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無資格マッサージ問題のまとめ 【整体・カイロプラクティックなど】

日本にはいたるところに、●●マッサージ、カイロプラクティック、整体、オステオパシー、エステティック、タイ式、リフレクソロジー、気功、アロマテラピーなどの施術所があります。また、整骨院、接骨院、鍼灸院などの施術所もあります。素人には何が違うのかまったくわかりません。ので、まとめてみました。

更新日: 2017年09月27日

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この記事は私がまとめました

kumahige333さん

マッサージ等の行為による医療事故が多発している

上の記事は、2014年に発生した事故。大問題です。

「ずんずん運動」女に有罪=1歳男児施術死―新潟地裁

上記に挙げたものは氷山の一角で、治療事故というものは実は結構おきています。
 その中で、国家資格者による事故もありますが、民間資格者という名の下の無資格者による事故が多い。そもそも、国家資格とは?民間資格とは?無資格とは???

 PT(理学療法士)などの病院での国家資格は外して、開業権のある国家資格と民間資格(無資格)の違いをまとめてみた。

 近頃はPTの国家資格を持った方が、整体院を経営しているという現状が出てきました。
 日本のPT(理学療法士)は開業権がありません。ので、開業は整体院という名前を使っている場合が多いようです。

まず、国家資格とは

治療するという目的で人を触ることができるのは、国家資格者のみ。法律があり、国がその資格を正式なものとして認めている資格である。

開業権がある国家資格は、柔道整復師、はり師、きゅう師(鍼灸師とよく呼ばれるが、はり師ときゅう師は別資格である)あんまマッサージ指圧師の4つしかない。


 柔道整復師とは、整骨院(接骨院、ほねつぎ)の先生。
 はり師、きゅう師は、鍼と灸の先生。
 按摩マッサージ指圧師とは、按摩とマッサージと指圧の先生。


 この中で、法律の文中に正式にマッサージという文言が出てくるのは、按摩マッサージ指圧師のみ。
 ただし、柔道整復師は後療法として手による治療が認められているし、はり師きゅう師も前揉法や後揉法といって、患部を揉(も)む行為は自体は許されているので、広義の意味で人の体を揉む行為は許されていると考えられる。(ただし、マッサージという表現はされていない)

 国家資格は、3年間専門学校(もしくは大学)で学び、最終的に国家試験に受からないと名乗れない。ので、整骨院(=接骨院、ほねつぎ)、鍼灸院、按摩マッサージ指圧院という名前の治療院の院長は、基本的に国家資格者と思ってよい。

 ただし、場所によっては、スタッフとして無資格者を雇っていたりするところもあるようなので、注意が必要である。

民間資格とは

つぎに民間資格。
 これはすごいいっぱいあって書ききれない。
 カイロプラクティック、カイロプラクター、オステオパシー、○○整体、●●療法、エステティック、タイ式、リフレクソロジー、リラクセーション、リンパマッサージ、足ツボマッサージ、ベビーマッサージ、気功、アロマテラピー、国際中医師免許など等、このような名前がお店についていたり、『私は○○セラピスト』と言っている人は全て民間資格であり、日本国内では正確には無資格者となる。


 【ちなみに、『足ツボマッサージ』とはいかにも東洋医学的名前だが、はり・きゅうの考えや理論にはまったく無関係のもので、足ツボというものは鍼灸学校では基本的に学ばない】

 【マッサージセラピストという、いかにも本物みたいな名前を名乗る人もいる。だが、これも民間資格。国家資格を持っている人は、セラピストという言葉を通常は使わない。セラピストとついたら、ほぼ民間資格と思ってよい】
 補足:アメリカでは正規のマッサージ資格者には、セラピストという名称が用いられる。


 ただし、お店によっては国家資格者が整体を行なっている店や店長をしているとこもあるので、ここがわかりづらいところ。
 素人が判断するとしたら、とにかく上記の名前には国家資格者は居ないと思ったほうがよいが、確定するには、治療者個別に持っている資格名を直接聞いてみるしかない。

 確定的なものとして、健康保険が使えるところは国家資格を持っている。民間資格では保険を使うことは絶対できない。ただし、さきほども書いたように、同じ店舗の中で有資格者と無資格者が混在している場合も多々あるので、注意が必要。

 ごちゃごちゃしていてわかりづらいが、4つの国家資格以外は、どんなにすごい肩書き(○○流何代目みたいな…)がついていようが民間資格と判断して間違いない。

各種法律

国家資格にはもちろん法律がある。
 柔道整復師法。
 按摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師法(あはき法)である。

 民間資格には法律がない。このことが、民間資格者がどんどん増えてしまっている現状を生み出しているといえる。法律が無いので、どこの役所が監督官庁なのかはっきりしていない、指導というものがほぼ無い。

国家資格と民間資格の一番の違い

一番の違いは、国家資格をとるには最低3年間勉強しなければならないことに対して、民間資格は基準が決まっていないので、早いと1週間どころか2、3日、遅くて2年間で認定書が渡されて、卒業して開業となってしまうこと、これが一番の違い。


 例えば脱サラして独立しようにも、免許証が無いと患者さんに対して信用性が無いし、技術もないので何かのスクールに行こうとする。普通は、まず国家資格を考えると思うのだが、3年間の通学が大きな壁となる。要は3年間無収入に近い状態になってしまう。ということで、イロイロ調べていくと、たった数週間で免許がもらえる学校があることに気づく…
 時間をかけたくない人は、大体これに飛びつくわけである。
 ここで免許をある意味買うわけだ。(正確には国家資格もお金で買うわけですが…)なぜなら、数週間で知識と技術が身につくわけないから。これは素人でも容易に想像できる。だから数週間のスクールに通う人は、最初から何かの肩書きが欲しいだけと考えられる。
 本当に患者さんの為を思うなら、しっかりと知識と技術を学ばなければならないと考えるのが普通であるからだ。

