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【平成の八墓村】 山口県周南5人連続放火殺人事件

山口県周南市金峰の山間集落で起きた、保見光成容疑者(63)による大量殺人事件。閉鎖的な社会での孤立した状況下で発生した犯罪であり、動機は「被害者5人全員に恨みがあった」といったもの。集落のたたずまいなどから横溝正史の推理小説の「八つ墓村」に例えられた事件。

更新日: 2019年07月14日

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日本再生さん

保見光成の死刑が確定

71~80歳の住民の男女5人を木製の棒で殴って殺害し、民家2軒に放火して全焼させた罪。

最高裁は、判決で「自らの価値観等に基づいて犯行を実行し、妄想の影響は大きなものではない」と指摘、保見被告側の上告を退けた。これで、死刑判決が確定することになる。

最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は11日、「執拗(しつよう)で残忍な犯行というほかなく、5名の生命が奪われた結果は重大だ」

最新情報

山口の連続殺人で2度目の鑑定留置

昨年7月に山口県周南市の男女5人が殺された連続殺人放火事件で、殺人と非現住建造物等放火の罪に問われた無職、保見光成被告(64)の2度目の鑑定留置が16日から始まったことが分かった。

20日の公判前整理手続きで、検察側、弁護側の双方が精神鑑定を請求し、認められた。

検察側は、起訴前に約3か月間行った鑑定留置で、保見被告の刑事責任能力を問えると判断したが、「事案の重大性と審理促進の観点」から再度請求した。弁護側は「起訴前の鑑定に問題がある」としていた。

事件の概要

約50メートル離れた農業の女性A(当時79歳)宅と無職男性A(当時71歳)宅の2軒が燃えており、消火活動にあたったが、2軒とも全焼した。

2013年7月21日午後9時すぎ、それぞれの焼け跡から貞森さん夫婦とみられる遺体と山本ミヤ子さん(79)とみられる遺体が見つかった。

焼けた民家では、3人が殺害された後、すぐに放火されたとみられる。

翌7月22日日中、近隣住民の男性が1人の遺体を発見した。さらに捜査員が別の住宅で1人の遺体を発見した。

22日に遺体で見つかった河村聡子さん(73)と石村文人さん(80)も鈍器で複数回殴られたような痕があり、頭の骨が折れていた。凶器は見つかっていない。

5人全員を木の棒で撲殺、うち山本ミヤ子さん、貞森誠さん・喜代子さん夫妻に至っては殺害後、住宅に放火までされるという凄惨な事件だった。

周南署の捜査本部は26日、事情を知っているとみて捜していた同集落の保見光成容疑者(63)を現場近くの山中で発見、一部の容疑を認めたため、同日午後、殺人と非現住建造物等放火の疑いで逮捕した。

集落での孤立

「みんな仲良しなのに、1人だけ浮いた存在」。集落の知人らによると、男は町おこしを提案すると反対されたり、草刈りをして苦情を言われたりするなど、周囲とのあつれきを重ねていた。

一時は川崎市に住んでいたこともあったが、戻ってくると、あいさつを交わさず回覧板も受け取らなくなったという。

逮捕後、保見はこの貼り紙について、担当弁護人に「〝つけびして〟は、集落内で自分の悪い噂を流すこと。〝田舎者〟は集落の人を指す。(紙を貼りだしたのは)周囲の人たちの反応を知りたかった。自分の中に抱え込んだ気持ちを知ってほしかった」と語った。

男は次第に誰からも声を掛けられなくなり、飼い始めた犬を巡り「臭い」と言われるなど、犬を巡るトラブルもあった。

遺体で見つかった河村聡子さんは「犬が寄ってきたのでよけたら『たたき殺す気か』と言われて怖かった」と知人に漏らしていた。

2011年に「集落の中で孤立している」「近所の人に悪口を言われて困っている」と周南署に相談した事実もある。

集落によるいじめはあったのか?

保見と郷集落の住民との間には深い溝があり、軋轢が生まれていた。そのなかで注目を集めたのが、郷集落の住民が保見に嫌がらせをしていたという〝いじめ情報〟だ。

「メディアは、よってたかって彼をいじめたと報道していますが、誰もいじめていませんよ。溶け込まなかった彼の弱さもありますし、被害妄想だと思う」

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