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スカイマークが破たん危機?赤字とエアバス社A380問題のダブルパンチ[西久保愼一社長]

航空会社のスカイマークが航空機の生産会社であるエアバス社とトラブルで、経営悪化が懸念されています。LCCの競争激化で業績が厳しい上に、エアバス社とのA380のトラブルは、スカイマークが経営破たんするとまで言われるようになりました。

更新日: 2015年02月01日

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misukiruさん

民事再生法を申請したスカイマーク社

国内航空3位で経営不振が続く東証1部上場のスカイマークが自力での経営再建を断念し、民事再生法を申請する方針を固めた。

今後は支援の意向を表明している投資会社インテグラルから支援を受けながら事業再生に取り組んでいくとしている。

急激な円安によりドル建てでの航空機リース料の支払いが大きな負担となっていたこと、競争激化、燃料費の高止まりなどにより業績が悪化していたとしている。

スカイマークは2月4日に1回目の債権者説明会を開き、再生計画の策定に影響力を持つ大口債権者らとの協議を始める。

投資ファンドのインテグラル(東京・千代田)が当面の資金を融資する方針で、運航や燃油費などの支払いは継続する。

民事再生法の適用を申請した国内航空3位のスカイマークが、投資ファンド「インテグラル」(東京都千代田区)からつなぎ融資などで約90億円の資金支援を受ける方向

支援企業の候補となっているインテグラルについては「つなぎ融資も含めて、こんなにリスクまで負って助けたいと言ってくれた」と評価。

エアバスはスカイマーク筆頭株主の西久保氏が保有する約30%のスカイマーク株の一部または全部の放出を迫ったのかもしれない。

機材統一で得た効率経営を崩してまで進めた決断だったが、逆に首を絞めることになった。「革命児」は勝機を読み違えた、としか総括できない。

A380購入の大賭博

A380はエアバスの2階建て超大型旅客機。スカイマークは6機購入する契約をエアバスと結び、2014年10月から2019年12月まで順次納入される予定だった。

A380の購入費用も円安とともに上昇していった。当初は6機合計で1500億円台だったようだが、ハネ上がってしまった。

スカイマーク社の利益を考えると、A380の購入が賭博であった事が分かります。

2012年に大幅黒字でしたが、2014年に大幅赤字に転落。

2011年3月期~2012年3月期は2年連続で100億円を超える営業利益をたたき出し、営業利益率はそれぞれ約2割に迫った。

スカイマーク社

1996年11月に、当時のエイチ・アイ・エス社長である澤田秀雄らの出資により設立された。1998年に羽田 - 福岡線で運航を開始。

既存大手航空会社はスカイマーク便前後の自社便の割引運賃をスカイマークと同一水準へ値下げするという対抗策をとった結果、スカイマークは次第に搭乗率を下げ平均搭乗率が60%を切ることが多くなり赤字経営

スカイマークは収益性が高く「ドル箱」路線と呼ばれている羽田空港の発着枠を36便持っている。

2015年3月期の業績は過去最悪の136億円の最終赤字(前期は18億円の赤字)となる見通し。

業績が厳しいスカイマーク

他のLCCと競争が激化した事によって、スカイマークの経営環境が悪化しています。

2010年代以降に格安航空会社(LCC)の参入が相次ぎ、価格競争力が低下。競争激化で搭乗率も低迷

2014年7月31日には、格安航空会社同士の競争や円安による燃料費負担の増加の結果、4~6月期決算で55億円の営業損益ベースでの赤字を計上し、企業として経営を継続していけるかどうかについて「重要な疑義が生じている」と表明

売上高は前年同期より1・5%減の181億円だった。燃料費の高騰や格安航空会社(LCC)との運賃の競争激化などが理由だ。本業のもうけを示す営業利益も55億円の赤字となった。

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