1. まとめトップ

マーケティング担当者でなくとも知っておきたい「イノベーター理論」とは?

マーケティング戦略のひとつとして取り上げられることの多い「イノベーター理論」(Diffusion of Innovations)という用語。マーケティング担当者でなくとも、ビジネスパーソンとしては一般常識として知っておきたい必須の知識のひとつです。

更新日: 2015年05月12日

springspringさん

  • このまとめをはてなブックマークに追加
4 お気に入り 11361 view
お気に入り追加

-「イノベーター理論(Diffusion of Innovations)」とは?

スタンフォード大学のエベレット・M・ロジャース(Everett M. Rogers)教授が1962年に提唱したマーケティング理論。

主に技術革新で生まれた新しい技術や商品が、消費者にどのように普及していくかについて体系化している。別名「普及学」とも言われる。

-ロジャースによる消費者の分類

消費者の商品購入の態度を新商品購入の早い順に 5 つに分類

イノベーター理論において消費者は「イノベーター」、「アーリーアダプター」、「アーリーマジョリティ」、「レイトマジョリティ」、「ラガード」の5つに類型化される。

【エベレット・M・ロジャース教授による消費者の分類】

◆イノベーター(Innovators:革新者)
新しいものを進んで採用するグループ。彼らは、社会の価値が自分の価値観と相容れないものと考えている。全体の2.5%

◆アーリーアダプター(Early Adopters:初期採用者)
社会と価値観を共有しているものの、流行には敏感で、自ら情報収集を行い判断するグループ。オピニオンリーダーとなって他のメンバーに大きな影響力を発揮することがある。全体の13.5%。

◆アーリーマジョリティ(Early Majority:前期追随者)
ブリッジピープルとも呼ばれる。新しい様式の採用には比較的慎重なグループ。全体の34.0%。

◆レイトマジョリティ(Late Majority:後期追随者)
フォロワーズとも呼ばれる。新しい様式の採用には懐疑的で、周囲の大多数が試している場面を見てから同じ選択をする。全体の34.0%。

◆ラガード(Laggards:遅滞者)
最も保守的なグループ。世の中の動きに関心が薄く、流行が一般化するまで採用しない。全体の16.0%。中には、最後まで流行不採用を貫く者もいる。

参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%81%E8%A1%8C

-「イノベーター」に受け入れられると、商品やサービスが普及する確率が高くなる

斬新な新商品は新しい物好きで好奇心旺盛な「イノベーター」が先陣を切って購入する

「イノベーター」は新しいものが好きであり、あちこちから新しいものを発掘してきては試し、そしてオピニオンリーダー的に他人にそのことを伝えようとする

初期は「イノベーター」が中心となって普及していった。

-イノベーター理論では「16%」がポイントとなる

「イノベーター」と「アーリーアダプター」を合わせた層に普及した段階(普及率16%超)で、新技術や新流行は急激に拡がっていく

「イノベーター」と「アーリーアダプター」にアピールすることが新製品普及のポイントであるとされる。また、ロジャースは、「普及率16%」をクリティカルマス(急激に市場が拡大する分岐点)とし、他の消費者への影響力が大きい「アーリーアダプター」こそが商品普及の鍵を握ると主張した。

普及率が高まるかどうかの分岐点は16%のライン

「イノベーター」と「アーリーアダプター」を合わせた層。

16%のラインを越えると市場の広がりが一気に加速する

最近の事例だと Facebook やスマートフォンが当てはまる。

-「イノベーター理論」が分かると、こんな疑問も解ける

それはは「イノベーター」と「アーリーアダプター」に向けたものであるため。

ファッションショーで発表される服やトレンドというのは、「イノベーター」と「アーリーアダプター」に向けて発信されます

なぜなら、新しいファッションを受け入れ、広め、引っ張っていく人たちは、ここに属しているからです。

「イノベーター」と「アーリーアダプター」の二層まで普及するかどうかが「アーリーマジョリティ」、「レイトマジョリティ」にまで広がるかどうかを左右します

そして「イノベーター理論」では「キャズム(Chasm)」という概念が大切になってくる。

-「イノベーター理論」で重視される「キャズム(Chasm)」という概念

「キャズム(Chasm)」とは、「深い裂け目」「岩盤や氷山にできた巨大な亀裂」を指す

マーケティング・コンサルタントのジェフリー・A・ムーア(Geoffrey A. Moore)の著書『Crossing the chasm』(1991年)に登場するキーワード。

「イノベーター理論」では、初期市場からメインストリーム市場への移行を阻害する深い溝のことを意味する

「アーリーアダプター」と「アーリーマジョリティ」の間には大きな深い溝(「キャズム」)があるとされている

それを超えるかどうかがその商品がヒットしたかどうかの判断になる。

当初、市場では大きな話題を集めても、「アーリーマジョリティ」の反響は思わしくないまま、時間だけが経過すると、メディアがその商品やサービスを取り上げなくなる。

世間の関心が低下すると販売低迷を招き、市場から撤退することになる。-この流れがキャズムに陥る典型的なパターンである。

笑点の大喜利の第二問が「ツイッターでつぶやけ」。大喜利メンバーが「なう」とか言ってる。うーんキャズム越え……。

2010年の話。

キャバクラでiPhone使いの女の子が増えたら、キャズム越え。

こちらも2010年の話。

1 2

関連まとめ