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「一方ロシアは鉛筆を使った」笑撃的な宇宙ペンの歴史と真実

「一方ロシアは鉛筆を使った」有名なコピペがありますが、実際にNASAやロシアではどんなペンを使っていたのでしょうか?宇宙でも書ける「スペース・ペン」についてまとめてみました。

更新日: 2014年09月28日

rainshineさん

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ネット界隈では有名なこちらのコピペ

アメリカのNASAは、宇宙飛行士を最初に宇宙に送り込んだとき、無重力状態ではボールペンが書けないことを発見した。

これではボールペンを持って行っても役に立たない。

NASAの科学者たちはこの問題に立ち向かうべく、10年の歳月と120億ドルの開発費をかけて研究を重ねた。

その結果ついに、無重力でも上下逆にしても水の中でも氷点下でも摂氏300度でも、どんな状況下でもどんな表面にでも書けるボールペンを開発した!!


一方ロシアは鉛筆を使った。

もちろんこれはジョーク

アポロ計画の予算は254億ドル。もしこのあまりに有名なジョークが本当なら、約半分はボールペンの開発費だったということになるし、開発に10年もかけたら月に行くよりボールペン作る方が時間がかかったって事になる。

NASAでも鉛筆を使っていた

ジェミニ計画では、1965年にヒューストンのTycam Engineering Manufacturing社にシャープペンシルを注文してます。値段は34セットを定価で4,382ドル50セント。一本あたり128ドル89セントもしました。

しかし、非常に値段が高いと論争となり、宇宙飛行士に高価でないものを持たせることと相成りました。

NASAが使用していたのはボールペンではなく、一本128ドルの鉛筆でした。「宇宙でも使えるボールペン」は、NASAとは関係なく開発されていたものでした。

しかし鉛筆を使い続けるには問題が...。

NASAでは、かつて鉛筆を用いていたが、折れた鉛筆の先や炭素の塵が電子機器に与える潜在的な危険や鉛筆に使われる木材の可燃性等の危惧から、より良い解決策を必要としていた。

そこである企業が宇宙でも書けるボールペンの開発を始める

フィッシャー社は宇宙空間という特異な環境で使用できるボールペンを開発していました。フィッシャー社はNASAからの資金提供なしにスペースペンを開発しました。

しかもNASAからの援助は無しに独自に開発を進めた

フィッシャー・ペン社を経営していたポール・フィッシャー氏は、100万ドル(当時のレートで約3億6000万円)を投資して、宇宙空間でも使用できるボールペンを開発中でした。驚くことに、フィッシャー氏の投資金には、NASAからの援助は一切含まれていなかったとのこと。

そして無重力でも書ける「スペース・ペン」の完成!

密閉されたインクカートリッジの中には、空気の代わりに窒素ガスが充填されている。さらに、インクとこの窒素ガスの間には、通常のボールペンではあまり見かけることのないスライドする仕切りまである。

カートリッジ内は窒素ガスで一定の圧力で保たれており、その圧力によって常にペン先側にインクが押し出されるというものだ。

NASAはこれを採用

フィッシャー社は1965年からにNASAにこのボールペンを売り込んでいましたが、NASAは採用には慎重でした。1967年にやっと厳しいテストが終わり、NASAはアポロ計画の宇宙飛行士用装備としてこのペンを採用したのです。

1967年にはアポロ計画のために1本あたり6ドルで400本のスペースペンを採用することになる。

「一方ロシアもスペースペンを使った。」

ソ連もソユーズの宇宙飛行士のためにスペースペン100本とインクカートリッジ1000本を採用。今も米露両国の宇宙飛行士はスペースペンを使い続けている。

現在も使われている「スペース・ペン」

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