1. まとめトップ

【安楽死・自殺幇助】スイスへの自殺旅行者611人に!安楽死とペントバルビタールナトリウムを考える

自殺幇助を認める国として、安楽死目的でスイスへの渡航者が5年で611人になる。鎮痛麻酔薬・ペントバルビタールナトリウムが投与され安楽死した事例に「死ぬ権利を訴える団体」が関係と報じられています。安楽死のための自殺幇助を認めるスイスには、自殺旅行者の国籍31カ国のうちドイツと英国からの旅行者が多い。

更新日: 2016年06月04日

tbizさん

  • このまとめをはてなブックマークに追加
75 お気に入り 329943 view
お気に入り追加

■安楽死目的のスイス渡航者が5年で611人に!

英国、ドイツからの自殺旅行者が多く5年で31カ国合わせて611人に上るそうです。

写真は、スイスの高原

安楽死目的でスイスを訪れた「自殺旅行者」が2008~12年の5年間で611人に上るそうだ。

安楽死が目的でスイスを訪れた外国人が、2009─12年の4年間で倍増したことが、「医療倫理ジャーナル」誌に掲載された調査で明らかになった。

平均年齢は69歳だった。半数近くがドイツ、20%が英国から渡航。上位10カ国にはフランスとイタリアからの渡航が含まれ、この2カ国は特に増加が目立っているという。

自殺志願者の約半数については、まひ、運動ニューロン疾患、パーキンソン病、多発性硬化症など神経性の疾病が自殺の要因となっていた。

不治の病と変わらない状態になって苦しむ人が安楽死を望んだ場合、周りの人間はどう対応すべきかなどというのは難しい問題です。

イギリスの名指揮者であるエドワード・ダウンズ夫妻が2009年に夫婦揃って夫婦円満にディグニタスの自殺幇助によってこの世を去ったあたりから日本で認知度があがって知られるようになったのではないかと思われる。

■何故、スイスに? 自殺幇助が違法となる国&ならない国の違い

死ぬ権利を訴える団体が手助けを行うことで、スイスへ自殺志願者が渡航する。自殺幇助を営利目的で行うことは厳しく禁止されている。

スイスでは医師の間の倫理規定はあっても、幇助(ほうじょ)自殺の具体的な条件を定めた法律は存在しない。

ドイツでは自殺幇助は倫理的に認められておらず、意識を失っていく患者に対して医師が何もしなければ、罪に問われる可能性もある。

英国、アイルランド、フランスでは自殺幇助が違法とされているが、裁判に持ち込まれたケースもある。

ヨーロッパでも安楽死に関しての考え方や法整備は様々。スイスで自殺幇助に対する法律の規定がないという事実については、今回初めて知り個人的にも驚いています。

ドイツでは自殺のほう助が禁止されているため、スイスに「死のツーリズム」が生まれた。その発展を食い止めようと、チューリヒ市民はずいぶん前からスイス全国で有効な連邦法の発効を求めている。しかし、クリストフ・ブロッハー司法相は現行の法律で十分だと主張している。

外国人でも70万円の費用で「安楽死」できるツアーがあります。スイスは自殺幇助が合法であり重度の病気のため安楽死を希望する人が増えている。

末期患者などが近親者や医師の訴追を回避するため、安楽死目的で外国を訪れる例が出ている。

末期患者になって安楽死を求める場合も、周りの人間に「迷惑がかからないように。。」と考えている方の話を聞くと胸が痛くなります。自分のことで精一杯で、なかなかそこまで考えられないような気もします。

自殺幇助機関 ディグニタス(Dignitas) 死ぬ権利を訴える団体

ディグニタス(Dignitas)とは、末期症状や重度の身体疾患・精神疾患者に対し、有資格者の医師と看護師の援助を受けて自殺を幇助するスイスの団体である。その他、精神科医が作成した詳細な診療録をスイス裁判所が確認し対象者の自殺が健全な判断であると認められた場合、対象者への自殺幇助を提供している。元弁護士のルドウィッグ・ミネリ(Ludwig A. Minelli)が運営している。

自殺幇助機関である「エグジット (Exit)」または「ディグニタス(Dignitas)」に登録すれば、不治の病の末期で耐え難い苦痛を伴う場合など、苦しまずに自死することができる仕組みになっています。約7万人の会員がいる「エグジット」はスイス在住者のみ登録ができ、かかる費用は年会費だけでUSD27(約3千円)。「ディグニタス」は外国人も登録することができ、入会金と諸費用を合わせて安楽死には約USD7,000(約70万円)が必要です。同機関には世界60ヵ国から5500人が登録しています。

スイスの刑法では、個人に自殺の意思がない場合の死亡ほう助、金銭を受け取るなどの私利私欲に基 づく行為を厳しく制限している。その観点からは、 自殺ほう助クリニックが営利目的で運営されているとは言い難い。しかし、5900ユーロが高額であることに変わりはなく、ディグニタスの門を叩くドイツ人もそれだけの金銭的な余裕のある者に限られ る。

残念ながらディグダニスは健康な人・精神病・精神的な問題を抱える人々のための自殺幇助をできる環境にありません。スイスでの法的・医学的には、彼らに自殺幇助する場を与えることに肯定的ではありません。

誰に対しても自殺幇助してくれるわけではない。

■安楽死に使われたペントバルビタールナトリウムとは?

動物の安楽死のために使用されていつ。アメリカで死刑囚に投与された時には物議を醸した。

安楽死では4人を除く全員が鎮静麻酔薬のペントバルビタールナトリウムを投与され、大半にスイスの死ぬ権利を訴える団体がかかわっていた。

死ぬ権利を訴える団体が関与。英国では死ぬ権利を訴える6団体が、スイスへの渡航を手助けしている。

アメリカ合衆国では、動物を安楽死させる際の麻酔薬としても用いられる。2010年には、本来、チオペンタールが用いられる人間の死刑執行において、代替薬として死刑囚に投与され物議を醸した

制吐薬を服用後約1時間後に、致死量の粉末状ペントバルビタールを1杯の水又は果実飲料に溶かしたものを飲む。ペントバルビタールの過剰摂取は中枢神経系の活動を弱め、摂取者は5分以内に眠りにつく。次第に呼吸がより浅くなり昏睡状態へと移行し、30分以内に呼吸が停止し死に至る。

▽即効性があり、安価、導入が容易であり、苦しまずに死を迎えられる。
▼静脈内投与が最適な方法であり、熟練した作業者が必要である。
動物の安楽死の場合のメリット・デメリットですが概ね人間にも当てはまると思います。

安楽死サービスを選択する Michèle Causseさん

フランス人 理論家・翻訳家・作家(1936-2010)
骨疾患に悩み、assisted suicide organizationの協力により死を選択 享年74歳

1 2





お役に立てるように頑張ります。