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【実録:マルチ商法とは】アムウェイの本社でガッチリ勧誘されてみた!!

皆さんは「連鎖販売取引」をご存じでしょうか?そう、いわゆるマルチ商法と呼ばれる販売システムのことです。マルチ商法については「なんかアヤシイ」というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。そこで今回、連鎖販売取引の草分け的存在である日本アムウェイの本社で本気の勧誘を受けてみることにしました。

更新日: 2014年09月05日

RJ206_jpさん

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そもそもマルチ商法ってなんだ?

ざっくり簡単に言えば、口コミだけで商品を広げていく仕組みで、その口コミの対価として報酬を得ることができるようなシステムです。ふつうは、自分の口コミで入会した会員数と、その会員の売上額に応じて、自分にボーナス報酬が返ってくるようになっています。

さらに、自分が誘った会員が別の人に声をかけて会員にさせると、その勧誘された会員(自分が直接勧誘していない会員)の売上も自分の売上としてカウントすることができます。

このようにして、会員のネットワークを築くことに対して対価が支払われる(報酬がもらえる)ビジネスモデルです。

ダイレクトセリング、コミュニケーションビジネス、ネットワークビジネス、などと呼ばれることもあるようです。

このまとめでは、「連鎖販売取引=マルチ商法」として進めさせてもらいます。

マルチ商法(マルチしょうほう、multi-level marketing)は、世間一般的な概念としては連鎖販売取引あるいはそれに類似した販売形態の通称である。

実際「マルチ商法」という用語は法律用語等ではなく様々な定義が存在するが、その中で使われている代表的な用法をいくつか示す。
 ①連鎖販売取引のこと(通常、この定義で用いる。消費生活センターもこの定義を採用)
 ②連鎖販売取引と、それに類似したものの総称
 ③連鎖販売取引のうち商品を再販売するもの。
 ④連鎖販売取引とそれに類似商法のうち悪質なもの
マルチ商法は、無限連鎖講(いわゆる、ねずみ講)と組織の拡大方法で類似点が多いが、ねずみ講が金品配当組織であるのに対して、連鎖販売取引を含むマルチ商法は商品の販売組織(役務の提案も含む)である点で区別される。

出典/Wikipedia:マルチ商法

マルチ商法って違法でしょ?

いえいえ、違法ではありません。「特定商取引に関する法律」で厳しい規制がかかってはいますが、ビジネスの手法自体は完全に合法です。(今のところは。規制強化や違法化する要望も出ているようですので、これから先はわかりません)

勘違いされやすいのは「無限連鎖講」いわゆる「ねずみ講」とごっちゃになってしまっているケースが多いからでしょうか。こちらは「無限連鎖講の防止に関する法律」に規定されていて完全に違法です。

ざっくり相違点を比較すると、モノやサービスの移動が伴い、かつ永続的に会員全員が報酬を受けとることができる仕組みがマルチ商法で、金品配当のみで、かつ会員全員が報酬を得ることが不可能な仕組みがねずみ講です。

参考:無限連鎖講(ねずみ講)
無限連鎖講(むげんれんさこう)とは、金品を払う参加者が無限に増加するという前提において、二人以上の倍率で増加する下位会員から徴収した金品を、上位会員に分配することで、その上位会員が自らが払った金品を上回る配当を受けることを目的とした団体のことである。

出典/Wikipedia:無限連鎖講

合法ならいいじゃん

そんなこともないようです。ちょっとググっただけでも、程度の差はあれ被害を受けた(少なくとも本人は被害を受けたと感じている)という事例がたくさん出てきます。被害の多くは、強引な勧誘や脱会が許されない状況に精神的苦痛を受けたり無駄なお金を使ってしまった、最初に聞いてた話と全然違うダマされた、というものです。

