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IMFプログラムを拒否したマレーシアの国際情勢における微妙な位置

自らの親族も搭乗し、ウクライナ上空で命を落としたMH17便航空機事故。4ヶ月で二度の謎の残る、航空機事故を経験し、悲しみに暮れる間もなく解決へと奔走するナジブ首相の姿がある。

更新日: 2015年07月03日

palezioさん

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マレーシアのナジブ首相、自らの親族もウクライナ上空で命を落とした。

自らの親族も搭乗し、ウクライナ上空で命を落としたMH17便航空機事故。

4ヶ月で二度の謎の残る、航空機事故を経験し、悲しみに暮れる間もなく解決へと奔走するナジブ首相の姿がある。この事故では、マレーシアのナジブ首相の義理の祖母が亡くなっている。

マレーシア政府に近いある関係者は、「マレーシアは急速に地政学的にみて重要な国になってしまった」とし、「したがって、非常に慎重に発言や行動をしなければならない」と語る。

実は、「欧米」と一定の距離を保つマレーシア

1997年アジア通貨危機の最中、当時のマハティール首相は、アジア通貨危機の原因をジョージ・ソロスをはじめとする欧米諸国の投機筋による実需を伴わない投機的取引が原因であると看破。

欧米メディアはこれを批判した。アジア各国がIMFによる緊縮財政を受け入れる一方、マレーシアの金融政策は独立かつ独特のものとなった。

1USドル=3.8リンギットに固定することで通貨の安定を図る一方、財政支出の拡大、金利の引き下げの断行を行うことで、景気刺激策に打って出た。

消費税減税などの大幅な減税を行った。

資本の海外流出を防ぐために、非居住者のリンギット取引を中央銀行の許可制へ移行

1998年9月から1年間は、非居住者がマレーシア株式及びリンギット建資産の売却で得た外貨の持ち出しの禁止

ユダヤ人や外国人投資家に対する挑発的な発言は国際的にも波紋を呼び、欧米メディアからしばしば独裁的と批判された。しかし、1998年にはインドネシアは政情不安に陥り、韓国・タイなども、経済的に浮揚するきっかけを掴み損ねていた一方でマレーシア経済はマイナス成長から早々と脱出し、マハティール政権は、国民の高い支持を獲得していった。

デリケートな国内情勢

2012年の反政府デモ「ベルシ3.0」。2007年のベルシ、2011年のベルシ2.0に続く三度目の大規模デモが発生。

「公正な選挙を求める」デモだが、野党幹部が関与しナジブ現政権に対する反政府の色彩が濃厚となっている。

マレーシアもウクライナ同様、多民族国家であり、マレー系(約65%)、華人系(約24%)、インド系(印僑)(約8%)に加え、さまざまなマイノリティが暮らしており、民族感情を利用しやすい環境でもある。

かなりきわどいMH370便をめぐるマレーシアとアメリカの関係

航空機は、どこかマレーシア航空がマークしていない場所に存在する。破片や水面の油膜などを探す事は、あるいはブラックボックスから音を聴いても時間と金の浪費だ。

出典マハティール・モハマド元首相

何らかの理由で、メディアはボーイングとCIAに関しては何も報道しないであろう

出典マハティール・モハマド元首相

結構きわどいマレーシアとイスラエルの関係

「マクドナルドとスターバックスの従業員は辞職せよ」と呼び掛けた。

われわれは13億人もいるのに、なぜ数百万人しかいないユダヤ人に負けている

「ヨーロッパ人は(ホロコーストで)1200万人のユダヤ人のうち600万人を殺したが、ユダヤ人はそれを乗り越え、今や世界を間接支配している。彼らは(アメリカ兵など)他の人々が自分たちのために死を賭して戦ってくれる仕掛けを作っている

マレーシアとパレスチナの関係

ハマスがパレスチナ暫定自治区において政権を獲得して以来、カタール首長についで二人目の国家元首のガザ訪問となった。ハマースと強い関係を有し、支援している。

日本に対しても結構厳しいナジブ首相

2010年4月の来日を前にNHKの単独インタビューに応じ、日本がマレーシアで強力な影響力を保つには日本国内の経済の立て直しが不可欠と述べ、日本経済の先行きが不透明ならば他のアジアの国々が存在感を増すとして、中国と韓国のマレーシア国内での台頭を挙げた。

また、ルックイースト政策を掲げた1980年代とは状況が異なるとして、中国との関係を重視するとした。また、子供の心を腐敗させるとして多くの日本アニメの放映を禁止させた。

相次ぐマレーシア航空機事故

2014年3月8日、タイランド湾上空で消息を絶ち、現在行方不明となっている。

この事件ではマレーシア政府の公式見解の発表の遅れ、また状況説明が二転三転する一方で別ソースからも操縦士の過去の問題がリークされるなど情報が錯綜、陰謀論を始め様々な憶測が飛び交っている。

果てしない捜索が繰り広げられた370便。各国が軍部隊を動かすなど、異常な様相となった。

各国が関心を持つマラッカ海峡という国際的要衝の近傍でおきた事故であり、各国軍の持つ情報はそれなりにあったはずだとも言われる。

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