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山菜と毒草を間違え死亡・・・野草イヌサフランが危ない

男性がギョウジャニンニクとイヌサフランを間違えて食べ、食中毒で死亡した事件がありました。イヌサフランは日本でも自生する上、美しい花を咲かせるためにガーデニングでも人気の植物です。ここでは、イヌサフランの毒性、有用性、そして他の植物との見分け方をご紹介いたします。

更新日: 2014年09月14日

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koshiancoさん

ギョウジャニンニクと見分けがつかない!?有毒植物イヌサフラン

イヌサフラン科。
ヨーロッパ中南部から北アフリカ原産。
名前に「サフラン」と付き見た目も良く似ているが、アヤメ科のサフランとは全く別の植物であり、花・茎・根すべてが猛毒。

実を2g食べただけで、死に至る

全体が毒性であるが、実に毒が多い。
実を2g食べれば、3~6時間後に死が訪れる

イヌサフランを誤食した男性が昏倒し、翌朝死亡・・・

県は9日、御殿場保健所管内(御殿場市、小山町)に住む70歳代の男性が、ユリ科の有毒植物「イヌサフラン」を食べて食中毒症状を訴えた末に死亡したと発表した。

イヌサフランは山菜のギョウジャニンニクと葉の大きさや形が似ていて、男性は医師に対し、「ギョウジャニンニクと間違えた」と話していた。

ご冥福をお祈りします。

このような悲しい事故を今後絶対引き起こしてはなりません。

毒のある野草「イヌサフラン」のつぼみを煮物にして食べた。その後、男性は胃の痛みや吐き気を訴えて入院し、医師の治療を受けていたが、9日死亡した。

ギョウジャニンニクとイヌサフランは似ている

生育速度が遅く、生育期間が5年から7年と非常に長いことから、希少な山菜とされ高値で取引される傾向にある。
このため、ギョウジャニンニクを目当てに山菜狩りを行う人も少なくない。

毒性は先述したとおり。
夏に出芽し、秋に花が咲く。
晩秋からも葉が生育し、冬も越す。
春になると根に栄養を貯め、梅雨手前になると休眠する。

空気栽培でも生育が可能。

イヌサフラン。

見分けられましたか?

Q1.イヌサフランとギョウジャニンニクはどうやって見分けるの?

1.ギョウジャニンニクの芽生えには特有のニンニク臭がありますが、イヌサフランの芽生えには臭いはありません。

2.ギョウジャニンニクの芽は、葉が1〜2枚ですが、イヌサフランの芽は、葉が多数重なり合っています。

いかがでしょうか。上の写真で確認してみてください。(匂いはしませんよ!)

過去にも誤食した人が多い

(症例1)2007年
患者は自宅近くの道端で採取した野草(「イヌサフラン」と判明)を、食用の「ギョウジャニンニク」と誤認して喫食

(症例2)2007年
新潟県内で50代の男性がギョウジャニンニクと一緒に誤ってイヌサフランを採取し、13 日21時30 分頃、「炒め物」と「お浸し」にして妻と2人で食べたところ、14 日0時頃から下痢・嘔吐・腹痛等の食中毒症状を呈し、夫はその後血圧低下・多臓器不全により死亡

症例3 (ペット)
「ペットの犬が庭に植えていた球根を食べてしまい、血を吐いて死亡した。球根の毒が原因のようだが、危険表示などがなかった」という相談が寄せられた。犬が食べた球根はコルチカム(イヌサフランの園芸名称、以下「イヌサフラン」とする)であり、調査の結果、イヌサフランの球根や葉には有毒成分であるコルヒチンが存在し、人間の食中毒死亡例もあることが分かった。

イヌサフランについて詳しく知ろう!

イヌサフランは毒性を持ちますが、とっても美しい花を付ける園芸植物。葉がなくて花だけ露出していることから、「裸の貴婦人」と呼ばれているんです。

さらには・・・なんと薬にもなるんです。イヌサフランについて、詳しくお話ししますね。

Q2.イヌサフランって薬にもなるの!?

「コルヒチン」という物質がイヌサフランの毒性の元なのですが、実はこのコルヒチン、薬にもなるんです。

「薬も過ぎれば毒となる」とはまさにこのこと。

(2gの実が致死量なので、ちょっとでも多いと「毒」になりますが・・・)

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