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【混乱が続くイラク】イスラム教のシーア派とスンナ派の違いとは?

中東のニュースでシーア派とスンナ派とよく聞くけど,両者の違いは何?なぜられらは争ってるの?それらをざっくりまとめてみました。

更新日: 2014年07月16日

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この記事は私がまとめました

今でも、毎日のように紛争のニュースが絶えない中東。なぜ中東では争いが絶えないのでしょうか?その原因の一つがイスラム教の中の宗派の違いです。イスラム教には,色々と宗派があります。ニュースではよく取り上げられるのが”シーア派”と”スンニ派”です。

言葉の意味

「スンニ」はアラビア語で「慣行」、「シーア」は「党派」のような意味がある。

「シーア派」というのはいわば「派派」と言っているのと同じで「頭痛が痛い」式の誤りになる。まあ「アラー」は「神」という意味だから、「アラーの神」という日本での言い回しも全く正しくない(そもそも唯一神だし)。

大まかな違い

”シーア派”と”スンニ派”の大まかな違いは後継者の資格の考え方の違いにあります。

シーア派は,世界のイスラム教徒人口の一〇~二〇%。

イスラム教創始者である預言者ムハンマド(マホメット)の後継者問題を争点に、多数派のスンニ派と異なる教義を展開したのがシーア派。

教義の大きな違いは、スンニ派が、ムハンマドと正当カリフの教えを守ろうとするのに対し、シーア派は、アリーの子孫(イマーム)の教えを守ろうとする事です。

スンナ派の大きな特徴

ムハンマドが打ち立てた「慣行(スンナ)」や教えを受け継ぐことを重視している。

血統による世襲にこだわらない。

スンニ派は、指導者はイジュマアと呼ばれる合意によって選ばれるべきだと考えている。

戒律についてはスンナ派の方が厳密に実行する傾向にある

シーア派の大きな特徴

シーア派は,ムハンマドの血統を受け継ぐことを重視します。

シーア派は、イスラムの指導者は預言者マホメットの子孫であるべきだと考えている。

シーア派のほうが信仰の内面を重視する

分裂までの歴史

イスラム教を始めアラビア半島をほぼ支配下におさめた預言者ムハンマドが632年に死んだとき、ウンマ(信徒の共同体)はその代表を決めることを迫られた。ムハンマドは後継者を指名せずに逝ったからである。

ムハンマドの死後、彼の血を引くアリーを後継者に推す声も上がったが、実際にカリフの地位についたのはアブー・バクルであり、以後ウマル・イブン・ハッターブ、ウスマーン・イブン・アッファーンと継承されていった

ウスマーンの死後アリーが後継者に指名され、656年に第4代正統カリフとなった。
しかし,ウスマーンが属していたウマイヤ家のムアーウィヤがこれに反対し、激しい抗争の末アリーは661年にハワーリジュ派の刺客に暗殺され、ムアーウィヤはカリフの地位についてウマイヤ朝を開いた。

4代目のカリフまでは(正統カリフ時代:632~661年)、争いごとはありながらも分裂することはありませんでした。ところが4代目のアリーを境に、カリフはムハンマドの子孫であるべきだと主張する派(シーア派)と、子孫の中からではなく、話し合いによって皆から選ばれたものがカリフとなるべきと主張する派(スンニ派)に分裂してしまいます。

お互いに相容れないスンニ派とシーア派

スンニの教義ではシーア派は異端で、真のムスリムには含まれません。スンニーの一般ムスリムに尋ねても、シーア派への宗教的共感は全く無いようです。
ただ、現代においては、ムスリムの間では「世界の中でムスリムは被害者である」という思い込みが強いため、例えば欧米・国連がイランに圧力をかけると「ほらみろ、やはり欧米はイスラームの国を目の敵にしているではないか」という風には見る。でも、シーア派のイランのために一緒に戦おう気には全くなりません。スンニーから見ればシーアは理解しにくい異常な教派に過ぎないから。

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