1. まとめトップ

日本の歴史の影に藤原氏あり! 日本最高の貴族・藤原氏と日本の歴史

日本最高の貴族とも言われ、天皇に次ぐ地位に居続けた藤原氏。その藤原氏関わった日本の歴史的な事件についてまとめました。

更新日: 2016年09月22日

13 お気に入り 71996 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

3takuさん

◆藤原氏とは

藤原氏とは『源平藤橘』と言われる日本の名門貴族の一家で(源平藤橘とは源氏、平氏、藤原氏、橘氏の四家の頭文字をとったもの)、その中でも藤原氏の権威はとても高かったと言われています。

現在の日本には佐藤、伊藤、斎藤などの藤がつく苗字が多いですが、この藤は藤原氏を意味するものであり、日本人の祖先をたどれば、天皇家か藤原家に行く着くと言われているほど、藤原氏は日本の歴史において大きな影響力を持っています。

◆藤原氏が関わった歴史の大事件

以下に藤原氏が関わった日本の歴史における重大事件をまとめます。

・天照大神の岩戸隠れ

天照大神の岩戸隠れとは、古事記や日本初期に出てくる日本神話で、その中でもかなり神秘的な話です。
内容は、素戔嗚尊(スサノオ)という神が乱暴を働き、日本の最高神で太陽の化身である天照大神(アマテラス)が怒って岩穴に引きこもり出てこなくなったというもので、これに困った神々が天照大神が岩穴から出てくるように、ありとあらゆることを行います。

この中で藤原氏の氏神(先祖とされる神様)である天児屋命は、天照大神に祝詞を捧げる(称える言葉を献上する)という役目を果たします。

・乙巳の変、大化の改新

乙巳の変とは、次第に権力を掌握し、天皇をも脅かす存在となった蘇我氏(及びその長である蘇我入鹿)に対し行なったクーデターで、中大兄皇子(後の天智天皇)と中臣鎌足(後の藤原鎌足)を中心に行われました。
以降、天皇家と藤原家は深く結びつき、また鎌足の息子である藤原不比等の時代にこの関係は更に磐石のものとなり、藤原氏は政治の中枢に有り続けました。

読み:ふじわらのかまたり
生年月日:614年
没年月日:669年11月14日

旧名は中臣鎌足で、亡くなる前日に天智天皇より藤原性を賜った。

読み:ふじわらのふひと
生年月日:659年
没年月日:720年9月9日

中臣鎌足が藤原姓を賜って以降、中臣氏はみな藤原姓を名乗ったが、不比等の働きにより藤原姓は鎌足の直系のみが名乗ることとなり、以降の藤原氏はみな不比等の子孫である。

・摂関政治

摂関政治とは、摂政及び関白の地位の者が天皇の代理または補佐し、政治の実権を握ることです。
幼い天皇の代わりとなる者が摂政で、成人した天皇を補佐する者が関白となります。
摂政は元々皇族が務めていましたが、藤原良房が就任して以来、藤原氏が独占してこの地位に就くことになります。
こののち藤原氏は、幕末まで朝廷において天皇に次ぐ地位に有り続け、日本国の究極のNo.2として存在し続けました。

・本能寺の変

鎌倉幕府成立以降、政治の実権は武家が握ることとなり、朝廷側の人間である藤原氏の影響力は下がることになりますが、それでも朝廷という存在は重宝され続けました。
本能寺の変では、朝廷の権威をないがしろにする織田信長に対し、朝廷の重んじる家臣の明智光秀が謀反を起こしたとも言われています。
この事件の裏で朝廷側の権力を使い様々な画策をしていたと噂されるのが、近衛前久という藤原氏の最高権力者(藤氏長者)です。

この時期には、大きくなりすぎた藤原氏は分裂し、摂政・関白の地位は、近衛家、九条家、二条家、一条家、鷹司家の五家(五摂家)によって務められていました。
その中で近衛家は最も高い地位にありました。

読み:このえさきひさ
生年月日:1536年
没年月日:1612年6月7日

※近衛の性は便宜上のもので、本来の性は藤原である。

・太平洋戦争

明治維新で朝廷(公家)は解体されましたが、藤原氏の名門家は貴族としての地位を与えられ一定の権力を持ち続けていました。
そんな状況の中、太平洋戦争直前に首相に任命されたのが、貴族院の議長だった近衛家の当主・近衛文麿です。
彼はアメリカとの戦争を回避すべき尽力しましたが、それが実行されることはなく、戦争推進派が推す元陸軍大将の東条英機に首相の座を明け渡すこととなります。

戦後、近衛文麿はGHQに逮捕されることを拒否し服毒自殺しました。

読み:このえふみまろ
生年月日:1891年10月12日
没年月日:1945年12月16日

・55年体制の崩壊

1955年に日本民主党と自由党の保守政党が合同し自由民主党が結成、それ以降続いていた自民党政権が、1993年に崩壊し野党連合による非自民政権樹立されます。
その際に首相を任されたのが、日本新党という小さな政党を率いる近衛文麿の孫・細川護煕氏でした。

◆藤原氏現当主

近衛家の現当主は、近衛忠煇氏で国際赤十字連盟の会長を務められています。
忠煇氏は近衛文麿の孫で、細川護煕氏の弟となりますが、近衛家の養子となっています。

一条家の現当主は、一條實昭氏で弁護士をしています。

九条家の現当主は、九條道弘氏で平安神社の宮司を務められています。

二条家の現当主は、二条基敬氏でサラリーマンとして働いておられました。

鷹司家の現当主は、鷹司尚武氏で伊勢神宮の大宮司を務められています。

◆藤原家を祀る神社

奈良県にある春日大社は、藤原氏および藤原氏の氏神を祀る神社で、768年に創設されました。
春日神社は全国に1000社ほどあり、社数は全国10位となっています。

▼関連記事

※当記事は2014年8月14日に作成したものです。

1