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本当にその個別指導塾で大丈夫? 個別指導塾・塾選びガイドまとめ

世の中に個別指導塾って多いですよね。どこに行けばいいのかは本当に難しいです。ポイントは大きく分けて2つ。ひとつは塾が持つなんらかの専門性。もう一つは室長の能力です。塾業界に10年以上いた筆者が、秘密のノウハウをお教えします。

更新日: 2016年08月23日

hi_omiyaさん

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▼塾選びガイド

そもそも塾に行く目的はなんですか?

まずは目的をはっきりさせることが大切です。中学生の成績向上? 高校受験? 中学受験? 大学受験? 何らかの資格取得? その上で探す必要があります。

ちなみに「受験」を個別指導だけでやれるところはそうはなく、基本的には勉強が苦手な生徒に個別指導は向いています。

「元々勉強が苦手な指導者は、勉強ができない子の気持ちがわかる分、勉強ができる指導者よりも良い」とかいう"謎理論"が個別指導では幅を利かせていることがありますが、それって本当ですか?

間違っています。単に「勉強がきらい」というポーズをとっている指導者は人気が出易い傾向があるから、そういう話が出てくるだけです。クラスの序列として、ガリ勉よりもひょうきん者が人気が出易いという、あれです。だから本当は学力があるが、一種のスタンスとして勉強ばかりなんて…、という感じの指導者ならOKでしょう。実際には学力があるのだから。しかし本当に勉強が出来ない指導者はNGです。塾は当然、「勉強」を教えるところだからです。

ある科目を教える時に、「はじめの一歩」を当然教える時がありますが、その一歩って実は難しいのです。生徒の目的を可視化し、目的までの時間を逆算し、実力を正確に把握し、塾に来れる頻度を知り、性格を理解し、部活の有無を確認し、生活リズムに基づいた宿題を出し、それをこなす回数などを理解したうえで初めて、何が生徒の「はじめの一歩」なのかが可視化できます。

だからある科目の基礎(はじめの一歩)を指導できる指導者とは、終わり(ある科目を極めたという意味)が分かっていなければならない訳で、それが出来る指導者とは、少なくとも勉強が得意でない指導者であるはずがないのです。このことは知っておいてください。

目的が決まったら

仮に中学2年生の成績向上としましょう。苦手科目は英語。中2で英語が苦手なのは非常にまずいです。急いで体験授業を申し込まなければ……気持ちはわかりますがちょっと考えて見ましょう。

生徒は公立生ですか私立生ですか。公立生ならまあ体験して気に入った所で良いでしょうが、中学が私立校ならそうもいきませんよ。私立は指導要領を度外視した教材を使っていることが多いからです。やっていることは公立と同じ英語ですが、クラウンやホライズンの4、5倍もの単語数を有する教材(プログレスやトレジャーなど)が待ち受けています。「そこ」の個別でその生徒が見れますか? 学校での授業の進め方もろくに知らないのに。

要は個別指導といっても色々あるので違いを知っておくことが大切です!!

基本ポイント:
・値段が高い(1指導者に対して2人以下の生徒)
・値段が安い(1指導者に対して3人以上の生徒。ところで3人以上でやっている指導は果たして「個別指導」なのか?w)
・大学受験は基本個別だけでは無理
・首都圏・関西での中学受験は一部学校ならば個別だけで合格は可能。ただし出来ない(ノウハウの無い)個別塾も「受験可能です」とか言ってしまうケースがあるので注意
・高校受験は都道府県によって全く違う。体験授業必須。あわせて職員のリテラシー(近隣学校知識、その他受験の知識全般)を確認すべきです。

まずは体験授業を!

