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各地で豪雨を引き起こすバックビルディング現象とは?

広島土砂災害や北海道豪雨など、「数十年に1度」の大雨を降らせているのは、「バックビルディング形成」と呼ばれる現象ということが、気象庁の調べで分かっている。バックビルディング現象とは?

更新日: 2017年07月08日

justin_nyさん

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積乱雲が次々と発生する「バックビルディング形成」と呼ばれる現象が起きて大雨になった

このバックビルディング形成は、北海道の上空に強い寒気が南下していたことに加え、明け方から朝にかけて大量の水蒸気が集中して流れ込んだために発生。

札幌など道央圏で11日、「数十年に1度」の大雨を降らせたのは、「バックビルディング形成」と呼ばれる現象

⊿バックビルディング形成とは?

バックビルディング形成は水蒸気を含む湿った風が流れ込み、積乱雲が次々と発生する現象。

「バックビルディング形成」と呼ばれ、積乱雲がほぼ直線上に並んで特定の地域に雨を降らせ続けるため、大雨になりやすい

北海道付近の上空5500メートルに、11日朝は氷点下19度前後というこの時期としては非常に強い寒気が南下

この現象は今年8月の広島の豪雨や、2010年8月に上川管内東川町などで道道の陥没や決壊により4人が死傷した災害時でもみられた。ただ、同支社の松岡直基・防災対策室長(62)は「これだけ大規模なバックビルディングは道内では初めて」と強調する。

⊿今回このバックビルディング現象はどうやって発生したのか?

①列島上空を吹く偏西風が蛇行して、冷たい空気が停滞

その一因は、列島上空を西から東に流れる偏西風が蛇行し、周囲の流れから切り離された「寒冷渦」が日本海北部に停滞したことだ。

気象庁によると、日本上空では当時、偏西風の流れが二つに分かれ、一つは南に大きく曲がった後、列島の東で再び北に向かって流れていた。この結果、日本海の北部に寒冷渦が発生。

日本上空では当時、偏西風の流れが二つに分かれ、一つは南に大きく曲がった後、列島の東で再び北に向かって流れていた。この結果、日本海の北部に寒冷渦が発生。これに対応する形で、地表に低気圧ができた。

②冷たい空気の所に、南から水蒸気を含んだ風が吹き続ける

そこに北海道付近の低気圧に向かって流れ込む南からの風とオホーツク海にある高気圧の周辺を回る南東の風が北海道の南部に集中し、海から大量の水蒸気が流れ込んでいた

日本海の低気圧に南から流れ込む湿った空気とオホーツク海の高気圧から流れ出る空気が、北海道付近でぶつかって上昇気流を生み出し、積乱雲が発達した。

道内上空は強い寒気で大気が非常に不安定な状態となり、低気圧に向かって雨を降らせる湿った風が吹き続けた。その風が9日は日高山脈、10日はオロフレ山系にぶつかり、山の手前の十勝管内大樹町や胆振管内白老町などで局地的な豪雨を降らせた。

③さらに、この状態で固定されることに

偏西風のもう一つの流れはオホーツク海で北に向かって蛇行し、寒冷渦の北側で気圧の尾根を形成。この結果、オホーツク海の高気圧が停滞する配置となった。

気圧配置があまり変化せず、北海道に湿った空気の流入が続いた

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