マルチ商法がこういった犯罪行為の温床になっているのであれば、いくら合法といえど良いものとは言えないですね。

いよいよ本編突入!日本アムウェイ本社に行ってきた

適法性があるからOKなのか、それとも被害にあった方々がいうような違法性のある行為が日常的に行われているのか。ネットでいくら調べても結論はでない。このまま真相は闇に埋もれてしまうのか、と思っていた矢先、なんと「アムウェイの会員にならない?」と知人から誘われ、しかも「興味があるなら本社に行って話を聞こうよ」と、大変ありがたいオファーをもらいました。

こんな面白い話、行くしかないでしょう!ということで、さっそくアポをとってアムウェイ本社に行ってきました。

渋谷東急ハンズより代々木方面にむかったところ、NHKホールのちょっと手前にあります。

写真でも分かりますが、とても大きくて立派なビルです。外観はガラスを多く使ってあり先進的な雰囲気です。内部の設計は完全アムウェイ仕様になっていて、大講堂や大中小、様々なミーティングルームなどがあるそうです。

不動産には詳しくないので全くのあてずっぽうですが、すごくよいお値段がしたんではないでしょうか。良いものを口コミだけで広げるんだったら、こんな立派なビルは必要ない気がしますが、そんなこともないんでしょうか。

おしゃれで清潔、商品も高級感があり雰囲気は国際空港にある免税店のイメージ。

写真では分かりづらいですが、面談の待ち合わせっぽい方々やショッピングを楽しむ方々など、来館者がそうとうたくさんいます。

ショップスペースより先は、アムウェイ会員、もしくは、会員の同伴がないと入ることができないルールです。

写真では見えませんが、同伴者は入館カードに連絡先の記入をする必要があります。

いよいよ面談開始です!

カフェスペース兼ミーティングスペースへ案内され、待つこと5分。今回、私にアムウェイの素晴らしさをおしえてくれる会員の方が現れました。

まずは、がっちりと握手からはじまりお互いに自己紹介。聞けば太郎さん(仮称)は私と同い年で、もう10年も前からアムウェイ会員として頑張っているそうです。

アムウェイって、どんな会社なのか?

はじめに、太郎さんはアムウェイという会社がどんな会社なのかを説明してくれました。

「まず、この会社が怪しいかどうかは、もう、一目瞭然ですよね。このビルを見てもらえばわかると思うのであえて今日はふれません。」

そして、いわく、

◆日本アムウェイの年間売上は1,200億円、経常利益が260億円(経常利益率21.7%)そして、これだけ利益があるにも関わらず、社員はたったの500名(売上2.4億円/人)

◆現在は無借金経営で帝国データバンク等、信用調査会社の信用格付けはベストレート

◆おおもとのアムウェイコーポレーション(アメリカ)は、設立から50年全世界での売上が1.2兆円でこちらも無借金経営。

◆日本アムウェイは設立30年で、現在の会員数はおよそ70万人

◆アムウェイコーポレーションの会長は、全米商工会議所の会頭を務めている

この会社は歴史も長く、規模も大きく怪しいことは何もない、ということをおしえてくれました。

アムウェイの商品と販売戦略

次に、アムウェイ商品のすごさと独自の販売戦略について教えてくれました。

簡単にまとめると、

◆アムウェイの基本的な考え方
製品の全て(例えば、洗剤なら中身だけでなくボトルやキャップも)を自社で製造し、広告をうたず直接顧客に販売することで流通にかかるコストを最小限に抑え高利益を得る。

◆アムウェイ商品の価格の内訳
価格の30%は原価、40%はアムウェイの利益、残りの30%は販売促進費である。この原価率30%というのは他社と比較し非常に高い。だから良い商品を作ることができる。他社は広告費や無駄な流通経費が多いため、商品そのものにお金をかけることができない。

◆販売戦略
戦略の基本は会員の口コミ。そして、この口コミを誘発するために考えられたのが会員への報奨金制度。会員がアムウェイの商品を売れば売るほどたくさんの報酬がもらえる仕組みを作った。これは、広告料のように先出しの費用ではなく、売上に応じて費用が発生するので会社としてはリスクがなく効率的で、会員にとっても品質の高い商品を紹介するだけで報酬がもらえる、お互いにプラスになる仕組みである。


