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あの『沖ノ鳥島』が実はかなり重要だった

日本の最南端『沖ノ鳥島』。南鳥島と間違えやすいですが、そちらは最東端。この沖ノ鳥島は様々な意味でかなり重要だったんです。

更新日: 2014年11月02日

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radiconさん

沖ノ鳥島

沖ノ鳥島(おきのとりしま)は、東京都小笠原村に属する、太平洋上に浮かぶ日本最南端の島(サンゴ礁)である。満潮時には東小島(ひがしこじま)、北小島(きたこじま)と呼ばれる2つの小島を除いて海面下に水没するが、干潮時には環礁の大部分が海面上に姿を現す。

場所はこのあたりにあります。

サンゴ礁は、東西4.5km、南北1.7km。東小島、北小島とも周囲のコンクリート(消波ブロックを含む)は直径50m

コンクリートで守られた沖ノ鳥島

なぜ重要なの?

沖ノ鳥島は、我が国の国土全体の面積(約38万平方キロ)を上回る約40万平方キロもの排他的経済水域をもつきわめて重要な島

排他的経済水域とは、水産資源および鉱物資源などの非生物資源の探査と開発に関する権利を得られる領域のこと。排他的経済水域を持つ国は、その水域内にある生物や鉱物などの資源を調査、開発、保存する権利をもつことができる。

日本の国土より広いなんて驚きです。

この排他的経済水域、水産資源・鉱物資源がなければあまり重要ではないですが、どうやら資源が眠っているようです。

沖ノ鳥島近海は、レアメタル(希少金属)などの資源が眠る「宝の島」として注目されていた。採掘に成功すれば1000億円を超える利益を生むとの試算があるほか、日本の排他的経済水域(EEZ)を認めない中国を牽制(けんせい)する狙いもあり、政府が国家プロジェクトとして調査・開発を急いでいた。

国交省などによると、周辺の海底には「マンガンクラスト」と呼ばれるアスファルト状の地質が存在する。マンガンクラストには、リチウムイオン電池などに使われるコバルトや、ニッケル、白金などの金属が多く含まれるとみられている。

どうやらプラチナもあるようです。

しかし問題も・・・

このまま温暖化が進むと、早ければ今世紀半ばには、沖ノ鳥島は水没して島の定義を失ってしまう可能性が高い。

そのため、サンゴ礁を再生しようとする取り組みが行われています。

環礁の島々を作る堆積物を調べると、サンゴ、有孔虫、その他(貝殻や石灰藻)がおよそ1:1:1の割合で含まれている。

生物の生産、運搬、堆積をうまく制御してやれば、数年で島をつくることは十分可能である。

実は『島』としても危うい

ちなみに「島」の定義とは下記の通りです。

水に囲まれていて高潮時にも水面上にある自然に形成された陸地を島と定義する

海洋法に関する国際連合条約(国連海洋法条約)の第121条第1項によって、自然にできた陸地が「島」であるとされています。

しかし同条約の第121条第3項では、次のことも規定されています。

第121条第3項 人間の居住又は独自の経済的生活を維持することのできない岩は、排他的経済水域又は大陸棚を有しない。

沖ノ鳥島が『島』なのか『岩』なのかによって、権利の面で大きく違ってきます。これが中国との領海問題に発展しています。

日本政府としては、岩というのが定義されておらず、沖ノ鳥島は島であるから第121条第3項は適用されない、と言います。
さらに、今、日本政府は、「人間の居住又は独自の経済的生活を維持することのできる岩」なら、もし沖ノ鳥島が岩であっても、問題ないということで、港湾を整備しようとしたりしてます。

法律の解釈の問題です。たしかに『岩』がどういうものかは定義されていないんです。

中国側は、沖ノ鳥島は「島」ではなく「岩」であり、日本の領土とは認めるが、排他的経済水域は設定出来ないと主張。

その中国は、他の場所で岩を島だと主張しているからややこしい。

中国は、日本の沖ノ鳥島は「岩」でありEEZは認められないと主張しているが、ジョンソン南礁はこれと類似しており矛盾が指摘されている

ちなみにジョンソン南礁は満潮時に沈んでしまうようです。

ちゃんとした日本の領土。しっかり理解して守っていきたいですね。

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