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どう受けとめたら…ドイツできょうだい間の近親結婚を認める動き

このほど、ドイツの倫理委員会が「愛は自由なもの。それを法で罰することはおかしい」として近親婚を認める動きが出てきている。

更新日: 2014年09月29日

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mizu_tamaさん

兄と妹は、大人になってから、初めて出会った

兄は2000年、別々に暮らしていた妹と出会い、それ以来関係を続け、妹は実の兄の子どもを4人出産

――お互いは、幼い頃に面識がなかった。。

兄が幼い頃、家族は崩壊状態。父親がアルコール中毒で暴力を振るったため、兄は3歳のときに児童養護施設に引き取られ、後に他の家族の養子となった

その後、兄は実の母を知りたいとして、24歳だった2000年にライプチヒの母親を訪ね、8歳年下の実の妹と出会った

この時が、きょうだいの初めての出会いだった。

右)兄のパトリック・ステュービングさん
(Patrick Stuebing)
左)妹のスーザン・カロリュースキさん
(Susan Karolewski)

当初プラトニックだった2人の関係は、2000年12月に母親が死去したことから変化した

それまでに2人は兄弟3人を失っており、2人だけが残されたとの思いから愛情が深まっていった

兄と妹、そして、その間に生まれた赤ちゃん。

妹は実の兄の子どもを4人出産しているが、うち2人に障害があるという

ドイツの法律で近親相姦は2年以下の禁固刑と定められている

兄のパトリック・ステュービングさんは、2年の服役を終えている。

服役後も妹と別れることを拒否しており、新しくまた子供が生まれれば、再び2年間の服役刑に処せられる恐れがある。

近親相姦罪(きんしんそうかんざい)は、法律上における近親相姦の罪。ドイツなどに存在するが、日本などでは撤廃されている

しかし、このほど、ドイツ倫理委員会が「愛は自由なもの。それを法で罰することはおかしい」と判断

家族法、社会倫理、優生保護法ほかに詳しい25名の委員で構成される倫理委員会が近親相姦や近親婚に関する審議会を開催

“双方の同意があった場合のきょうだい間の性的行為や結婚について、これまで適用されていた2年以下の懲役または罰金という刑罰はおかしい”との見解に至った

お互いが同意の上であれば、きょうだい間の性愛を否定するのは、おかしいのでは…

という結論に至った。

しかし諮問委員会の態度は慎重で「性や愛情は個人の自由であるべきもの。その権利を侵害している上に刑罰をくわえるのは倫理的におかしい」という表現にとどめている

間違っても近親相姦や近親婚を推進するための議論ではなかったことと、生まれる子供に先天性の異常が発現する可能性を忘れてはならないことを強調している

あくまでも、積極的に「せよ!」という意味ではない。

彼らには法的な決定権はないが、政府の諮問委員会であるだけに大きな影響力を持つことは間違いない

「きょうだい」という間柄にある男女が恋愛し、結婚することは世界の人類学上において常に最大のタブーとされてきた。しかしドイツでは今後、その規制が緩やかになる可能性がある

近親相姦や近親婚に関する一定の法律がまちまちのヨーロッパ諸国

【フランス】
近親相姦は犯罪とはみなされないが、子どもたちを家族の虐待から保護するための法律が設けられている

【スペイン、ポルトガル】
双方の合意があれば成人した兄弟姉妹間の性行為は処罰の対象とはならない

英国、デンマーク、ギリシャ、ハンガリー、ポーランド、スウェーデンでは違法とみなされる。

日本では、近親婚はどう捉えられているのか?

日本でも近親婚の風習は戦前までよく見られた

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