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知らないと怖い【アスピリン喘息】喘息患者の注意点とは?

意外と知られていない、アスピリン喘息の知識。

更新日: 2014年08月04日

Exe_Master55さん

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喘息患者がロキソニンを飲めない理由が分からない。

先日、とあるクリニックに行き受診をしてきたのだが、医者から耳を疑う言葉が飛び出しました。
その言葉とは、私は現在喘息を患ってます。喘息の方なら「ロキソニン」を服用すると発作が出てしまうケースがあるという話を聞いた事はあると思う。

初診だった為、アレルギーを聞かれ、喘息と答えた後に、服用できない薬があるかを聞かれた為、
私は「ロキソニン」と答えました。
すると、医者が「なんでロキソニンはダメなの?」と聞き返して来ました。
私は、【しかし変な事を聞くな・・・】と思いながら、「飲むと、喘息の発作が出ちゃうんです」と答えました。
医者は「なんでだろうなー」と言ってました。

医者でも知らなかった【アスピリン喘息=鎮痛解熱剤過敏喘息】

アスピリン喘息とは、アスピリンだけではなく、種々の酸性非ステロイド性消炎鎮痛剤(non-steroidal anti-inflammatory drug:NSAID)により誘発される喘息のこと。

投与後10分前後から数時間以内に発症し、重症で、意識障害やショックなどを伴い、致死的なこともある。
しかし、気管支喘息の約90%の方々は、非ステロイド性消炎鎮痛剤を使用しても発作は起きません。
気管支喘息の診断がついた後、非ステロイド性消炎鎮痛剤を使用して、問題のなかった方は今まで同様に使用しても問題はない。

アスピリン喘息とは

アスピリンぜんそくとはアスピリンだけでなく解熱鎮痛薬全般に過敏な体質をもつ喘息のことをさします

アスピリン喘息とは、アスピリンだけでなく、ほとんどの解熱鎮痛薬で、息苦しさ(ぜんそく発作)や鼻症状がおきる過敏体質のことをさします。
ピリン、非ピリンに関わらず、またアスピリン、非アスピリンに関わらず、ほとんどの痛み止めや熱を下げる薬(解熱鎮痛薬)が原因となります。
生命の危険を伴うような強いぜんそく発作がでる可能性もあるため、ぜんそくの診断を受けておられる患者さんは、普段から解熱鎮痛薬の使用に際しては十分な注意が必要です。
前もって解熱鎮痛薬を使っていいかどうかを主治医や専門医に確認しておきましょう。
解熱鎮痛薬による過敏症状としては、ぜんそく発作や鼻炎症状だけでなく、腹痛、下痢、嘔吐、顔から首にかけての紅潮や眼結膜の充血を認めることがあります。

喘息死亡事故の概略

1994年末、NSAID投与により誘発された喘息で患者が死亡して、医療事故が福岡県下で2件発生したことが報道された。
被害にあった患者は、NSAIDが禁忌であるアスピリン喘息の患者と、慎重投与となっている喘息の患者であった。
使用薬剤は両者ともロキソプロフェンナトリウム(ロキソニン)であったが、これはとくに本剤が喘息を誘発しやすいというわけではなく、繁用薬なので偶然にも一致したと思われる。

いずれにしてもこの医療事故は、医療関係者が十分に問診を行い、医薬品の添付文書の使用の注意事項などに十分注意をしていれば、未然に防止できた事故である。

60歳、男性。
虫歯治療で歯科医を受診。問診に喘息であることを記載。
抜歯後、鎮痛薬としてロキソニンを投与される。
約1時間後に帰宅して喘息発作を起こし、意識消失。
間もなくして喘息による窒息で死亡。
この患者はアスピリン喘息であった。
歯科医は注意義務違反による過失責任を問われ、約2000万円の損害賠償が命じられた。

31歳、男性。
幼い頃から喘息の持病があり、定期的に受診していた。
発熱や下痢などの症状で、同じ病院で受診。
当直の研修医が「扁桃炎」と診断し、ロキソニンを処方(ロキソニンには扁桃炎の適応がない)。
帰宅して薬を服用したところ、呼吸困難が生じ、救急車で別の病院は運ばれ、17日後に気管支喘息で死亡。
カルテには「気管支喘息」であることは記載されており、病院側はミスを認め、損害賠償をする方針。

アスピリン喘息を誘発する薬名(バファリン、セデス、イブ、ロキソニン、ノーシン)

アスピリンを含む「熱冷まし」「痛み止め」の使用は「細心の注意」が必要です。

喘息患者さんの中で、バファリン、セデス、イブ、ロキソニン、ノーシンなどの「鎮痛解熱剤」を使用した時に、おおむね1時間以内に鼻水、鼻づまり、そして咳や「ゼーゼー」「ヒューヒュー」する息苦しさを自覚した場合には、アスピリン喘息が強く疑われます。

症状の現れ方

アスピリン(アセチルサリチル酸)などの非ステロイド性消炎鎮痛薬の投与により、アナフィラキシー様の症状(呼吸困難、血圧低下など)とともに、気管のれん縮が起こり、重い喘息発作から死に至ることもあります。

 非ステロイド性消炎鎮痛薬は、市販されている薬剤(セデス、ノーシン、バファリンなど)にも含まれているため、これをのんだあと、喘息発作が起きたかどうかが重要です。

 また、カレーやミントなどの香辛料、食品中の色素、添加物にも過敏性をもちます。過敏性をもたらす可能性があるものを表1に示します。

 喘息の患者さんで、鼻づまりと嗅覚障害(においが鈍い)の症状があれば、鼻茸の合併が考えられるのでアスピリン喘息を疑います。

ちょっと専門的になってしまうのですが、念のため貼り付けておきます。

冒頭にも記載させて頂きましたが、医者でさえ完璧ではありません。呼吸器科で受診しているのにです。
したがって、自分で自分の病気を十分に理解をする必要があるということです。

自分が喘息という事を認識している人が大半ですが、その喘息の中でもアスピリン喘息のような特徴をもつ物も存在するのです。
知っているつもりでは、命を落としかねません。
同居するご家族も喘息にはある程度の知識を要する事を認識してください。

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