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意外と知らない「波浪警報」と「高潮警報」はどう違う?

「波浪警報」と「高潮警報」の違いを知って防災に役立てましょう。

更新日: 2014年10月04日

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「波浪」は風によって起こる波

海上で吹いている風によって生じる波を“風浪”と呼びます。
一方、風浪が風の吹かない領域まで進んだり、海上の風が弱まったり風向きが急に変化するなどして、風による発達がなくなった後に残される波を“うねり”と呼びます。
海の波は"風浪"と"うねり"が混在しており、それらをまとめて「波浪」と呼んでいます。

非常に強い風が渦状に吹き込む台風の中心付近では、様々な方向からの風浪とうねりが混在して、合成波高が10メートルを超えることも珍しくありません。

「高潮」は気圧の低下によって海面そのものが上がること

台風や発達した低気圧が通過するとき、潮位が大きく上昇することがあり、これを「高潮」といいます。

吸い上げ効果
台風や低気圧の中心では気圧が周辺より低いため、気圧の高い周辺の空気は海水を押し下げ、中心付近の空気が海水を吸い上げるように作用する結果、海面が上昇します。

吹き寄せ効果
台風や低気圧に伴う強い風が沖から海岸に向かって吹くと、海水は海岸に吹き寄せられ、海岸付近の海面が上昇します。

「波浪警報」は、高い波により重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表

「波浪警報」が発表された際に注意すること
・海岸に近づかず、また海岸沿いを移動する際は高波に注意を払う。
・海水浴、サーフィンなど海岸沿いのレジャーは行わない。
・釣り船(遊漁船)やプレジャーボートを出港させない。

「高潮警報」は、台風や低気圧等による異常な海面の上昇により重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表

「高潮警報」が発表された際に注意すること
・海岸に近づかず、また海岸沿いを移動する際は高波に注意を払う。
・海水浴、サーフィンなど海岸沿いのレジャーは行わない。
・釣り船(遊漁船)やプレジャーボートを出港させない。
・浸水のおそれがある地域に居住している場合は、避難の準備をする。

台風が接近して「波浪警報」と「高潮警報」と「満潮」と「大潮」が重なると大きな被害も

平成16年台風第16号は、8月30日、強い勢力で西日本を縦断しました。台風の接近、通過に伴う気圧低下で海面が上昇し、南からの暴風による吹き寄せで豊後水道などから瀬戸内海に大量の海水が送り込まれ、瀬戸内海沿岸では高潮が発生しました。

一年を通じて最も潮位の高い季節のしかも大潮の時期にあたり、さらに満潮の時間と重なったこともあり、香川県では床上8,393棟、床下13,424棟、岡山県では床上5,696棟、床下5,084棟、広島県では床上1,386棟、床下6,139棟の浸水被害が発生しました。

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