 ほとんどの患者さんは、国家資格と民間資格の違いなど知らないので、○○整体スクール卒業という免許証を見れば、大体は安心して、ちゃんと勉強した人だと思ってしまうのである。これは大きな間違いである。
 逆に、民間資格を運営する側としては手っ取り早く稼げるので、これほどオイシイ話はない。
 適当に教えて、何万~何十万、何百万という免許料を取れるからである。なぜテキトーかというと、スクールを開講するのにも何も国の基準がない、授業内容にも基準がないからである。お互いにウマイ話なのである。


 また、整体師という言葉はNHKのニュースでも使われて市民権を得てはいるが、正確には整体師という職業はない。ので自称となる。よく事件が起こると、自称○○となるが、これとまったく同じである。
 民間資格のマッサージ等としてやっていく場合、実は民間資格なしでも開業できる。
 ようは何も資格が要らないので、驚くべきことに学校に入らなければならないという絶対条件はない。
 よって、体のことを何も勉強しなくとも、今日から誰でも『自分は整体師、○○セラピスト、○○カイロプラクター等などと名乗ることができる』のである。
 アメリカなどでは考えられない野放し状態なのだ。
 アメリカでは、マッサージもエステも正規の資格が必要である。(州によって異なる)

 現状では、そういう方からマッサージ等を受けて、体についての相談にのってもらう可能性がある。そりゃ事故が増えて当然です。大人ならまだしも、近頃はベビーマッサージといって、赤ちゃんにマッサージをするスクールがあるようです。それが無資格者だったら…
(後述するように、本当は違法である。ただ現状ではよほどのことが無い限り捕まらない)


 手による技術(マッサージなど)は経験に左右されるので、国家資格者でも経験が浅い人は下手だし、民間資格者でも経験が多い人は上手。ただし、上手いからOKとはならない。自動車免許と同じようなもの。運転のレベルがどんなに上手くとも、正式な免許がなければ運転できない。免許とはそういうものである。

 さらに、知識なんかなくとも技術があればよい…という考えを持っている人もいるが、これは大きな間違い。マッサージ等に来る人の中には医学的知識を必要とする患者さんもかなりいる。『適当に揉んでおけばいいんだよ』『何でもかんでもボキボキ鳴らせばよい』という考えがあるから事故が多くなる。
 恥ずべきことに、国家資格者でもこのような考えの者がいる。医療の一翼を担っている自覚を持つべきである。

 知識という面からみると国家資格者は一定のレベルは保っている。なぜなら国家試験に受からないといけないから。そのレベルの知識はクリアしていると言える。が、民間資格者は学校が卒業を許可すればよいだけである。あまりに厳しくしたら生徒が入ってこない。よって基本誰でも卒業できる。
 知識という点において、その差は歴然としている。

柔道整復師、はり師、きゅう師、あんまマッサージ指圧師は職業分類されている

整体師は職業分類されていない、、、

エステティシャンは職業分類されている

リフレクソロジストは職業分類されている

上記の文は、投稿の文字数に制限があるため、削除した箇所もあります。原文はリンク先をクリックしてください。
 これをみると整体院という言葉が入っており、『整体師』という職業分類はされていないのにも関わらず、『整体』という言葉がいかに市民権を得ているかがわかります。

 ただし、反射区を刺激するのがリフレクソロジストであり、直接患部を刺激しないとありますね。つまり、足ツボマッサージなどのことを指し示していると思われます。
 現実は、直接患部をマッサージしている自称整体師が多いですね。これらはリフレクソロジストには当てはまりません。

米国医師免許とか厚生労働大臣認定とか一般社団法人とか書いてあるけど…

米国の医師免許だろうが、中国の医師免許だろうが、日本では医者として働けません。逮捕されます。これは大体どこの国でもそうで、働く国の免許を持たなければ無資格者となります。米国の免許で有名なのは、カイロプラクターが良く使う、DC(Doctor of Chiropractic)という称号ですが、これを持っていても日本においては無資格者と同類です。
 ので、いくら外国の免許を持っていようが、日本では無資格者となります。しかし、いわゆる先進国の医療関係の資格保持者は十分に教育を受けていることについては疑う余地はありません。あくまでも日本では無資格の扱いとなるということです。
 特にDC免許は、米国では医師免許になります。また、DO (Doctor of Osteopathy) も医師免許となります。(ただし正規の医師免許ではありません)
 ここについて指摘がありましたので、修正いたします。修正内容(DOはアメリカでは正式な医師免許で投薬、外科、内科、産科等の一般診療が出来る徒手医療の資格です)

 また、厚生労働大臣認定というものを書いてある整体の免許がありますが、よく見ると意味がちょっと違うことに気づきます。厚生労働省が認めた資格、、、ではなく、厚生労働省が認可した団体が発行している民間資格…というトンチみたいな意味になっています。
 つまり、資格を認可しているのではなく、団体を認可しているという意味です。その許可を得た団体の免許証という、ふざけた免許です。日本の整体関係の民間療法免許にはこの例が多い。
 正直、これにはだまされる人もいると思います。

 一般社団法人○○協会、NPO法人○○
 近頃よく目にする団体名です。いかにも信用性があります。けど、一般社団法人をつくることは…結構簡単です。
 いかにもちゃんとしている感じがありますが、名前に威圧されてはいけません。全て民間資格免許です。

でも、逮捕もされずに営業しているから、違法じゃないのでは??

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