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エボラだけではないウィルス性出血熱や他の出血熱あれこれ

ウイルス性出血熱とは、エボラ出血熱,マールブルグ病,ラッサ熱,クリミア・コンゴ出血熱の4種類。ウイルス性出血熱と出血熱との違いは、1.感染症法の1類感染症に指定されており、2.疫学的に人から人へ感染する経路が成立、3.クリミアコンゴ出血熱は例外だが、基本的にアフリカのサハラ砂漠以南に存在。

更新日: 2014年10月17日

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brunhirtさん

エボラ出血熱

西アフリカ諸国で起こっているEVDの流行は2014年3月にギニアで集団発生から始まり、住民の国境を越える移動により隣国のリベリア、シエラレオネへと流行地が拡大している。

マールブルグ出血熱

アフリカ中東南部に散発的に発生する。ただし、最近のアフリカでは大量発生しているのが現状である。

1967年:西ドイツ、ユーゴスラビア 32人感染、7人死亡
1975年:南アフリカ(ヨハネスブルグ)(ジンバブエで発生 3人感染、1人死亡)
1980年:ケニア 2人感染、1人死亡
1987年:ケニア(オランダ人の少年)1人感染、1人死亡
1998 - 2000年:コンゴ民主共和国(金鉱労働者中心)154人感染、128人死亡
2004 - 2005年:アンゴラのウィジェ州 277人死亡
2012年:ウガンダ、4人死亡

クリミア・コンゴ出血熱

患者発生地域は宿主となるダニの分布に一致し、アフリカ大陸、東ヨーロッパ、中近東、中央アジア諸国、南部アジアである。

致死率は15 - 30%。牛、めん羊などの家畜では感染しても無症状である。

ラッサ熱

自然宿主は西アフリカ一帯に生息する野ネズミの一種であるマストミス(Mastomys natalensis)である。ナイジェリアからシエラレオネ、ギニアに至るアフリカ一帯、および中央アフリカ共和国などで局地的流行状態。

感染者のおよそ80%が軽症であるが、約20%が重症となり致死率は感染者の1~2%程度。毎年10万人以上が感染し、5000人程度が死亡している。妊婦は重症化し易く、胎内死亡、流早産を起こしやすい。

デング熱

特に東南アジア、南アジア、中南米、カリブ海諸国であるが、アフリカ、オーストラリア、中国、台湾においても発生している

4つの血清型(1型、2型、3型、4型)に分類され、たとえば1型にかかった場合、1型に対しては終生免疫を獲得するとされるが、他の血清型に対する交叉防御免疫は数ヶ月で消失し、その後は他の型に感染しうる。この再感染時にデング出血熱になる確率が高くなると言われている。

南米出血熱(アルゼンチン出血熱、ベネズエラ出血熱、ブラジル出血熱、ボリビア出血熱)

南米出血熱であるアルゼンチン出血熱、ブラジル出血熱、ベネズエラ出血熱、ボリビア出血熱は、それぞれ、アレナウイルス科のフニンウイルス、サビアウイルス、ガナリトウイルス、マチュポウイルスによる感染症である。

潜伏期間は7~14日で、初期症状として突然の発熱、筋肉痛、悪寒、背部痛、消化器症状がみられる。3~4日後には衰弱、嘔吐、目まいなどが出現し、重症例では高熱、出血傾向、ショックが認められる。歯肉縁の出血が特徴的とされるが、その後皮下や粘膜からの出血に進展する。神経症状を呈することもあり、舌や手の振戦から、せん妄、こん睡、痙攣に至る。致死率は30%に上るとされる。

黄熱病

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