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衝撃!東京湾には世界中の研究者が注目する「深海魚の楽園」があった!

多くの貨物船が行き交う海の玄関、東京湾。その海面下に崖のように落ち込んだ峡谷、「東京海底谷」と呼ばれる秘境が横たわっていることはあまり知られていません。深海には植物が育つための光が届かず、生物たちは餌を得るために独特の進化をして生き残ってきました。

更新日: 2016年04月18日

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多くのタンカーや貨物船が行き交う海の玄関、東京湾。その海面下に崖のように落ち込んだ峡谷、「東京海底谷(とうきょうかいていこく)」と呼ばれる秘境が横たわっていることはあまり知られていない。

東京湾の入り口付近が深い海底の谷になっていて、そこに様々な深海魚が生息しており、とりわけサメの仲間は40種類。

世界の海の中でこんなにも多くの種類のサメが集中していること自体珍しいそうだが、それが大都会の目と鼻の先で展開しているというのも、非常に珍しい。

この「東京海底谷」には河川を通じて東京湾に流れ込んだ有機物が沈殿しており栄養が豊富な深海という特異な環境が、東京の都市化とともに形成されてきた。

東京湾内の水深は比較的浅く富津岬沖には「中の瀬」と呼ばれる台地が広がる。一方、水深が浅いのは観音崎の北までで隣接する久里浜の南沖の海底は急激に深くなっており、水深500m以上に達する海底谷が認められている。

河川を通じて東京湾に流れ込んだ有機物が沈殿することで、深海でありながら栄養が豊富であるという特異な環境を生み出しています。

深さ1000m、長さ40kmに及ぶ峡谷で、グランドキャニオンのような不気味な暗黒の世界は「TOKYO CANYON(東京キャニオン)」とも呼ばれ、そこには極めて独特な生態系が築かれている。

未開拓の世界。海底谷のどこにどのような生き物が生息しているか、予測すらできない。

水深200m以上の深海と呼ばれる区域は、日の光が届かない暗黒の世界。どんな生き物がいるのか、全ては謎に包まれている。

世界的にも貴重な海域と評価されています。

深海ザメの聖域・東京海底谷

東京海底谷に生息する世界的にも大変貴重な深海ザメの三種。

原始的なサメの特徴が見られることから生きている化石と呼ばれる。全長2メートルに達し、鰭は体後部に集中する。鰓弁は大きくヒダ状になり、英名 frilled shark の由来ともなっている。
蛇のように体を伸ばして獲物に食らいつく姿が観察されている。顎が大きいためかなり大きな獲物も飲み込むことができる。主に頭足類を食べる。無胎盤性胎生で、繁殖期はなく、妊娠期間は3年半である。国際自然保護連合 (IUCN) は保全状況を準絶滅危惧としている。

彼の特徴はなんと言っても、エイリアンのように飛び出す「アゴ」。昨年のサメ祭りでも標本を見る機会に注視しましたが、見れば見るほど不思議です。体の他の部分はグニャグニャでしまりがないのに、特にアゴに限っては、その部分がまるで別の生き物のように際立っています。

世界のサメ情報を管理している「米フロリダ自然史博物館」の集計によると、1976(昭和51)年に初めてハワイ・オアフ島で報告例が寄せられるまで存在すら知られていなかった「幻のサメ」である。市原に漂着した個体は世界で24例目で、「これだけ大きな魚だったら、ふつうは人魚伝説など色々な形で存在が知られるものです。それが近年まで、世界中でまったく語られていなかったということは大きな驚き」と宮上席研究員。

海を泳ぐ5mのメガマウス、こちらも大変貴重な映像になります。

千葉県市原市五井の海岸に「幻のサメ・メガマウス」が漂着したのは、平成16年4月19日夜のことだった。身長5.6メートル、体重約1トンというクジラと間違えるような大きさもさることながら、直径1メートル以上という口を持つ大きな頭が特徴で、その全貌はまるで肥大化したオタマジャクシ…。

これまで10数体しか発見例がない珍しいサメ「ゴブリンシャーク」も東京海底谷で発見された。

別名ミツリクザメ。ゴブリン(悪魔)という名のとおり奇怪千万な表情をしている。一億年ほど前に出現して以来、ほとんど姿を変えていないだろうと推測されている。

このサメが近年東京海底谷だけで140体以上も発見され、俄然世界中の研究者の注目を集めた。

東京海底谷に多くのサメが生息していることを明らかにしたのは、東京湾で漁をしている一人の猟師だった。NHKはこの猟師の協力を得て、一年間に渡り海底谷の撮影を続け、見事に海を泳ぐゴブリンシャークの撮影に世界で初めて成功。

出典ameblo.jp

一番の特徴は、あの飛び出すアゴ。生きているゴブリンシャークは、あのアゴをしまった状態でいる。なので、吻先が長いすらっとした姿がとてもスマートです。

東京のすぐ近くにこのような芳潤な海が出現した背景とは?

巨大なオタマジャクシのようなサメ「メガマウス」に「ゴブリンシャーク(悪魔のサメ)」ことミツクリザメをはじめ、深海の希少種が数多く生息している「東京海底谷」。豊かな楽園の象徴として、絶え間なく大量に降り注ぐ「恵みの雪」がある。

恵みの雪の実体は「マリンスノー」。植物性、動物性のプランクトンの死骸など有機物の塊で、栄養豊富な海にみられる現象だ。豊富なプランクトンに誘われサカナが集まり、そのサカナを追って大型魚も集まってくる…。

深海に沈んだ栄養素は、あらゆる海洋生物を育み、東京湾を世界的に貴重な深海性生物の宝庫を築きあげている。

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