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宮古島の伝統行事『パーントゥ』が直面する問題とは?

沖縄県宮古島で古くから伝わる伝統行事である『パーントゥ』。神様に扮した若者が手当たり次第に人や物に泥を塗りたくって厄祓いをするというものだが、この行事が今意外な問題に直面している。

更新日: 2016年12月06日

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masahusaさん

『パーントゥ』とは?

百数十年前に島尻集落の北に位置するクバマ(クバ浜)にクバの葉で包まれた仮面が流れてきたことから始まったものとされています。
集落の若者が仮面を被り、体中に泥を塗って、その上にキャーン(シイノキカズラ)で作ったみのをまきつけて神の化身となり、人々に泥を塗って厄を払い無病息災を願う祭りです 。

宮古島の歴史について書かれた『宮古島庶民史』(稲村賢敷、1948年)によれば、「パーン(食べる)+ピトゥ(人)」が訛化した言葉であると言う説が述べられている。

厄払いは誰彼かまわず人や新築家屋に泥を塗りつけて回るというもので、泥を塗ると悪霊を連れ去るとされている。

泥を塗られることは本来「いいこと」なのですが…

警ら中のパトカーや、取材のマスコミ陣、観光客にもパーントゥは容赦なし。ドキドキハラハラしながら逃げまどうこの感覚…そう、まさに鬼ごっこの楽しさが展開されるのです。

パトカーにまで容赦なしとは。しかしこれがこのお祭り本来の姿。

私に泥を塗ったパーントゥは、次にパトカーを襲撃します。パトカーのボンネットに寝ころんで泥を塗り、お巡りさんを襲って張り倒す・・。島の外で同じことをしたら、逮捕されかねません。

こりゃすごい。

今も一般に公開されるのはこの「泥ぬり」の時のみ。
若者がパーントゥに変身したり、神女たちが祈願するようすは、多くの禁忌があり部外者が見ることはできません。

島民の皆さんにとってはとても神聖なお祭りなのです

初めて参加した長嶺朝美さん(31)は「子どもの健康を祈願しようと思った。この1年健やかに育ってくれると思う」と笑顔。一方、息子の暖太ちゃん(3)は「怖かった。悪いことはしません」と泣いた。

地元の方には当然歓迎されているようですが…

近年見られる思いがけないトラブル

関係者によると近年、観光客から苦情が寄せられ、対応に苦慮しているという。「服を汚された」「抱きつかれた」といった女性のクレームに加え、数年前には、怒った男性にパーントゥが暴行される事態になった。

伝統と現代人的な感覚が衝突してしまっているようです

よく知られる『なまはげ』などにも同様の問題が発生しているとか。

沖縄大学の須藤義人准教授=映像民俗学=は「こうした祭りはお化け屋敷のアトラクションではない。訪れる側は事前に意味合いを調べ、地元の人が大切にする神様として尊重する必要がある。迎える側はパンフレットに明記するなどの注意喚起をしてほしい」と指摘している。

お互いに配慮して伝統を守っていきたいですね。

受け入れキャパシティを超えた観客が流入することを防止するため、2010年頃から開催日は直前(数日前)に正式決定・公表されるようになった。

地域サイドとしても対策はしている模様

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