1. まとめトップ

オタクとサブカルの境界を越えるクロスオーバー・電波ソングの潮流

"オタク"と"サブカル"の境界が薄くなったため、いろいろな文化が混ざり、両方をクロスオーバーするような面白い音楽が生まれているというまとめ

更新日: 2014年08月29日

10 お気に入り 13995 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

takeshi0406さん

オタクとサブカルの境界が消えつつある?

ある程度年齢を経た方(20代後半以上?)は、いわゆる"オタク"と"サブカル"は違う文化圏であるという認識があるかもしれません。ところが若い世代では、どの文化がどちらのものといった意識が希薄だと感じることが多いです。

この前、とあるオタクイベントの打ち上げで、完全にオタク畑のアーティストの方が、「オタクとしてサブカルを盛り上げていきたい」と仰ってました。あー、なるほどね、となったわけです。その方は僕より、10歳以上は若く、いまはそんな時代なんだなと納得させられました。もうオタクとサブカルの棲み分けってないんですね。

近年のサブカル論争がオタクvsサブカル論争ではなくオタクvs非オタ(か一般人寄りのオタク)論争に様変わりしているの、完全に言葉が変わった時代になった観がある

そんな中、オタクとサブカルの境界が曖昧になったことにより、様々な文化の影響を受け、両方をクロスオーバーするような面白い音楽が生まれてきている…というのがこのまとめのテーマです。何人かのアーティストをピックアップしつつ紹介していきます。

上坂すみれのコラボがヤバすぎる

オタクとサブカルのクロスオーバーといえば、声優・上坂すみれさんが外せないでしょう。彼女ははかなりの音楽ファンであり、彼女の音楽活動にはオタク、サブカル両方のヤバいミュージシャンが集まっています。

例えばアニメ『げんしけん二代目』主題歌「げんし、女子は、たいようだった。」は"元祖アキバ系女王"の異名を持つ桃井はるこさんが作詞作曲を担当しています。

TLがオタクvsサブカル論争絡みのツイートで埋まる中、♪オタクもサブカルも関係ない~ とすみぺ嬢が歌う「げんし、女子は、たいようだった」が流れていたわけですが(^^; #agqr #ladygo #何のことでしょう

この曲の「ヲタもサブカルもどっちだっていいじゃない」という歌詞は、げんしけんの作中のセリフだそうですが、彼女自身を象徴する言葉でもあると思います。

───筋肉少女帯や桃井はるこさんの他に、どんな音楽を聞かれてるんですか?

上坂:最近は幅広いですね。中学生の時にハマったのは、筋少の他に、電気(グルーヴ)とかYMOとか。戸川純さんは高校入ってからですね。あと中森明菜さんとかですね。各テクノ歌謡のアイドルさん達の曲って名曲が多いじゃないですか。特に高見知佳さんが好きです。あ、渡辺典子さんも好きですねー! 角川三人娘の一人で、80年代の映画も大好きなんです。

1stシングル「七つの海よりキミの海」は彼女自身の趣味をごちゃ混ぜにしたような楽曲です。ニューウェイヴが時折アニソンやメタルやロシア民謡に変化するような(?)曲。

神前暁と高田龍一が手がけるトラックは上坂自身も敬愛する戸川純のユニット、ゲルニカのようにめまぐるしくジャンルを変化させ、畑亜貴による歌詞は「今日も海はどんぶらこ 波チャプれ背びれパンパンパン」「むろみ~! やめて~!」と中毒性抜群。

また、『パララックス・ビュー』は大槻ケンヂさん&特撮(バンド)のメンバーNARASAKIさんが制作した楽曲です。アニメ『鬼灯の冷徹』のEDテーマ曲でもあります。

テレビアニメ『鬼灯の冷徹』ED「パララックス・ビュー」 上坂すみれ歌、大槻ケンヂ作詞、NARASAKI作曲 SADESPER RECORD (NARASAKI+WATCHMAN)編曲 になります。ジャパコア進化系ファストポップ!!!

同じく『鬼灯の冷徹』の楽曲で、ピーチ・マキ名義で歌う「キャラメル桃ジャム120%」。

TVアニメ「鬼灯の冷徹」BD&DVD第4巻CD地獄ver.は、ピーチ・マキの地獄デビューシングル「キャラメル桃ジャム120%」CDが封入。100%とか200%とかタイトル間違えてるツイートを見ますが、“120%”です。 #鬼灯の冷徹 pic.twitter.com/0hecZgYuPa

でんぱ組.incの受容のされ方について

名前に「電波ソング」を冠するアイドルでんぱ組.inc。5人組だった時期はPCゲーム『トロピカルKISS』やOVA『Baby Princess 3Dぱらだいす0』などの萌え萌え~な楽曲を歌ってましたが、現在は「W.W.D」のような、彼女たち自身をテーマにした曲も歌っています。

歌詞の内容もシリアスで、曲の端々にピコピコな萌えソングっぽさは無いとはいえませんが、脳天気な電波ソングの雰囲気はこの曲にありません。

でんぱ組.incはアーバンギャルドと対バンライブしてたし、最近はむしろサブカルな人のほうに受け入れられている気がします。彼らもピコピコしてますが、サブカル要素を詰め込んだようなアーティストで、どっぷりオタク文化だった人にはウケが良くない気がします。

SNSでの「自撮り」をテーマにした楽曲です。"裏アカ"や"リストカット"など不穏な単語も飛び出します。

ちなみにオタク(電波ソング)な人がSNSをテーマにした楽曲を作るとこうなります。ねこみりんさんの「先天性エゴサ依存症候群」。

愛称は「ねこみー」。MOSAIC.WAVを師と仰いでおり、電波ソングの作曲で知られる。インストも可愛らしいテクノポップ系の作品が主体だが、時折ハードな曲調の楽曲も制作する。電波ソングBMSにおける第一人者であり、コスプレイヤーとして活動していることでも有名である。

話が飛んでいってしまいました。でんぱ組の話に戻って、彼女らは面白い受容のされ方をしていると思います。実は私は最近の「W.W.D」のような雰囲気に違和感を感じていますが、「でんぱれーどJAPAN」のような電波ソング+メロディックパンク(?)な曲に新しい可能性を感じます。

あと「サクラあっぱれーしょん」もめっちゃかっこいい曲ですね。記号的な「日本」の要素を取り入れた上で、ところどころ電波ソングの雰囲気も感じます。

僕がアイドルについて何か書くことはなさそうだけど、Youtubeの関連動画に出てきたこれ、好きです。日本/アジアという記号のこういう消化の仕方、面白いと思う。高野政所さんにリミックスしてほしい。でんぱ組.inc サクラあっぱれーしょん youtube.com/watch?v=NypVvG…

高野政所さんはインドネシア発祥のダンスミュージック"ファンコット( http://dic.nicovideo.jp/a/funkot )"を日本に紹介した人です。

1 2 3 4