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現役世代も増加中である孤独死・孤立死 生涯独身や引きこもりな人が増えさらに深刻化

今やひとりでどうにもなる社会と思いきや、孤独や孤立化することで死のリスクが高まっています。病気や事故など健康面や金銭面でもしもがあれば、孤独や孤立は恐ろしい勢いで不幸をもたらしているだけに、つながり、絆が大事であるとこを改めて思い知らされます。

更新日: 2018年03月08日

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egawomsieteさん

■北島三郎次男・大野誠さん 51歳孤独死、無念の涙「まさか」

演歌歌手の北島三郎(81)の次男で作曲家の大野誠(おおの・まこと)さんが東京都調布市の自宅で、3日に遺体で発見されていたことが7日、分かった。病死とみられる。51歳。東京都出身。通夜は7日、都内で営まれた。8日に近親者で葬儀・告別式を行う。喪主は北島三郎こと父、大野穣(おおの・みのる)氏。北島はこの日夜、都内で会見し「我が子が先立ってしまった」と声を詰まらせた。

憔悴(しょうすい)しきった様子で会見場に現れた北島は「大事な大好きな可愛い我が子が先立ってしまった。そんなつらさがございます」と言葉を絞り出した。

 「しゃべってると、どうしても泣けてきます」と涙を浮かべ、何度も目頭を押さえ「先立たれるつらさが身にしみました」と繰り返した。

 最後に会ったのは今年1月、事務所の仕事始めだった。体調面では「特におかしなところはなかった」。史上最多タイのG1・7勝を達成した所有馬キタサンブラックの話に花が咲き「馬の歌を作ってみたい」と話した誠さんに「いい曲作ってきたら歌ってやる」と返した。果たせなかった約束。「まさかこんな形になるなんて…」と無念さをにじませた。

誠さんは事務所の関連企業「北島音楽出版」の常務を務めるかたわら、「大地土子(とこ)」名義で作詞、作曲活動をしていた。独身で、調布市内に一軒家を借り1人で暮らしていた。音信不通が長く続き、不審に思った北島の長男で「北島音楽事務所」社長の大野竜氏(54)と警視庁調布署員が3日に自宅を訪ね、衣服を着たまま倒れているところを見つけた。

 検視の結果、死因は心不全で、推定死亡日は先月23日。発見されるまで8日が経過していた。北島が初めて遺体と対面したのは検視を終えた6日。関係者によると、遺体にすがりつき、号泣していたという。北島は「本当に眠ってるようで…。あまり唐突なんでね」と現実を受け入れられない心境を語った。

誠さんは亡くなる直前まで、デビュー15周年を迎える北山たけし(44)と、10周年の大江裕(28)の北島の弟子2人のためにデュエット曲を作っていた。自宅には書きかけの譜面などが大量に残されていた。

 一方、私生活では酒量が多く、肝臓を傷めていたようだった。最近、体調を崩していたが、知人は「医者嫌いで、病院に行こうとしていなかったようだ」と話す。

 北島は14年、末弟の大野拓克(ひろかつ)さんを67歳で亡くして以来、16年9月に頸椎(けいつい)手術を受けるなど体調不良が続いた。我が子のように愛したブラックの活躍で元気を取り戻し、今年は歌手活動に本腰を入れようとしていたところだった。8日の家族葬で誠さんを送り出す。周囲は「ショックが大きすぎるので落ち着いてからお別れの会を開きたい」としている。

■孤独死したバツイチ40代男の最期 横には娘からの手紙が「パパおたんじょうびおめでとう」

「パパおたんじょうびおめでとう」――。字を覚えたばかりの子供が書いたたどたどしいメッセージ。足の踏み場もないほど生活ゴミが累積したアパートの小部屋の中、この紙切れは幼い少女の写真とともに、壁に飾られていた。

 部屋の主は、40代半ばの元タクシー運転手のA。離婚後、元妻のもとで暮らす2人の娘とは交流を続けていたようで、送られた手紙には「タくしー パパどうですか」と、父親の仕事を気遣うような文面もあった。しかし、そんな父親を思う娘の気持ちも虚しく、Aはこの部屋で大量のゴミに囲まれ孤独死してしまう……。

 現場の清掃業務を担当した特殊清掃人の石見良教氏は振り返る。

「死亡時にはタクシー運転手を辞めてかなりたっていたようで、生活も荒んでいました。部屋からはコンビニ弁当やカップ麺の容器、発泡酒の空き缶など数トン分のゴミが搬出されました。一方で、台所がお湯を沸かす以外で使用されていた形跡はなく、栄養状態は劣悪だったと思われます。死因は糖尿病の合併症。部屋には服用されていない糖尿病の薬も散らばっていて、治療をまともに受けていないようでした。まさにセルフネグレクトの末路と言えます」

 ゴミに囲まれる不衛生な環境で、命に関わる病気の治療を放棄して飲酒を続けるのだから、もはや自虐行為でしかない。遺体を発見したのは、生活保護を受けていたA宅を定期巡回で訪れた自治体のケースワーカー。死後2週間ほどたっていた遺体は腐乱し、異臭を放っていた。そして、家財道具など現場に残されていた数少ない形見の品は、元妻を含めて誰も引き取らなかったため、処分したという。

