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マジ?よく見かける「一切責任を負いません」という看板に隠された秘密

商店や駐車場などで良く見かけるフレーズですよね。自営業の方も「この一言を入れておけば安心」と感じている人が多いのではないでしょうか。ですが、調べてみるとこの一言、色々問題があるようなのです。

更新日: 2016年05月13日

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ddaggressiveさん

色々な施設、駐車場などでよく見るこうした表示。
実際に事故や盗難の被害に遭っても、こうした表示のために管理者から弁償を断られた、というケースを経験した人も多いでしょう。

しかし、実際の法律と比べてみると、結構問題アリなようです……

ポイントは「消費者契約法」

詐欺や不当な請求などにより、消費者が一方的な不利を受けないようにするための法律です。

第八条  次に掲げる消費者契約の条項は、無効とする…四  消費者契約における事業者の債務の履行に際してされた当該事業者の不法行為により消費者に生じた損害を賠償する民法の規定による責任の一部を免除する条項

ん??良くわかりませんね…

法律の文章ではよくわかりづらいぞ…つまり、どういうこと??

上の文章にある通り、「事業者の不法行為」により生じたトラブルの責任は、お客さんではなく事業者(お店、駐車場など)にあるのです!
意外と知られていないことですが、トラブルの際には絶対覚えておいた方が良いですね!

無効となる例
・事故があっても一切責任を負いません。
・(故意・重過失があっても)責任の限度は20万円とします。
・たとえキズがあっても返品は一切お断りします。
・途中でやめても支払金は一切お返しできません。

え、これ全部無効なの…?マジか!!

例えば、スーパーなどの駐車場で「いかなる場合も当方は一切責任を負いません」という掲示をしても、これは無効であって、民法の原則に則してスーパー側に過失があれば損害賠償の責任を負わなければならない

この「スーパー側に過失があれば」が重要です。

(駐車場の中に)トラブルを招くかもしれない釘や段差などが存在するときは、それを是正する義務があり…「一切の責任を負いかねる」の看板があっても、貸し主に損害賠償の請求をすることは可能

他にも、スポーツクラブで器具の設置が不安定だったことにより怪我をした場合などにも、「一切の責任は負いません」という文章は無効となります。

ネット通販の約款等で、「一切の責任を負いません」と定めていたとしても効力がない

よく、長い長い「利用規約」を読んだつもりで同意してしまいますが、その中に「一切の責任を負いません」っていうフレーズがあっても、実は無効なのです!!

これまで、民法上、契約が無効であると認められるためには、かなり厳しい要件をクリアする必要がありましたが、消費者契約法により、無効の主張はしやすくなっている

法律にあるように、お店に「不法行為」があるとは認定されない場合は、お客さん側に責任があることになります。

消費者紛争の中には、企業側に全く落ち度がなかった場合でも、契約書の問題点を探して代金の返還を求める理不尽な事例(クレーマー)が増加しつつある

明らかにお客さんである自分が悪いのに、お店のせいにするのはみっともないですね。「モンスタークレーマー」は社会問題にもなっていますので、絶対にやめましょう。

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