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「ツースリー」はもう古い!ストライク、ボールのカウント

野球のボールカウントの順番について調べてみました。

更新日: 2014年09月03日

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yhk_namaさん

▼はじめに

野球のボールカウント。
 プロ野球中継全盛期に少年期を過ごした自分にとっては、ストライク→ボールが慣れ親しんだ順番でしたが、気がつくとメジャーリーグと同じ、ボール→ストライクの順番に変わっていました。

▼ボールカウントについて

ボールカウントとは、野球の試合における投手と打者との勝負に対する判定(ボール・ストライク)の記録。

ストライク(strike)とは、動詞で「打つ」の意で、球審は打者に"Strike!"(打て!)と宣告。ベースボール草創期は"Good ball,strike!"(良い球だ、打て!)と宣告していた。

ボールとは、「アンフェアボール (unfair balls)」の「アンフェア」という部分が省略されたもので、「打つ」スポーツであるベースボールにおいて、「打てない」(不正な)投球という意味合い。

▼ボールカウントの順番

ボールカウントは、ストライク→ボールの順の「SBO方式」と、ボール→ストライクの順の「BSO方式」の2種類がある。
 日本では長らくSBO方式が採られていたが、アメリカをはじめ、世界的にはBSO方式が一般的だった。

<SBO方式>  <BSO方式>
S ○○    B ○○○
B ○○○   S ○○
O ○○    O ○○
※ストライク(S)は黄、ボール(B)は緑、アウト(O)は赤。

▼なぜSBO方式だったか

なぜ日本がSBO方式だったかについては、ルールブックなどでボールカウントのコールの順番に触れているものはなく、こうした理由をはっきりと示す文献や資料もないそう。

ある野球雑誌の編集部も、「カウントが逆である理由は、諸説あるんですが、結論から言うと、わかっていません」とのこと。

「米国人は狩猟民族だから、攻撃側の立場でボールを優先する。逆に日本人は農耕民族だから、守りの立場でストライクを先に言う」といった説や、「戦争中、敵性言語ということで、英語が禁止され、ストライクを『良し』、ボールを『ダメ』というようになったので、『良し』が優先された」という説。

「日本では『投手有利なゲーム』になり、投手にとって有利な『S(ストライク)』からカウントされるようになった一方で、メジャーリーグだけでなく、ベースボールはもともと『打者中心』のゲームだったため、打者にとって有利な『B(ボール)』からカウントされるのが当然だった」という説。

メジャーリーグでも昔はSBOの野球場があったとのことで、
「当初はメジャーリーグでもSBOとBSOが混在していたのだと思う。そんな中で、日本に伝えた人が、たまたまSBO派だったのではないか。だから日本の野球界はSBOが根付いていった。一方、メジャーリーグの方はBSOで統一されていった。こう考えるのが、一番素直な解釈になるのではないか」という説など、色々ある模様。

▼BSO方式への変更

高校野球は1997年の選抜大会から、プロ野球は2010年のオープン戦から、審判のコールをBSO方式に変更。
 その理由を、日本野球機構の審判部長は「プロでも徹底してやっていこうとなった。国際大会にプロが出場する機会が増えたため」としている。

なお、テレビ中継でのBSO方式の採用は、表示板の改修工事などの事情もあったようで、高校野球・プロ野球ともに2011年から。

▼ということで

今では、フルカウントは「スリーボール・ツーストライク」とコールされます。
 おじさん達には「ツースリー」の響きの方がピンと来るのですが、そのうち若い子達には通用しなくなるのでしょうね。

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