■孤独死40~50代で増加…「片付けられない」が危険な兆候

約700件の孤独死の現場に立ち会ってきた遺品整理人の石見良教(よしのり)氏は、「例年5月や6月は忙しく、週に2~3件は出動要請がある。季節の変わり目の3月頃に体調を悪化させて亡くなり、2~3カ月たって発見されるパターンが多い」と話す。

 石見氏は孤独死の現場に12年間携わるなかで、徐々に40~50代の働き盛りの世代が孤独死するケースが増えてきたと実感している。

「全体の25%程度が働き盛りの40~50代。リストラなどをきっかけに社会に居場所をなくし引きこもっている人が圧倒的に多い。自分をコントロールできなくなった結果、ゴミがたまっていても捨てられず、不衛生な環境下で自分の健康を損ねる『セルフネグレクト』に陥ることが多いようだ」(石見氏)

 現場となることが多い単身者用の賃貸アパートやマンションの室内には、大量の漫画本やビール缶などが山積みになって残されるなど、うまく片付けができなくなっていた傾向がみられるという。

 なかには会社で真面目に働きながら、自宅で孤独死した例もあった。

 「この人もゴミの中で暮らしていた。本当はなんとかしなければと思いながら、だらしない人間だとみられたくなくて助けを呼べなかったようだ。結果、心不全で死亡している」(石見氏)

石見氏によると、40~50代で孤独死を迎えた男性は、糖尿病を患うなど体を弱らせていたケースが大半だった。全体でみると男性が8割を占めるが、女性は精神疾患を抱えていることが多いのが特徴で、部屋から抗鬱(うつ)剤などがみつかることもあるという。

 孤独死を防ぐにはどうすればよいのか。東邦大の岸恵美子教授(公衆衛生看護学)は、「セルフネグレクトになり、生きる意欲が低下してしまうと1人だけで立ち直るのは難しい。誰かに自分の困っていることを相談することが大切だ。もし、近くに話ができる人がいなければSNSを利用するのも一つの方法だろう。書き込みを読んだ人から問題解決に向けたアイデアをもらえるかもしれない。自分に関心を持ってもらえるだけでも気持ちが楽になるはずだ」と話す。

■孤独死を引き起こす“キケンな部屋”の共通点とは?【ストレスが溜まる部屋ワースト5】

平均寿命が年々延びている長寿大国日本。しかし、死ぬまで健康でいられるわけでもなく、「太った」「疲れやすい」など体の悩みは尽きないものだ。いったい我々はこの先どのように生きたら健康でいられるのだろうか。そこで今回、各識者の意見を参考に「不健康になる」ランキングを作成。果たして、あなたの健康状態は大丈夫?

<こんな部屋はストレスが溜まるワースト5>

1位 部屋がモノで溢れている
2位 外出が億劫な物件に住む
3位 部屋の日当たりが悪い
4位 紙ゴミがやたらと多い
5位 人を部屋に入れていない

「部屋の状態はその人のストレス状態を表し、悪化していくごとにさらに健康状態も蝕まれていくので悪循環なんです」

 とは、遺品整理アドバイザー・上東丙唆祥氏。昨今増え続けている40代の自室での孤独死のケースを数多く見てきた。死の理由は、自殺や病気による発作などそれぞれだが、共通しているのは健康状態が悪い人間の部屋は、モノが多くなってしまうという。部屋にモノが溢れると、かえってストレスになるのは実感ある人も多かろう。

「また、住む物件も影響してきます。外出が億劫になるようなエレベーターのない団地の5階などです。外出しないばかりか、ゴミ捨ても頻繁にやらない。おまけにレトルトなどの保存食を買い溜めるなど、健康に悪い食習慣も生み出します。さらに、日当たりが悪ければ、それだけで人間のバイオリズムも大きく狂わせ、酷ければ心も病んでしまう原因になります」

さらにそんな部屋で日夜、便利で得する情報収集のために書籍や雑誌を読み漁り、積ん読状態に。

「情報のあるものを衝動的に消費してしまう行動は社会的不安の表れです。40代は社会的責任も重い年齢なのも関係しています。でも結局その足りないものを埋める行動が自分を苦しめる。もし今の自分に物足りなさを感じるなら、まずは今あるモノを捨ててみてほしい。僕の経験ではモノが少ない部屋で孤独死する人はいません」

■孤独死のほとんどが離婚後の中年男性。荒れ果てた単身生活の行く末

大阪府に住む50代の男性は、死後3週間で床に突っ伏した状態で、近隣住民からの通報で発見された。20代前半で結婚し、妻、娘とともに家庭生活を送っていたが、40代半ばで離婚してからは妻子とは疎遠に。その最期は、もがくような姿で亡くなっていた。部屋には小豆のようなハエのサナギが床一面に散らばり、蛆が這い回る、あまりにも無残な状態だった。変わり果てた父親の末路に、遺体確認にきた娘は絶句していたという。そうした離婚男性の孤独死が近年多発していると、大阪で特殊清掃を営むダイウンの山本直嵩氏は証言する。

