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満月で眠りが浅くなる!? 満月と体調の関係が一部解明される

満月・新月になると体調不良になる、という噂をご存知でしょうか? 以前からよく言われてきたことで、以前は科学的根拠がないという結論だったのですが、実は昨年研究に進展があり、一部で因果関係が解明されたようです。

更新日: 2014年11月14日

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zeus333さん

▼満月・新月になると体調不良になる?

月の引力は、海面に影響を及ぼし、潮の満ち引きを作り出します。海は地球の面積の約70%を占めていますが、実は人体の水分量も全体の約70%となっているのです。まるで私たちの体の中に海を持っているかのようですね。そう考えると、月の満ち欠けが人体に影響を及ぼすということも、自然なことのような気がしてきませんか?

▼満月・新月の影響

新月・満月には重大事故が多く上弦下弦の半月にはうっかり事故が起りやすいと言うものです。
満月には犯罪が増加するなどという話も良く聞きます。

月齢を始めとする各種の作用が人体へどの程度影響するのか確固とした定義は未だありません。
しかし、各種影響は人体の肉体的影響ではなく精神的影響が大きくなるようです。
運転中にキレてしまうことが満月新月には多くなり、より大きな事故につながりやすいということです。

満月の日は重大事故や凶悪事件が多い、といった話を聞いたことがありませんか?それは、満月の日は感情が高ぶりやすく、衝動的な行動をとってしまうことが原因だと考えられています。

▼科学的根拠は?

統計的な根拠がある程度示されているものとしては、精神科の医師であったA.L.リーバー博士の「バイオタイド理論(biological tides theory)」というのが有名で、博士自身の臨床経験に基づいた月と人間の精神状態や身体状況を関連付けた事例を集め、統計解析も行われている、というものです

どうもその著書の統計解析の方法は恣意的で偏った分析をされている・・・ということで、現在では科学的・医学的には否定されているそうです。
日本で実際にこれまで起きた事故の件数や出産数を調べても統計的には満月や月の月齢とは関係が見られないとも言われています。

▼バイオタイド理論とは

バイオタイド理論簡略化すると

地球の80%が海で20%が陸であるように、人間も90%が水分で構成されている。
すなわち、海の満ち引きが月によってもたらされるように、人間の体内の水分が月によって若干の移動をすることで人間の行動にまで変化があるのではないか。

天体が人間に与える影響は極わずかで感知できないほどだが、病気と同じようにほんの少しの要因で大きな結果を生み出しているのではないかというものだ。

この理論は非常にセンセーショナルなものであり、一躍話題となったのですが、他の学者が追試したところ、同じような結果が出ることはなくアーノルド博士が、都合の良い統計データを使ったものだという説が有力となっています。また、満月と車の事故に関係があるのではないかという研究もされています。日本の警察で発表されている交通事故のデータと、月齢を比べたところ、満月と新月の前後には死亡事故が増えているというのです。しかし、こちらも実際に警察発表データと月齢を比べたところ、必ずしも満月に事故が起きるわけではないというのが明らかになっているようです。

▼一方で、昨年になって研究が進展

つい先日、『カレントバイオロジー』という学術雑誌に興味深い研究内容が発表されました。それは「満月は良い眠りの邪魔をする」というもの。

この研究は厳重に管理された実験室で、33人のボランティアにたいして「月の影響力」を調べるというもので、月を見ることのできない部屋にいながらも、満月近辺では深い睡眠に関係する脳の活動が3分の1に低下し、「メラトニン」のレベルも減少したというのです。

スイスのバーゼル大学の研究で、睡眠パターンが月の満ち欠けの影響を受けることを示す信ぴょう性のある証拠が初めて示された。学術雑誌「カレントバイオロジー」に掲載された研究報告によると、被験者の深い眠りに関連する脳の活動が満月の時期の前後には30%低下することが分かった。夜眠りに落ちるまでの時間が長くなり、睡眠時間が短くなることも判明した。

古代から満月の時には殺人や騒乱が起こるとされている。世界各地でオオカミ人間など月に関連した物語が言い伝えられている。科学者らは長年にわたって月の人間行動への影響を解き明かそうとしてきた。今回の報告をきっかけにこの分野の研究が進む可能性がある。

満月と人間の体調との関係は、古くから議論されてきたテーマですが、最近になってようやく信憑性のあるデータが出てきたようです。
これをきっかけに、科学的なつながりがみつかるといいですね!

▼参考リンク

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