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奇才の推理小説家「森博嗣」。TVドラマ化も決定した作品の全シリーズまとめ

日本を代表する推理小説家「森博嗣」。テレビドラマ化が決定された代表作「すべてがFになる」を筆頭に、累計1300万部を超えるベストセラー作家である。これから有名になっていくその前にチェックしておきましょう!

更新日: 2014年10月02日

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47xxさん

日本の小説家、工学博士。元名古屋大学助教授。ローマ字表記はMORI Hiroshi。妻はイラストレータのささきすばる。

1995年の夏休みに処女作『冷たい密室と博士たち』を約一週間で執筆。原稿募集が始まったメフィストに投稿し、編集部から次作の要望を受ける。第4作『すべてがFになる』の完成後、メフィスト編集部がメフィスト賞の誕生を発表。『すべてがFになる』が第1回メフィスト受賞作となる。

1996年4月のデビュー作『すべてがFになる』刊行時には第5作目までが刊行予定とされていた。それ以降も大学で勤務しながらハイペースで作品を発表し、一躍人気作家となる。当初の著者プロフィールでは「国立N大学助教授」や「某国立大学の工学部助教授」としていたが、2005年に大学を退職した後は「作家」や「工学博士」などに変更している。

同時期にデビューした作家に京極夏彦がいる。
京極夏彦と哲学者の土屋賢二らとは旅行にいくほどの仲であるらしい。

デビュー後から驚異的なペースで刊行を続けている。特に文庫化され始めたデビュー3年目以降は年に10作品以上が刊行される状態であり、2004年には毎月1冊以上刊行して合計27冊、2006年にも合計26冊を記録した(文庫落ちを含む)。これはかなりのハイペースである。
デビューから10年ほど過ぎた頃から、趣味に使う時間を増やすため刊行ペースを落としたが、文庫を含むと年に10冊を超えることが多い。

また、日本語タイトルに先んじて考えるという英語タイトルは、その著作を本質的に表しているものになっている。一方で「スカイ・クロラ」や「奥様はネットワーカ」のように、英語のタイトルも同じになっている作品もある。実際推理小説ではタイトルのみを先に決めて、それに合わせて後から内容やトリックを考えることが多いという(本人が明らかにしているものとしては「すべてがFになる」「封印再度 Who Inside」など)

デビュー当初から執筆活動を「対価を得るためのビジネス」というスタンスをとっており、いずれ執筆をやめる、とまで宣言していた。2008年12月には、ブログの更新も終了。今後一切の取材、講演会などを引き受けず、ファン・メールへの返信もやめ表舞台から姿を消すこと、予定している15作品(長編小説のみで)の出版を残すのみであることを発表した。

以降は当初の目的である「ビジネスとして」ではなく「趣味としての」小説に切り替える一方で、趣味である「欠伸軽便鉄道」に関しては積極的にレポートの更新や動画投稿、専門誌への寄稿を継続してる。

前述した15作品の予定に無かった作品も執筆しており、予定はあくまで予定にすぎないことが明らかになっている。

累計で1300万部を超えるベストセラー作家ではあるが、デビュー時のメフィスト賞以外には文学賞を受賞しておらず、本人も賞に執着が無い旨をブログやエッセイで表明している。

2013年5月現在、全ての小説が絶版になっておらず、特にS&Mシリーズの文庫版はカバーをリニューアルして継続販売されている。

S&Mシリーズ

第1回メフィスト賞を受賞したデビュー作『すべてがFになる』から始まる一連のシリーズ。シリーズ名は主人公である犀川創平と西之園萌絵のファーストネームのイニシャル、「S」と「M」に由来する。大まかな話の流れとしては、西之園萌絵が事件を持ち出し(あるいは巻き込まれ)、犀川創平がやむを得ず解決するという構成。

理系ミステリィと称されるように、ガジェットやトリックに工学などの理系分野を中心として構成されている。一方で、登場人物同士が抱く心理状態、思考形態の表現は時として抽象的、哲学的な形をとる。生命工学・情報工学・認知科学などといった分野にも触れられており、従来の推理小説とは一見異なった雰囲気を持っている。

当初は『封印再度』までの5連作を予定していたが、編集部の意向により当初は4作目に予定されていた『すべてがFになる』が1作目へと変更されたため、シリーズ全体を再構成し、後の5連作を新たに執筆したという経緯がある。シリーズとしては『有限と微小のパン』で完結するものの、他シリーズ(特にGシリーズ、四季シリーズ)との繋がりも多く、内容が前後することが多い。

作品一覧

すべてがFになる The Perfect Insider
冷たい密室と博士たち Doctors in Isolated Room
笑わない数学者 Mathematical Goodbye
詩的私的ジャック Jack the Poetical Private
封印再度 Who Inside
幻惑の死と使途 Illusion Acts Like Magic
夏のレプリカ Replaceable Summer
今はもうない Switch Back
数奇にして模型 Numerical Models
有限と微小のパン The Perfect Outsider

すべてがFになる

もともとはシリーズ第4作として構想された。
浅田寅ヲ作画による漫画化、KIDによるゲーム化もなされている。2014年10月からは実写テレビドラマ化される予定。

犀川研究室の旅行で、愛知県にある妃真加島(ひまかじま・架空)に向かった犀川創平と研究室の面々。犀川の恩師の娘である西之園萌絵も研究室の正式なメンバーではないが参加していた。妃真加島にはその所有者である真賀田家が設立した真賀田研究所があり、実は萌絵は研究所と多少の関わりがあったのだ。

真賀田研究所には優秀な研究者が集い、(世間の常識からは少し外れているが)彼らなりの論理・生活形態とそれを許容する環境の下で精力的に研究を進めている。その頂点に君臨するのが、真賀田四季博士。彼女は現存する最高の天才で、名実ともに研究所の活動の中心人物であった。そしてまた彼女は過去犯した殺人によっても有名人物であり、研究所の一画に隔離されている存在でもあった。
萌絵の提案で研究所を訪れた犀川と萌絵の前に、不可思議な死体が姿を現す。更に続いて起こる殺人事件。2人は研究所で起きた事件の謎にとらわれていく。

テレビドラマ化

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