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タバコの火を押し付け、顔に落書き・・・ひどすぎる盲導犬へのいたずらの実態

さいたま市で起きた、盲導犬のオスカーが何者かに刺されてケガをした事件から、盲導犬がさまざまな被害にあっている事実が明らかになってきました。

更新日: 2016年05月26日

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mima2さん

フォークで刺されたオスカー

埼玉県で7月、全盲の男性が連れていた盲導犬が電車内か駅周辺で何者かに刺されケガをしていたことが27日、分かった。訓練された盲導犬のため刺されても鳴き声を我慢したとみられ犯行場所は未特定。

事件は7月28日に起きた。さいたま市の男性が職場に向かうためラブラドルレトリバー「オスカー」(雄9歳)を連れて自宅を出発、JR浦和駅から電車に乗り東川口駅で下車。職場に到着後、同僚がオスカーのケガに気付いた。先端が鋭くとがったもので腰の辺りを2、3カ所刺されていた。盲導犬はパートナーに危険を伝える際などを除き無駄な声を上げないよう訓練されており、オスカーは痛みをこらえ吠えなかったとみられる。

服に傷がなかったことから、何かに引っ掛けた“事故”ではなく、何者かがわざわざ服をめくってつけた傷であることは明白だった(同日届け出た警察も事件性を認めている)。

被害男性は「聴覚にはまだまだ自信があるが、まったく気づかなかった」と言う。犬は比較的痛みに強い動物だ。加えて、アイメイトとして訓練を受けてきたオスカーは、人に対する攻撃性を持たない。全てのアイメイト/盲導犬がそうだということではないが、吠えることはおろか声を上げることもめったにないという。

法的には"器物破損"

残念なことに犯人は捕まっていません。そして犯人が捕まったとしても、現在の法律では「器物損壊罪」としてしか、罪に問うことは出来ないようです。

動物愛護団体役員の佐藤徳寿さんは、こう語る。
「どこに怒りをぶつけていいのか、本当に悔しいです。刑法上は『物』かもしれないが、盲導犬はペットとは違い、ユーザーさんの体の一部です。早急に法を変えて傷害罪と同等の罪に問えるようにしてほしい」

"顔に落書き"など他にもさまざまな被害

左隣の人がパールの頭を何度も触っている気配を感じた。抵抗しないよう訓練されている盲導犬。栗田さんは「犬は仕事中なんで、やめてもらえますか」と言ったが、反応はなかった。
 いたずらを知ったのは地下鉄を降りた後、立ち寄ったデパートだった。店員がパールの目と鼻の下に書かれた黒いマジックの線を消してくれた。
 地下鉄、天神の雑踏。パールの顔に気付いた人はいたかもしれないが誰も声を掛けてくれなかった。「悔しい。車内で直接、注意するのは勇気がいる。でも、せめて私に教えてくれたら…」

県内でもたばこの火を押しつけたり、傘でつついたりする嫌がらせが過去に数件あったという。

タバコの火を押し付けられたという話は「珍しくない」と、使用者や関係者は口を揃える。

被害男性自身も「しっぽを踏まれる、わざと蹴られるのは日常茶飯事」と訴える。

盲導犬に対する悪質ないたずらは初めてではないという。最近10年間でも顔を蹴られたり、歩行中にしっぽを引っ張られたりしたなどのいたずらが数件報告されている。

盲導犬はペットではない

盲導犬は「犬」ではありますが、ユーザーにとっては大事な「パートナー」なのです。それをユーザーが見えないことを良いことに、気づかないでいるのを楽しんでいると言うことは、障害者虐待とも言えることです。

平成14年10月から「身体障害者補助犬法」が施行されました。平成15年10月からは、飲食店やスーパー、コンビニ、ホテル、デパートなど不特定多数が利用する場所では受け入れを義務付けられ、身体障害者補助犬の同伴を拒否することができなくなりました。

レストランなどで「店内に犬を入れないで欲しい」というクレームがあった場合は、盲導犬はパートナーであり、法律でも同伴の受け入れが義務になったことを店員や周囲の人に伝えましょう。

知っておきたい盲導犬との関わり方

盲導犬がハーネス(胴輪)をつけているときは、仕事中です。いくら可愛くても、決して触ったり、呼びかけたり、口笛を吹いたり、食べ物を与えたりしないで下さい。触られたり呼び寄せたりすることで、犬は注意力が散漫になり、本来の仕事が出来なくなってしまいます。

ハーネスはユーザーと盲導犬とのコミュニケーションのための道具です。ユーザーはその微妙な動きを頼りに歩いていますので、絶対に触れないでください。

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