たしかに流通経費の削減は、様々な業界で積極的に進められています。問屋や仲介業者を介さずに自社で一貫して流通を手掛けるというのは、イオンやセブンアンドアイ、ユニクロなどの超有名企業がこぞって取り入れている経営戦略です。また、口コミを使った販売促進の手法はバイラルマーケティングといわれ、インターネット通販業界ではあまりにも有名な手法です。これを50年も前から、しかも、口コミ発生の多寡に応じて報酬を支払うという独自の手法で進めてきたアムウェイ経営陣の先見の明には脱帽です。

会員の役割とそれに対する報酬

太郎さんは、アムウェイ会員が報酬を得る、すなわち何が会員のビジネスになるのかをズバッと簡潔に教えてくれました。

「一緒に働くパートナーを探す、これがアムウェイ会員のビジネスです。会員はアムウェイの顧客であると同時に、一緒にアムウェイを広げていくパートナーなんです。」

「アムウェイの会員になるということは、起業するということ。起業してビジネスを起こす。すなわち個人事業主になるということです。」

「会員になる資格は20歳以上(ただし、学生はNG)で、年会費3,600円を支払うこと。たった3,600円で起業できる。世の中に、こんなにリスクがなく起業できて、しかも自分の頑張りだけでお金持ちになれる仕組みって他にないですよね?」

「イメージはセブンイレブンやローソンのコンビニのフランチャイズオーナーと同じ。ブランドのしっかりした商品を仕入れそれを販売することで利益を得る。売れば売っただけ自分のお給料が増える、これが個人事業主になって起業する醍醐味です。」

「アムウェイ会員は社員ではないので、誰の上司でもなく、誰の部下でもない、自分の努力と才覚が直接成果に結びつくビジネスで、まさに個人事業主として起業するのと等しいんです。」

簡単にまとめると会員の仕事と報酬ゲットの仕組みはこんな感じ

◆会員はアムウェイ商品を購入し、会員以外に転売することができる

◆転売だけでなく、新たな会員の募集・勧誘ができ、それに対して報酬がもらえる

◆これを一個人、単独の事業者として誰の指図もうけず自らのビジネスとして営むことができる

ようするに、会員は社員ではなくアムウェイからは独立した事業主で、商品の転売と会員の募集・勧誘活動をしてその成果に応じた報酬を得るという仕組みのようです。しかし「起業」「個人事業主」というのをかなり強調されていたのは何故なんでしょうか。太郎さんくらいの野心家になると、サラリーマンくそくらえ、起業こそ己が生きる道!みたいな人生観があるんでしょうかね。

報酬ゲットの詳しい仕組み

そしていよいよ、太郎さんは核心部分に迫ります。

◆まず、会員報酬の原資は商品価格の内訳で説明した30%の販促プール金であり、けっして、無理に捻出するわけではないので、間違いなく永続的に続く報酬制度である。

◆会員は商品購入額に応じたポイント(PVという単位)を付与される。イメージはTポイントやマイレージと同じ。アムウェイでは、商品によって異なるが購入額の約77%PVがもらえる。

◆この獲得PV数は、自分が付与された分だけでなく、自分が勧誘した会員、自分が勧誘した会員が勧誘した会員、そのまた下の会員という具合に、自分が勧誘したことがきっかけでアムウェイに加入した会員のPVを全て合算することができる。

◆月間の獲得PV数に応じて、以下の規準に準じたキャッシュバックを受けられる。(但し、キャッシュバック=手取りの報酬金額ではないので注意)
 
<獲得PV別のキャッシュバック率>
 
 0PV~3万PV未満 ⇒0%
 3万PV~9万PV未満 ⇒3%
 9万PV~18万PV未満 ⇒6%
 18万PV~36万PV未満 ⇒9%
 36万PV~60万PV未満 ⇒12%
 60万PV~100万PV未満 ⇒15%
 100万PV~150万PV未満 ⇒18%
 150万PV以上 ⇒21%


