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蜷川、亜門、新感線。演出家を魅了する舞台俳優『森田剛』の実力

森田剛さんの舞台作品についてまとめました。

更新日: 2019年03月19日

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chilo531さん

■ 「森田剛」といえば俳優というよりアイドルでは?

■受賞歴
菊田一夫演劇賞、文化庁芸術祭演劇部門大賞、テアトロ演劇賞、芸術選奨文部大臣賞、読売演劇大賞、松尾芸能賞、毎日芸術賞、朝日賞、朝日舞台芸術賞、紀伊國屋演劇賞個人賞など、多数の受賞がある。

蜷川「リサーチを掛けたわけ。ヒガシに「彼はどうなの?」って聞いたりしてさ(笑)。そしたら「あいつはいいです。すごくナイーブで、俳優としては抜群です」って。「それじゃあ」って仕事をしたら、思った通りすごく良かった。」

東山さんは2006年、2007年とドラマ『喰いタン』で森田さんと共演しています

■ 『血は立ったまま眠っている』

舞台は1960年の安保闘争を背景に、当時の若者の憤りや葛藤が描かれる。演じるのは、主役のテロリスト。

孤独の中、身を寄せ合い社会の変革を夢見る若きテロリストの良(森田)と灰男(窪塚)、灰男と恋に落ち、彼に影響を与えていく良の姉・夏美(寺島)。この3人に、チンピラや娼婦、床屋の父子などによる闇取引の騒動がからみ合い、物語は進行していく。










※2010年1月上演

蜷川「狙いを定めてオフォーを出したのは正解だった。ピュアで真面目で芯がしっかりしていて、せりふや声のコントロールもうまい」

灰皿が飛んでくることもなく大絶賛の蜷川さん

蜷川「森田君の武器は疎外感だね。世間との疎外感を体の中に持っていること。この現実社会の中に自分の居場所がない。あるフリをしても体が正直に「居場所がない」と言ってしまっている。それはすごく得難いキャラクターです。」

役者陣については、まず森田剛が評判通り、いい。動きもいいが、とりわけ声がいい。馬鹿がつくほど純粋で、青くて、ナイーヴで、愚かで、それ故の切なさが滲み出ている。

蜷川さんだけではなく、業界関係者からの評判も良かったようです

■ それを見た「宮本亜門」が次作をオファー『金閣寺』

宮本「森田さん…面白かった! 役者として、すごいという噂を聞いていたし、舞台も見ていたけど、いい役者だよね。芯があって、何か違うと思ったら全部意見言うし、すごい楽しかった」

宮本「彼には人にどう見られるかとか、人にどう見せたいかとか、そういうのがない。それは最も必要なことで、彼は本当に舞台で存在している」

原作は三島由紀夫の「金閣寺」

生来の吃音から疎外感に悩まされ育った主人公・溝口を森田が、下肢に障害を抱えながらも不敵に溝口を挑発する柏木を高岡が、そして溝口の寺の同朋・鶴川を大東が演じている。

初演2011年、再演2012年と2年連続で公演行い、
2011年7月にはニューヨークで開催された
「リンカーンセンター・フェスティバル」に招待され劇評ではその演出を高く評価された。






※2011年1月上演。2012年1月再演。

高岡「とにかく森田剛という役者の目の前にいるのは、本当にスリリングで、僕はそのためにやりたい。」

共演者からも高い評価を得ていました

■ 「俺の方が役者を大切にするから、次は俺とやろう」

蜷川「世の中の機嫌をとって、気に入られようと順応していく若者はたくさんいます。そっちのほうが楽だからね。でも森田君は、ある状況における疎外感を肉体レベルで持っていて、それが"10代の反抗"のように一時的なものでなく、いくつになっても失せないところが貴重なんだ。」

蜷川「森田剛くんってさぁ、テレビ見てるとなーんでドブネズミみたいな格好してるのかなぁと思って。あはは。ドブネズミ!でもそこが良いって!」

出典(「ボクらの時代」蜷川幸雄×東山紀之×生田斗真より)

北回帰線と南回帰線の狭間にある架空の町で、祖母と二人で暮らす内気な青年(森田)。町を牛耳っているのは強欲で好色な町の権力者(勝村)。彼の三人の娘は、それぞれに複雑な事情を抱え、やがて町を揺さぶる大事件に発展する―

実力派の共演者に囲まれたうえ、KERAバージョンと競作というところが見所のひとつ。蜷川バージョンで森田が演じている役は、KERAバージョンでは小出恵介が演じている。






※2013年1月上演

蜷川「KERAさんの方でその役をやるのは…小出か!こっちの勝ちだな(笑)。」森田「ええっ(笑)!?」

演じる前から森田さんへ絶対の信頼をよせています

ただ、一方で、蜷川さんバージョンの方に出演する森田剛くんが、某誌インタビューで語った気持ちも理解できる。「楽しさだけで舞台をやりたいなんて、生半可なこと言えない。できない恐れも常に潜んでいるから」。

しかし本人はいたって冷静です

トビーアスを演じた森田剛はナイーブさが全身から滲み出ていて素晴らしくリアルな人物造形をしている。

小説家の松井今朝子さんも褒めてくださっています

■ 実は初舞台は「劇団☆新感線」でした

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