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世界の中で日本だけ「がん」で死ぬ人が増えているのは、なぜか?

日本人の平均寿命は、先進国の中でも高い。しかし、意外なことですが、がんが原因で亡くなる人が増え続ける唯一の先進国でもあります。この理由について考えてみました。

更新日: 2018年05月04日

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chemnoteさん

日本のがん死亡者数は、増えている。

日本人の死因の1位は悪性新生物(癌)である。1980年ごろから、脳血管疾患を抜いた。WHO Mortality Database*1で調べてみると、2006年で日本の総死亡数は108万4450人、うち悪性新生物が原因なのが32万9314人で、総死亡の30.4%を占める。ちなみに、イギリス 27.0%、アメリカ合衆国 22.8%、イタリア 27.0%、ドイツ 25.7%、フランス 28.2%であった。

高齢化が進んでいるから

◆全がん
男女とも、おおよそ60歳代から増加し、高齢になるほど高い。
60歳代以降は男性が女性より顕著に高い。

65歳以上の高齢者(以下「高齢者」といいます。)人口は3186万人(平成25年9月15日現在推計)で、総人口に占める割合は25.0%となり、人口、割合共に過去最高となりました。前年(3074万人、24.1%)と比べると、112万人、0.9ポイント増と大きく増加している。

「悪性新生物」「心疾患」「肺炎」による死亡率増加が、医療技術の退化や環境悪化によるものでは無く、高齢化と共に起きている

医療技術自体は向上していて、昔よりもがんを直せているというデータもあるが…

年齢調整をすると、がんは治るようになってきている。特に胃がんで無くなる人が少なくなっている。

医療の発展で「がん」に比べて「がん」以外の病気は、治るようにもなっている

出典rou5.biz

現在の医療技術をもってしても、がんは他の病気に比べて治療することが難しい

50年前は、ガンで死ぬ人は今の半分くらいで、脳卒中で死ぬ人が多かった。しかし、栄養状態の改善により、血管が強くなったため脳卒中で亡くなる人は減った。

「がん」の検診率が低いから

がんは不治の病ではありません。現在、全体で見れば、半分程度のがんは治ると言えます。がんがまだ1~2センチ程度の時期、つまり、早期に発見できれば、治癒率はぐんと良くなります。

たとえば子宮頸がん検診の受診率は、日本では30~40%ですが、米国では84%。検診で見つかるような早期がんは、9割以上が治ります。

それではなぜがん検診の受診率が低いのか。(回答者個人の感想・事由も多分に含めた)社会的な一般論としての理由を聞いたところ、もっとも多くの人が同意を示したのは「受診する時間が無い」だった。

日本の医療現場の最重要課題のひとつといえます。それは、重要な予防医学の標準的な診療がほとんど普及していないこと、患者教育の不十分さ、です。

他の要因で死んでいても、従来では、見つからなかった「がん」も発見されるようになったから、死因が「がん」としている。

先進国の場合、高度な検査設備があることで、従来ならば見つからなかったレベルの早期のがんが発見され、患者数が増加しているという側面もある。

食事のバランスが悪くなっている。

乳がん発生の少ない日本からハワイやカリフォルニアに移住した日本や中国の移民に対する研究で、がんの発生には人種(遺伝)よりも環境(食生活)の影響を強く受けることが明らかにされている。

「現代の日本人は、自分たちが思っているほど健康的ではありません。食生活の欧米化が進み、肉の摂取量は50年間で約10倍、脂肪分は約3倍にも増えました。逆に野菜や果物の消費量は減り、米国を下回っている。日本人は運動量も少ないし、いまでは多くの米国人のほうが健康的な食生活を送っているとすら言えます。

日本のがん治療は、外科手術が中心。治療方法の選択が少ない

多くのがんでは、手術と放射線治療の治癒率は同じというデータも出ていますが、日本人には『がんは手術で治すもの』という先入観がある。がんを取り残す可能性があると分かっていても、まず手術が選択されることも多い。日本での放射線治療の割合は約25%ですが、アメリカでは60%程度。日本は圧倒的に少ないのです

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