◆このルールに基づき各会員がキャッシュバック額を計算し【自分の総合計PVから算出したキャッシュバック額から、自分が直接勧誘した会員がもらえるキャッシュバック金額をマイナスした金額】が、自分の手取り報酬金額になる。

<図説> ※Aさんを始まりに、矢印方向の順番で勧誘してそれぞれが会員になった
 
   Aさん
    ↓   
   Bさん→→→
    ↓    ↓ 
   Cさん  Eさん→→→ 
    ↓    ↓    ↓
   Dさん  Fさん  Gさん 

 ① 各自がそれぞれ3万PV獲得したとき(合算前)のそれぞれの【合算獲得PV】

   Aさん
  (21万PV)
    ↓   
   Bさん
  (18万PV)
    ↓ →→→
    ↓    ↓ 
   Cさん  Eさん 
  (6万PV) (9万PV)
    ↓    ↓→→→→
    ↓    ↓    ↓
   Dさん  Fさん  Gさん
  (3万PV)(3万PV)(3万PV)
 
 ② ①の場合の各自の【キャッシュバック金額】

   Aさん
  (18,900円)
    ↓   
   Bさん
  (16,200円)
    ↓ →→→
    ↓    ↓ 
   Cさん  Eさん 
  (1,800円) (5,400円)
    ↓    ↓→→→→
    ↓    ↓    ↓
   Dさん  Fさん  Gさん
  (900円)(900円)(900円) 

 ③ ①・②の場合の各自の【手取り報酬金額】

   Aさん
  (2,700円)
    ↓   
   Bさん
  (9,000円)
    ↓ →→→
    ↓    ↓ 
   Cさん  Eさん 
  (900円) (3,600円)
    ↓    ↓→→→→
    ↓    ↓    ↓
   Dさん  Fさん  Gさん
  (900円)(900円)(900円) 

※この例のように、勧誘した人数が多く、かつ、直接勧誘した人数の多い人がより多くの報酬を得る仕組みになっている。
※どうやら、商品の転売利益ではなく勧誘報酬がメインになっているようだ。

勧誘して報酬を稼げ!

ここから報酬獲得のクライマックスになっていきます。

◆自分の獲得PVが150万PV以上になると、自分を含めた会員全体は一つの独立グループになる

◆自分の会員グループの中から独立グループが発生すると、このグループに関わる獲得PVは自分には加算されなくなる。

◆但し、この独立グループ全体の売上金の4%が、セカンドボーナスとしてアムウェイ本部から自分に支払われる。

<図説>

   Aさん
    ↓   
   Bさん
    ↓ 
   Cさん→→→
    ↓    ↓
   Dさん   ↓
         ↓
  -------↓-------
        Eさん→→→
         ↓    ↓
        Fさん  Gさん 
       (75万PV)(75万PV)
 
※Eを含めたグループの会員は独立グループとなり、A、B、CのPVに加算されなくなる。ただし、独立グループを持つCは、Eグループ売上の4%が第2の報酬として支払われる

※この第2の報酬(セカンドボーナス)は、直下に独立グループがいる人のみに支払われる。この図でいうと、A、BはEグループの売上に対して4%もらうことはできない)

◆自分の直下にこの独立グループを3つ持つと「エメラルドDD」という称号を与えらえる。この「エメラルドDD」会員の年収は、およそ1,000万円程度になる。

◆独立グループが6つになると「ダイヤモンドDD」となり、年収は2,000万円クラスになる。

◆グループ9つで年収3,000万円、とランクが上がるごとに年収が約+1,000万円になっていく。

すごいです、このシステムはすごすぎます。良い商品を広めて購入者が増えるだけで、こんなに年収が増えるなんてまるで夢のようです。しかし、アムウェイのPV付与は月単位計算で、1ヶ月経つとまたゼロからスタートだったはず。はたして毎月こんなにPVを稼ぐことができるのでしょうか?

大丈夫、アムウェイの商品はここが違う!

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ビールと肉がしぬほど好き。自分の興味あることをまとめてみます。

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