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切らずに直すがん治療。放射線治療について【ガンマナイフ】【サイバーナイフ】

放射線治療は、がんに放射線を当てて、がん細胞を破壊してがんを消滅させたり小さくする治療方法です。メリット、デメリットについて、簡単にまとめてみました。

更新日: 2019年04月27日

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chemnoteさん

放射線には細胞を殺す力がある!

放射線には、細胞を死滅させてしまう働きがあります。核兵器はもとより、原子力発電所の事故などでの様々な健康被害については、すべて、放射線の持つ殺細胞作用が発揮されたものと考えられます。

放射線治療

放射線は、細胞が分裂してふえるときに必要な遺伝子に作用して、細胞がふえないようにしたり、細胞が新しい細胞に置き換わるときに脱落する仕組みを促すことで、がん細胞を消滅させたり、少なくしたりします。

放射線治療の種類

ガンマナイフとサイバーナイフ

ガンマナイフは1968年スウェーデンのカロリンスカ大学脳神経外科レクセル教授によって開発された脳内病変治療装置です。具体的には201本の細かい放射線ビームを虫めがねの焦点のように病巣部にのみ照射する治療法です。研究の結果、ガンマ線の照射による治療が適していることが判明し、コバルト60をエネルギー源としたガンマナイフが誕生しました。

ガンマナイフは主に民間病院脳外科に導入され、日本の放射線治療の中で特異な位置付けとなっている。

サイバーナイフは、コンピュータ制御のロボットアームに軽量で高線量照射が可能な放射線照射装置を装着した定位放射線治療装置で、脳腫瘍ならびに頭頸部がんを主な治療対象としています。定位放射線治療は、高線量の放射線ビームを正確に病巣に照射し、周囲の正常細胞を温存したまま体内の腫瘍細胞を破壊する治療法で、従来の外科治療と異なり、全身麻酔、切開・剥離・摘出などの手術操作、長期の回復時間などは一切不要です。

放射線治療のメリット

一般的な照射の仕方の場合は、1回の治療に要する時間も(準備の段取りなどを含めて)数分〜10分程度と短時間で済みます。

(原則として、毎日少しずつの放射線を1〜2ヶ月程度の期間にわたって行ないます。)

化学療法と共通した特性で、手術で切り取ってしまうとその部分の臓器は損なわれてしまうことになりますが、放射線でうまく治療できると元の臓器の機能が温存できる可能性があります。

放射線治療に適応するがんは限られておりますが、体を切らずに、がん病巣だけを狙って治療できる体に優しい治療法ですので、合併症や体力などの理由により手術や化学療法が受けられない方でも、治療可能な場合があります。

放射線は、具体的には、どんながんの治療に用いられるか

手術で患部を切除しないで体の機能や形態を温存させたいとき。舌癌、喉頭癌、乳癌、陰茎癌などは早期であれば形や機能を残しながら治せます。

悪性リンパ腫のように手術よりも放射線療法のほうが効果を得られる場合。

脳腫瘍は放射線治療が行われることが多い疾患です。いわゆる「悪性」に分類される脳腫瘍は目に見えない細胞まで含めると手術ですべての病変を取り除くことが難しいため、術後の再発、再燃を抑える目的で放射線治療を行う事が一般的です。

末期がんの患者さんに放射線治療を行うことが多い。放射線治療は、体調の悪い末期がんの患者さんでも受けられるほど、体への負担が少ない治療法だといえます。

放射線治療の主な副作用

○疲れやすくなる
○食欲不振になる(照射部位・ストレス・全身状態などによります)
○貧血・白血球減少・血小板減少(照射部位・照射の範囲などによります)
○皮膚の変化(全身性のものは非常に稀で、ほとんどが照射部位にとどまります)

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