

酒粕の成分の中に、がんに対する抵抗力を持つ作用があることも(愛媛大学医学部の奥田拓道教授の共同研究チームによって)確認できました。そのひとつが、NK(ナチュラルキラー)細胞の活性化作用です。
 NK細胞というのは、血液中にあつて、体内に侵入した異物を撃退するリンパ球の一種。がん細胞と正常な細胞とを見分け、がん細胞だけを殺す働きがあります。
 奥田教授のグループは、酒粕の抽出液を、ネズミの脾臓から採取したリンパ球に加え、がん細胞を殺す作用が増強されるかどうかを実験。その結果、酒粕は0.1mg/mlの濃度でNK細胞の活性を明らかに高め、がん細胞を殺す働きが増すことがわかったのです。
 「10倍の1mg/mlでは、NK細胞の活性はさらに高くなりました。これらのことから、酒粕ががんになりにくい体質づくりに役立つ可能性を示していると思います。」

全がん、特に胃がんのリスクを低下させている統計データも

国立がんセンター研究所疫学部では、40歳以上の健康成人約265,000人を対象に1965年から17年間かけて大規模なコホート研究*を行っていますが、その資料によると、日本酒を毎日飲用する者の年齢別標準化死亡率比は、非飲酒者と比べ全死因が0.86、全部位のがんが0.79、胃がんが0.61と明らかに低下。同研究所疫学部代表でもある平山雄部長は「全がん、特に胃がんのリスクを有意に低下させていることは注目すべき新事実である。最近、秋田大学で実験室内研究によって日本酒にがん予防効果があることを認めているが、それを支持する疫学的根拠と言えるのではないか」とコメントしています。
なお秋田大学での実験室内研究とは、純米酒で作成した試料に様々ながん細胞を入れて培養するというもの。結果は、純米酒100mlを2.5mlに減圧濃縮し64倍に薄めた試料の場合でがん細胞の90%、128倍に薄めた試料でもがん細胞の約50%が萎縮または死滅(壊死)しており、一方スコッチウイスキーとブランデーの試料では逆にがん細胞は増え続けました。

ミネラルや新陳代謝を高める物質など健康効果大

日本酒は栄養価が高く健康効果を期待できると言われています。
日本酒などの醸造酒には原料や発酵で生じる栄養成分がそのまま含まれているうえ、米と米麹を発酵させて造った日本酒はとりわけその栄養成分が多いという説もあります。アミノ酸、ビタミン、肝臓によい ペプチドといった新陳代謝を高めるものや、体に必要な微量栄養素であるミネラルも豊富とのこと。更に善玉コレステロールを増やす!?という説まであるようです。

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