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世界各国で相次いで起債される「100年債」 100年後の未来はどうなるか?

日本の国債発行高は多額になっており、償還を不安視する声も聞こえきます。そんな中、「100年債」という100年後に償還期限を迎える国債を発行すべきという議論も巻き起こっています。過去にはイギリスが「永久債」という償還期限が永久に到来せず、利子のみ払い続ける国債を発行していた時期もあります。

更新日: 2017年02月03日

blueskyhighさん

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国債とは何か?

国家が発行する公債である。

国債が“bond”(これは保証の意味を含む)であるのに対し、公債は“debt”(借金、債務)である

日本国債(にほんこくさい、Japanese Government Bond、JGB)は、日本国政府が発行する国債(国家の公債)である。「国債ニ関スル法律」(明治39年法律第34号)に基づいて発行されており、正式名称は「国庫債券」。法律上の名称は単なる「国債」だが、実務上「日本国債」または「JGB」ともいう。

国(日本国)の運営に必要な資金を集めるために発行される。証券が発行されるもの(国債証券)と発行されないもの(登録国債及び振替国債)がある。

国債は発行時に償還期限と利率が定められており、購入者はこれに応じた利息を受け取ることができる。償還期限を迎えると、元金である国債の発行時の金額(額面額、または額面価格という)が支払われる。

国家への融資であることから比較的安全な投資であるとされる。国債は他の債券同様に発行された後でも市場で売買できるため、価格は常に変動している。国債価格とその裏返しとしての国債金利(長期金利)は世界情勢や、国債を発行している国の社会動向、経済状態を反映するため、政治的にも非常に重要な要素である。

現在の日本の国債は、償還期限が40年のものが最長である。

永久債とは?

満期を持たない債券である。永久債は発行体が存続する限り永久に利子を支払うかわりに、買い戻す必要は無い。そのため株主資本と類似するが、あくまで債券であるので負債として扱われる。キャッシュ・フローは一種の永代所有権のようになる。

永久債の一例としてはイギリス政府によって発行されるコンソル公債がある。

イギリスは過去に「コンソル公債」という永久債を発行していたことがある。

永久債とは、毎年きちんと利払いは行われるものの、いつ元本が償還されるかは決められていない国債。未来永劫償還がなされることはないかもしれない。但し、政府が国債を償還した方が有利だと判断したときには元本の償還が行われる。

元本の返済が行われなくても、その国債が市場で額面価格とほぼ同じ価格で売却することが可能であれば、そうした国債を保有しても特に不利になることはない

例えば期間10年の国債は、10年後には元本を償還してもらえるものの、その代り利払いを受ける権利は10年間に限られているのです。一方、永久債の場合には、永久に元本の償還を受けれないかもしれないが、その代り永久に利払いを受ける

仮に10年物国債が満期を迎えた場合、再度同じような10年物国債に切り替え、そのような行為を何度も繰り返すのであれば、結局、元本の償還は特別な意味を持たず、ただ毎年利払いを受けることができるというだけの話になり、結局、永久債を保有しているのと同じことになる

イギリスが永久債と100年債の発行を検討

現在、英国が発行している最も期間の長い債券は50年。

英国が最後に永久債を発行したのは第1次世界大戦の際で、それ以前は18世紀の「南海バブル」当時にさかのぼる。

かつて、イギリスは、永久に償還しない国債(永久債)を発行していた。

永久に償還しない代わりに、利子を永久に支払い続けるものである。

従って、償還期限を迎えると、新たに国債を買い替える金融機関などにとっては、逆に好都合だったりする。

英政府は100年債と永久債の発行を検討している。財務省筋が13日明らかにした。現在の低金利環境を生かし、将来の利払い負担を軽減することが目的という。

かつて「永久債」を発行していたイギリスですが、ここに来て、再び、「永久債」と「100年債」の発行を検討しているようです。

メキシコが償還期限100年のソブリン債を発行

メキシコ財務省は、償還期限を2110年とする超長期国債を発行したと発表。 発行額は10億ドル。
同省によると、国が100年債を発行するのは1996年の中国に続き2例目で、中南米では初めてという。
同国政府は今回の国債発行で、今月償還期限を迎えるサムライ債をはじめ、再来年までの対外債務の償還に必要な資金を工面できたとしている。

メキシコは2010年に、償還期限が2110年の100年債を発行している。

今から100年前というと1910年です。
1910年にある国の国債やある企業の社債を買って今年償還だとして無事に元本が返ってきたでしょうか。
メキシコ国債の場合は、発行体の国の信用と通貨の信用がポイントです。メキシコが100年後に無事に健在でもドルの価値が崩壊していれば元本の実質価値が大きく毀損されます。一方、ドルが無事でもメキシコ政府が倒れていれば元本が返ってきません。また、100年間もの期間で金利固定ですので、金利上昇時のインパクトは10年債の比ではありません。

100年後の世界を正確に予測することは難しい。場合によっては、発行した国家が消滅している可能性も0ではない。

巻き起こる「100年債」ブーム

100年後に元本が返ってくる債券に、あなたなら投資するだろうか。

 「YES」という投資家が増えている。

ここにきて世界的な100年債ブームが到来している。口火を切ったのは米東部に路線網を広げる鉄道大手のノーフォーク・サザン。8月下旬に償還期限を2105年とする社債を年6%の利率で発行した。続いて、オランダの大手金融グループ、ラボバンクも年5.8%で100年債を発行した。

国債ではないが、民間企業の社債でも償還期限が100年というものが登場している。

100年債ブームは、1990年代の米国でも1度起きている。当時は、ウォルト・ディズニー、コカ・コーラやフォード・モーターなど米国を代表する企業やハーバード大学など50近い発行体が100年債を相次ぎ発行した。

日本も「100年債」の発行を検討?

その概要は、「10年もしくは15年は転売できないところの、相続税も贈与税もかからない無利子の100年国債」により、「累積している国債」を毎年借り替えるということ。

日本の場合、「利子」が0円の100年債を検討しているようです。その代わり、「相続税」が0円となるもので、富裕層の相続税回避に使われる可能性があります。

現在でも年間100兆円ほどの借換え債が発行されているが、これを無利子の百年国債で借り替えれば、スムーズに行けば6年で、永くとも10年ほどで現在の600兆円ほどの政府の普通国債は、無利子の国債となるから、この利払いは不要となる。

富裕層に相続税回避目的で、「無利子の代わりに相続税0円の100年債」を購入させることにより、国債の利払いを減少させようという考え方のようです。

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