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ビジネス文書で恥をかかない!「鑑みる」の正しい意味と使い方

稟議書をはじめとするビジネス文書や法律関係の文章で目にすることの多い「鑑(かんが)みる」。漢字自体は中学校で習うものですが、案外使い方に注意が必要な漢字のひとつです。皆さんは「~を鑑みる」は誤用で、「~に鑑みる」が正しい使い方であると知ってましたか?

更新日: 2016年02月12日

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springspringさん

-「鑑みる」とは?

▶「鑑みる」の読み方
・かんが(みる)

-だけど使い方に注意が必要な「鑑みる」

稟議書の文章で「鑑みる」の用法について注意された

こんな経験をした人も多いはず。

-「~"を"鑑みる」は誤用だった

よく使われる「~"を"鑑みる」。「〜"を"考える」という意味で使われていることが多い。

▶「鑑みる」の誤用文例 ①
× 大手ライバル企業の出荷実績「を」鑑みると、この数字は悪くはない

▶「鑑みる」の誤用文例 ②
× わが国が成し遂げた進歩「を」鑑みるに

仕事上の文書では結構「~を鑑みる」を目にします

近年は若者だけでなく、テレビや評論誌等でも「~を鑑みる」という表現がやたら目につきます

-「鑑みる」本来の意味に立ち戻って考えてみると分かる

「鑑みる」とは、単に「〜"を"考える」という意味ではなく、「(過去の例・手本)"に"照らして考える」というのが本来の意味。

▶「鑑みる」の意味 ①
・《先例》「に」照らして考える。他とくらべあわせて考える

広辞苑による。

-というわけで「~に鑑みる」が正しい使い方となる

▶「鑑みる」の正しい使用文例 ①
○ 事態の進展「に」鑑みて、残念ながら計画の一部を変更せざるをえない

事態の進展《←過去の例・手本》「に」照らして考える。

▶「鑑みる」の正しい使用文例 ②
○ 彼の失敗「に」鑑みて、我々は新たな方法を案出しなければなるまい

彼の失敗《←過去の例・手本》「に」照らして考える。

▶「鑑みる」の正しい使用文例 ③
○ 朕深ク世界ノ大勢ト帝國ノ現状ト「ニ」鑑ミ

昭和天皇の玉音放送の一節。世界の大勢と日本の現状《←過去の例・手本》と「に」照らして考える。

▶「鑑みる」の正しい使用文例 ④
○ 人は流水「に」鑑みる莫くして、止水「に」鑑みる

読み:ひとはりゅうすいにかんがみるなくして、しすいにかんがみる
意味:人は誰でも、流れる水ではなく穏やかな水に自分を映す

「明鏡止水」のもとになった孔子の言葉。ちなみに「鑑みる」の「鑑」は本来、「鏡」という意味がある。

-では、なぜ「~を鑑みる」となったのか?

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