「離婚した男性は、引け目を感じてか、子供や元妻と連絡を取らなくなることが多い。自分の様子を心配してくれる人もおらず、万が一死ねば誰にも見つかることなく、遺体の腐敗は進行。遺族にも迷惑を掛けるケースが多いですね」

 山本氏の現場では、孤独死のほとんどが離婚後、単身生活を余儀なくされた中年男性だという。彼らに共通しているのが、食生活の乱れと推察される現場の様子だ。

「例えば、カップ麺の空容器に汁が入ったまま大量に残されていたり、コンビニのお弁当が食べかけで床に投げ捨ててある。まるで、部屋がゴミ箱みたいな様子ですね。コンビニのチキンの骨が部屋の中に大量にあり、その骨に埋もれるように亡くなった人もいます」

しかし、そんな悲惨な現場を訪れた遺族の反応は薄いという。

「現場を訪れた遺族が、故人の死を悲しんでいる姿をまだ一度も見たことがありません」(山本氏)

 孤独死は、生前の人間関係を映す鏡なのかもしれない

■生涯未婚、非正規雇用…「孤独死大国ニッポン」になりつつある恐ろしき実態

亡くなっても誰からも発見されず、無残に虫の餌食になる痛ましい孤独死者数は、この10年間で3倍にも増加している。その中でも急速に増えているのが40代からの「団塊ジュニア」世代だ。今なぜ彼らは「孤独に死する」のか? その実態に迫る。

誰にも看取られずに、たった一人でその最期を迎える孤独死――。無数の蛆が部屋中に散らばり、空中をブンブンと飛び交うハエ。業界用語で「人型」と呼ばれる、人が亡くなった部屋の痕跡には髪の毛がベットリと残っている……。

ニッセイ基礎研究所の調査によると、そんな悲惨な人生の末路である孤独死を迎えている人は、年間約3万人だとしている。しかし、’30年には3世帯に1世帯が単身世帯になることから、これからさらにその数は増えるだろうと懸念が広がっている。

 孤独死というと高齢者の問題だと捉えられがちだが、深刻なのはむしろ現役世代のほうだ。孤独死が起こる原因としては、なんといっても、血縁、社縁、地縁、趣味縁など、さまざまな縁から隔絶された末に起こる「社会的孤立」の問題がある。

 この孤立度がOECDの20か国のなかでも日本は圧倒的に高い。同じくニッセイ基礎研究所の調査では、団塊ジュニア世代で105万人が「孤独死予備軍」ともいえる孤立状態だとされ、これは8人に1人という計算になる。その数は、団塊世代の3倍以上にものぼることから、40代こそが「孤独死予備軍」となる。

目下、家族の結びつきは薄まり、生涯未婚率は上昇。地域社会は空洞化し、地縁はもはや形をなさない。就職氷河期のあおりを受けた団塊ジュニアは、非正規雇用によって労働環境も流動的で、何かあったときに訪ねてきてくれるような職場の繋がりも途切れがちだ。

 そんな「縁」難民に待ち受けるのが、孤独死だ。

 事実、孤独死大国へのカウントダウンは、始まりつつある。それは、孤独死の後始末を引き受ける特殊清掃業界の事業者が増加していることからも窺える。現代ニッポンに迫る未来図はどうなるのだろうか。

■大量のエロ本に囲まれて孤独死…死後1か月以上経過した部屋のすさまじさ

部屋の壁面に溢れんばかりのアダルトビデオに、腰の位置ほども積み重なったエロ雑誌の切り抜き――。かつては大手自動車メーカーに勤めていたという神奈川県の50代の男性は、このエロ雑誌の切り抜きに埋もれ、腐乱した状態で息絶えていた。死因は心筋梗塞。死後1か月以上が経過していた。

「孤独死とひと言で言っても、亡くなられた方のお部屋にはいろんなパターンはあるんです。男性の一人暮らしの方は、このように自分の世界観に浸っている場合が多いんです。2DKのマンションだったのですが、アダルト雑誌だけでも6t分もあったんですよ」
 
 そう淡々と語るのは、特殊清掃・遺品整理業のマインドカンパニーの鷹田了氏。孤独死する人は、何らかの趣味や性癖に傾倒しているオタク系が多いそうで、大量のアイドルグッズが溢れた部屋に驚くことも。

「故人の恥部にならないよう、部屋の大人のおもちゃなどは、遺族に存在が知れないように処分するように心がけています」(鷹田氏)

不幸中の幸いか、この部屋では、エロ雑誌の切り抜きが遺体から出た体液の吸収材の役割を果たし、階下への被害がまったく無かったという。普通は死後1か月となると、階下まで体液が染みわたり、修繕費用は膨大になるのだそうだ。

「なかには下で寝ていた住民の顔に体液がポタリと垂れたことで孤独死が発覚したケースもありました」(鷹田氏)

 悪夢のような話だが、これが現実である。

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