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アラル海ほぼ消滅 かつて面積世界第4位の湖 縮小の原因は?

かつて世界で4番目に大きな湖だった中央アジアにあるアラル海が消滅状態であることがNASAにより報じられました。アラル海が縮小していった原因とは?

更新日: 2016年02月01日

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▼ 概要

アメリカ航空宇宙局(NASA)はこのほど、2000年から2014年の間に撮影した、中央アジアにあるアラル海の衛星画像を公開し、ほぼ消滅状態にあると発表した。

1980年代末ごろ
衛星写真の縮尺は下記二つの写真より少し大きめのようです。

アラル海はカザフスタンとウズベキスタンの国境をまたぐ地域にあり、北海道よりやや小さい程度の約6万8千平方キロの広大な面積を誇っていた。

かつてのアラル海は北海道より少し小さい程度の大きな湖だった

かつて学校で使っていた地図帳にはカスピ海とともに大きなアラル海が記載されていた。

満々と水をたたえるアラル海

干上がったアラル海

▼ 消滅の原因は旧ソ連の農業事業

アラル海には1960年代までアムダリヤ川とシルダリヤ川の2つの川が注ぎ込み、雪解け水や雨水が流れ込んでいた。

1960年代に旧ソ連政府が農業用水を確保するために灌漑を進めたことで、アラル海に流れ込む河川の流入量が急減。

この影響でアラル海は縮小を始め、塩分濃度が上昇。肥料や化学物質で汚染された湖底が露呈した。

この土壌が風に吹かれて周辺の耕作地に広がったため、耕作用にさらに多くの水が必要になったという。

▼ 旧ソ連も対策していた

1988年の第19回ソ連党協議会ではアラル海の惨状が議題に上り、主要閣僚が反省の弁を述べた。

翌年、ソ連最高ソビエトは「国の環境健全化の緊急措置について」を発表し、海外の専門家に「アラル海復興構想」を募集することにした

しかしタジキスタン内戦などが起こり、対策は遅々として進まなかった。

▼ 環境悪化

水位の低下に伴いこの地域の気候も変化した。気温の変化を和らげてくれる水がなくなったため、冬は一層寒く、夏は一層暑くなったとNASAは解説している。

農薬に汚染された湖底の土煙が風に巻き上げられ、住民らの健康にも被害が生じているという。

アラル湖には打ち捨てられた船があちらこちらに存在します。

▼ 補足

名前の由来は「島が多い」という意味のトルコ語である

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