生徒の”お気に入り”指導者が必ずしも良い講師とは限りません。厳しい指導者が敬遠されるのは容易に想像がつきます。これがまた、なあなあになって全く成績が上がらないケースが多いんです(笑)

学生バイトが多い形態(これは指導者の入替が定期的に行われることを意味します)ですが、指導者が嫌なら言えば変えてくれるので、保護者は職員の知識や塾のシステムを確認しましょう。体験授業をやっていない所は論外。

次に大切なのは雰囲気です。これは室長やスタッフ、授業中の雰囲気を指します。
チェックポイントを挙げます。

良い塾・悪い個別塾の見分け方チェックポイント

まず個別指導塾は、運営会社の社員が室長として教室運営をしている「直営」と、オーナー募集をし、ノウハウや看板、知名度を生かしてフランチャイズとして教室運営を行う「加盟」の二種類に分かれます。一見大して変わらないように見えますが、結構違います。

直営教室

・基本的には運営会社が責任を負って運営しているケースが多く、指導者教育のインフラなどにおいてノウハウがしっかりしており、間違いが少ないのがこの形態。
ただし、
・「異動が多い」「勉強・経験不足」などの理由の為、社員(教室長)に近隣学校の知識が足りていない(例えば、埼玉の高校受験の場合、「北辰テスト」の色々なことをよく理解していない室長の場合、とんでもない面談になります)。
・塾経営上の問題の為、複数教室の”掛持ち”をしており、教室長が教室にいないこと多い場合がある。また人不足が日常になってしまっているグループ社員の場合、複数教室を兼任している場合も。余程の力量があれば捌けるだろうが、基本的に厳しい場合が多い。
・サラリーマン的に会社にぶら下がってやっている教室長の場合、モチベーションがひどく下がっていてもやれてしまうため、とんでもなく質が悪い場合がある。

FC(フランチャイズ)教室

・自身の意思で塾に応募し始めているため、オーナーの熱意が非常に高いケースが多く、ノウハウ含め、下手な直営の個別指導教室よりもしっかりやっているところもあるので、FCだからと言ってダメとも言えない。
・脱サラの対象として、単にイニシャルコストと利益率のみに注目し運営している場合は、学校や学習の事を全く分かっていないケースもあり注意が必要(自身が受験などで勉強した経験以上の知識を殆ど持っていない)。※のれんわけの場合は問題ない。
・FC運営本部が「塾は机さえあれば出来るため、コストも掛からないな。上手くやれば儲かるぞ!」程度の理由で新規参入してきている場合(結構多い)、教育や理念よりもマネタイズを優先するため、数字にはうるさいが、FCオーナー側に肝心の最新学校知識や、教務に必要なノウハウを全くフィードバックしない(と言うより単にできない)。結果、教室自体の質が極めて低いことがある。

値段だけで決めてはいけない

授業料が非常に安いところがあります。企業努力によるものでしょうか?
広告宣伝費を抑えて授業料に反映させているのは素晴らしいと思います。でもおそらくはもっと重要な理由があるはずです。値段にはいつだって理由があります。
以下に授業料が安くなっているであろう理由と、ポイントを上げます。
【価格が安い理由】
0、企業努力(笑)素晴らしい!ただし、塾のコストの大半は地代と人件費ですから、大手も小規模も条件はそんなに変わりません。
1、指導者1人で3人以上の生徒を見ている。
2、授業時間が短い。
3、立地が悪い。教室が狭い。
4、指導者のクオリティ(指導力や学歴)が低いため時給が安く済んでいる。

指導者1人で見れる生徒は2人までと考えるべき

指導者1人、生徒2人(1:2という)が個別指導の最大人数と考えましょう。生徒3人、4人、またはそれ以上にすれば「塾」の利益率が向上しますが(塾の最大のコストは人件費)、授業効率は大幅に低下します。
授業料も安く出来るため、悪くないと思われる向きもあるかもしれませんが、それならばカリキュラムのしっかりしている集団のほうが全然マシです。1:3以上は、コミュ力のある子以外は不適当で、個別に期待するような授業は難しいです。

体験授業は必須で、他の子の授業中にしてもらうのが鉄則。

完全に他の生徒がいない状態で体験授業を実施する場合もありますが、体験授業を受ける際には必ずほかの生徒も受講している状態で行うべきです。なぜなら入塾前にどんな高邁な理屈を述べていても、実際の授業中にいつもの様子が露呈するためです。そういった時間帯に行くことで、教室長の教室内支配力がはっきりとわかります。

意外に教室内の問題をしっかりと取り締まれない教室長は存在します。一部の生徒が好き勝手に騒いでいたり、指導者が携帯を隙あらばいじっているような教室で、生徒は勉強をしっかりできますか?

自習スペースを必ず確認する

生徒は自習スペースで本当に自習をしていましたか。社交場と化していませんでしたか。

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hi_omiyaさん

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