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自動的にスイッチオンにはならないんだぜ ~「緊急地震速報」の仕組みなど

緊急地震速報の仕組みや種類、入手方法、対応などをまとめました。

更新日: 2014年09月19日

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yhk_namaさん

▼まずは「地震波」について

地震とは、地下の岩盤が周囲から押されることによって、ある面を境としてずれる現象のこと。

地震が発生すると、震源からは揺れが波となって地面を伝わっていく(地震波)。
 地震波には、P波(Primary「最初の」)とS波(Secondary「二番目の」)がある。

P波…地震発生時最初に到達する地震波で、初期微動を起こす。秒速約7キロメートル。
 S波…P波に続いて到達し、主要動と呼ばれる大きな揺れを起こす。秒速約4キロメートル。

▼緊急地震速報の仕組み

緊急地震速報は、P波とS波の伝わる速度の差を利用して、先に伝わるP波を検知した段階で、S波が伝わってくる前に危険が迫っていることを知らせる仕組み。

あくまでも、「地震発生後の各地の揺れ(地震動)の予想」であり、「地震発生の予想」ではない。

▼緊急地震速報の種類

緊急地震速報には、大きく分けて「警報」と「予報」の2種類がある。

このうち、テレビやラジオ、携帯電話等で入手できるのは「警報」の方。
 「予報」を入手するためには、専用の受信端末が必要。

「警報」は一般向けのもので、速報を十分周知していない者にも適切な行動がとれるよう配慮された、最低限の情報のみが提供。
 「予報」は高度利用者向けのもので、利用者側の端末において設定を行ったうえで豊富な情報が提供。

○ 緊急地震速報(警報)…気象業務法上の「地震動警報・特別警報」

最大震度が5弱以上と予想されたときに発表。
 震度6弱以上が予想される場合は「特別警報」に位置付けられるが、予測技術や伝達上の問題から、通常の警報と区別せず発表される。

発表内容は、
 ・地震発生時刻、場所
 ・震度4以上の揺れが予想される地域名 など。
※具体的な予測震度と猶予時間は発表されない。

気象庁は警報をした場合、直ちにNHKに通知し、通知されたNHKは直ちに警報を放送しなければならないとされている。

○ 緊急地震速報(予報)…気象業務法上の「地震動予報」

最大震度3以上又はマグニチュード3.5以上等と予想されたときに発表。

発表内容は、
 ・地震発生時刻、場所
 ・震度4以上の揺れが予想される地域名
 ・予測震度
 ・主要動(大きな揺れ)の到達予想時刻 など。

▼緊急地震速報(警報)の入手方法

○ テレビ・ラジオ

NHKでは、気象庁が緊急地震速報(警報)を発表した際に、全国のどの地域を対象とした緊急地震速報であっても、全国すべての地域で放送。民放は、放送局によって放送基準やエリア等が異なる。

なお、テレビ・ラジオの電源が切ってある場合は受信できない。
 警報が発表されても自動的にスイッチオンにはならないので注意。

○ 防災行政無線

準備が整った市区町村では、消防庁が整備している全国瞬時警報システム(J-ALERT)を用いた防災行政無線により放送。

○ 携帯電話

携帯電話各社(NTTドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル)では、携帯電話の同報機能を使用して緊急地震速報を配信。

(次ページに続く)

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