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世界最古? 〜インドネシアの洞窟壁画 スペインやフランスよりも古い?

インドネシアにある洞窟壁画の一部が年代測定により、フランスのラスコーやスペインのアルタミラの壁画よりも古い世界最古の壁画になる可能性が出てきました。

更新日: 2016年02月01日

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▼ 概要

インドネシアのスラウェシ島にある洞窟壁画が、少なくともおよそ4万年前に描かれたとする調査結果がまとまり、最も古いとされてきたスペインの洞窟壁画とほぼ同年代か、それ以前に描かれた世界最古の可能性があるとして注目されています。

今回、世界最古ではないかと年代が測定された壁画。

考古学者が発表した最新の報告によると、インドネシアで発見された洞窟壁画は少なくとも3万9900年前のもので、世界最古の芸術作品として美術史を塗りかえるかもしれない。

▼ 詳細

インドネシアのスラウェシ島では、1950年代以降、複数の洞窟から、赤い顔料を吹きつけて描かれた手形や、動物の壁画が見つかっていて、古くても1万年前ごろに描かれたものと考えられてきました。

今回測定された壁画と同じ地域にある別の壁画。
この壁画の年代はまだ測定されていない。
手形の他に動物の姿が見える。

研究チームが7つの洞窟の14の壁画について表面を覆う鉱物を詳しく調べて年代を測定したところ、一部の壁画は少なくとも3万9900年前に描かれたことが確認できたということです。

これまで最古の洞窟壁画とされるのはスペインのエル・カスティージョ洞窟のもの。約4万800年前に描かれたとされる赤い円や、約3万7300年前と推定される手形の絵が知られている。

これまで世界最古とされてきたエル・カスティージョ洞窟壁画。やはり人の手形が見えます。

▼ 世界最古になる可能性がある根拠

最も古い手形のステンシルは3万9900年と測定されたが、あくまでも壁画を覆っていた鉱物の最小年代に過ぎない。つまり、その壁画はそれより数千年古い可能性がある。

▼ 以前から発見されていたけど杜撰に扱われていてみたい

マロスの洞窟壁画は1920年代にスイス人自然科学者のフリッツ・サラシン、ポール・サラシンが発見した。

インドネシア人研究者が1950年代に壁画を確認したが、報告書が作成されないままだった。

周辺の洞窟にも同様の壁画があったが、保存の状況がひどく、年代測定が難しかった。唯一状態のいいマロスの壁画も1万年程度前のものとも考えられていたという。

研究チームに参加したマカッサル文化遺産保護センターのムハンマド・ラムリ氏は「80年代初期は洞窟壁画がたくさんあったが、すでに多くが損傷してしまった」と話した。

▼ インドネシア以外にも手形の壁画はいっぱい

アルゼンチンのサンタ・クルス州にある洞窟壁画。
世界遺産に登録されていて、古いものは9000年くらい前。
今回のインドネシアのよりはずいぶん新しい。

フランスのぺシュメルル洞窟。

おなじみのラスコー洞窟の壁画です。

▼ 今回の洞窟壁画の場所

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エバーフレッシュさん

興味分野が幅広いので、それに応じて取り上げるネタもバラバラです。

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