1. まとめトップ

この記事は私がまとめました

mototchenさん

国語の教師以外の人なら誰しもが抱く疑問

学校での作文について考えてみよう。 学校での作文は一体何のために書いているのだろうか。 宿題、義務というので書いていることはあるが、それ以上の目的は存在するのだろうか。 本を読んで、その感想文を書いて、先生に「自分はどう感じたかを伝えたい」と 本当に思う人っているのだろうか。いたら変な人ではないだろうか

夏休みの宿題「読書感想文」とは、いったい「何」で、どのように書いたらよいのか? ow.ly/jIhW304uy6g

世界のライテイング

日本の作文の歴史

実用文から思想教育のために…作文教育の問題点

一、書牘作文の時代

明治五年(一八七二)学制が頒布され、その時に初めて公布された小学教則では、綴字(カナヅカヒ)・習字(テナラヒ)・単語読方(コトパノヨミカタ)・会話読方(コトバヅカビ)・読本読方・文法・書牘(シヨトク)の七分科に分けられていた。書牘というのは手紙であって、私用文・公用文・設題私用文・設題公用文などに分けられていて、いずれも手紙・受取・証文等日常生活に用いる実用文の類で、その他願書・届書の類におよんでいた。要するに実用のための作文が教授されていた

二、文範作文から綴り方へ

三、言文一致の国民運動

四、綴り方の内的展開
1 文学的綴り方
2 科学的綴り方
3 生活綴り方

戦前においては、修身科を通しての生活指導観と、生活綴り方教育を通しての生活指導観があった。
生活綴り方教育は、大正初期に提唱され、大正デモクラシーとともに広がった。太郎良によれば、1910年代末から1940年代において、児童を読者対象とする各種の綴方学習雑誌が月刊で発行されている。生活上の心得にとどまるものもあるが、1910年代から芦田恵之助らによって主張されたこの綴り方観には、生活教育を目的とし、かつ、児童をとりまく社会にも目を向けさせようとする主張があった。田上新吾著書『生命の綴り方教授』(目黒書店1921年)では、この書物の中で初めて「生活指導」という用語が初めて使われたとされる
生活綴方教育実践とは、子どもに自己の生活をありのままに文章表現することを促して、文章表現指導と並行して、自己の生活の見方、考え方、感じ方、行動の仕方を指導して、生き方の探求を促す指導をすることである

綴り方で論争が生じたのは 1913 年の芦田恵之助の「隋意選題方式」の提唱によるものであった。「隋意選題方式」は児童が自由に課題を取材し、子ども自身の言葉で書いていくものであり、友納友次郎の「練習目的論」の課題方式と正面から対立した。「隋意選題方式」では、綴り方は実用ではなく、「人格修養」を目的とし、教師は「児童の心を涵養すべし」とされた。
「子供らしい」「ありのままの真実を綴る」作文が鈴木三重吉により提唱され、鈴木が創刊した雑誌『赤い鳥』に多くの投稿が集まった(増田 1998 年 4 頁、渡邉雅子2007 年、590頁)。

作文教育に対する疑問

問題Ⅰ.社会生活において必要とされる文章能力がいかなるものかという議論がない

問題Ⅱ.作文教育は、小学校、中学校、高校、大学の各段階で必要ではないか

問題Ⅲ.小学校から大学までの作文教育には一貫した思想が必要ではないか

問題Ⅳ.作文が言語技術教育のための手段であるとすれば、もっと言語技術を教育するための技術が論議されて良いのではないか。

英語教育でも…

岡倉がいう「英語の教師」とは「英語」を通して言語意識を強化し、「國語」によって「日本精神」を「覚醒」させた「国民」の「育成」をする「國語の教師」のことなのである。これはイングリッシュ「英語」という「実用スキル」を伝授する「英語教授」ではないことは一目瞭然である。

 このように岡倉が言及する「國語」の「標準化」の目的とは「国民国家」の統一と強化のことに他ならない。統一され強化された「國語」意識をもって「日本精神」を陶冶した「国民」の育成が「英語教育」の「目的と價値」である。これはイ・ヨンスクのいう「国語」という思想の本質とピタリと一致する。つまり,「英語教育」の思想とはもう一つの「「国語」という思想」であったのである

The cultural politics of "English language education" in modern and postmodern Japan
小林 敏宏
音在 謙介
人文・自然・人間科学研究 (21), 23-51, 2009-03
拓殖大学人文科学研究所

ではライティングはどうなの

作文(ライティング)を知的訓練と位置付け,認知能力を活かした作文の指導法を提唱するものである。 最初に,日本における作文教育とアメリカにおける作文教育を比較し,スキルとしての作文教育の不足により日本人学生の書くものに「感想文」的色彩が強いことを指摘した。更に,アメリカの認知能力を活かしたライティングモデルの分析を通じて,ライティングにおいては「問いかけ」が重要である事に注目し,それに基づいた指導を行いながら,問いかけの有効性を試すケース・スタディを行った。その結果, 問いかけを導き出すInvention Worksheetを活用した場合のライティングでは,それをしなかった場合と比べて,内容が濃く,かつ論理的にも緻密な文章が書けていることが証明された

従来の研究を概観すると,リーディングとライティングの関係を探る研究には,主に構造,内的過程,運用,社会的要素の4つの前提が存在すると思われる。両技能は構造を共有しているという前提に立てば,語彙や文法といった要素が両技能間で転移という形で生じ,内的過程を前提にすれば,それぞれの処理をどのようにすれば自動化あるいは効率的に行えるかについて議論が行われる。
また運用が前提にあれば,一方の技能における活動が他方の技能を向上させる(例えばライティング活動を取り入れることによってリーディングにおけるリコールが向上する)と考えられる。最後に近年においては社会的要素にも注目が集まりつつある。この前提に基づけばリーディングとライティングは社会的状況に埋め込まれた行為であり,両者を切り離すことはできない

国語で作者の気持ちを調べる理由

1 2