1. まとめトップ

1時間に3人が孤独死?!高齢者だけじゃない、若者も対策を

高齢者を中心に報道される孤独死ですが、若者の孤独死も発生しています。一人暮らし等の孤独死のリスクを抱える方は、少し目を向けてみるのも良いのではないでしょうか。

更新日: 2015年04月30日

satou1013さん

  • このまとめをはてなブックマークに追加
5 お気に入り 42094 view
お気に入り追加

まず、孤独死と孤立死の違いは?

法的定義もなく、警察による死因統計上は変死として扱われる。

しかし、一般的に孤独死とは

内閣府の高齢社会白書では「誰にも看取られることなく息を引き取り、相当期間放置されるような、悲惨な孤立死(孤独死)」と表現している。

これは社会的に孤立してしまった結果、住居内で死亡して死後しばらく周囲の社会に気付かれず放置されていた状況を指してのものである。

行政では、「孤独死」ではなく「孤立死」という名称で表現する。

主要メディアは独居者が誰にも看取られずに死後発見された場合を「孤独死」とし、それが家族に起きた場合を「孤立死」と使い分けているようだ。

厚生労働省に「定義しない」理由を問合せたところ、「定義化によって、その枠に漏れる方の支援ができなくなる」 とのこと。

孤独死・孤立死はどれくらいあるのか?

1時間に3人が「孤立死」している

ニッセイ基礎研究所は、死後4日以上経過して遺体が見つかった65歳以上の高齢者を「孤立死」としています。その数、年間1万5,603人ですから1日に42人が「孤立死」していることになります。「死後2日以上」まで広げると、2万6,821人ですから1日73人、1時間に3人が「孤立死」していることになります。

全国において年間1万5,603人(男性1万622人、女性4,981人)の高齢者が死後4日以上を経て発見される状態で亡くなっている

「(65歳以上の)死者100人のうち8.36人が死後2日以上、5.69人が死後4日以上、3.90人が死後8日以上経過して発見されるという実態がある。その確率を元に全国の推計を行うと、全国において年間1万5,603人(男性1万622人、女性4,981人)の高齢者が死後4日以上を経て発見される状態で亡くなっていることになる」

なぜこんなにも孤独死・孤立死が起こるのか?

単身世帯が増えるなかで家族の絆や職場のつながりが急速に失われ、孤立する人が急増している

とくに失業、退職、離婚などで仕事と家庭を失って孤立する中高年男性の問題は深刻である。それは東京都監察医務院の調査結果にも現れており、孤立死はほぼ2対1の割合で男性(とくに50代~60代)に多く、また遺体発見までの平均日数も男性は12日で、女性のほぼ2倍に上る。それだけ男性の孤立度が高いということだ。

各国の社会的孤立度を比較した調査で、「日本人は家族以外の人との付き合いが少ないため、孤立しやすい」との結果が出ている

生活保護や介護保険などを含め従来の社会保障システムが家族の存在を前提に設計されているため、最近の単身世帯の急増にうまく対応できていない

孤独死には貧困や格差などの影響も指摘されている

例えば、生活保護世帯の半数は高齢世帯です。また、高齢者間では、もともと大きな所得格差があります。その上、医療・介護などの必要性が高まるのが高齢期です。
これを年金などの所得で賄いきれない世帯であれば、たちまち生活に困窮してしまいます。
しかし、生活保護の老齢加算の廃止など高齢者福祉の切り捨てが指摘されるなど、社会保障がセーフティーネットとして機能していない結果が孤独死を招いているとも言えます。

若者にとって、「孤独死」は決して遠い問題ではない。

血縁関係や近隣関係、地域との繋がり、社会との繋がりが希薄になっている時代では、積極的なコミュニケーションを苦手とする若者が増えています。

東京都区部における孤独死の発生件数は、
◆30代男女 = 計150件前後/年
◆20代男女 = 計100件弱/年(12年 東京都福祉保険局調べ)

仕事をしていれば会社の誰かが気づいてくれるかもしれないが、失業中であったり、在宅ワークである場合には、誰からも気づかれにくい。

「仕事で会社に行っていれば、誰かが気づいてくれますが、“失業中”に心臓発作で倒れて、発見されなかった例もあるんです」

では、孤独死・孤立死の対策は?

大事なのは、日々の健康管理

1.食事や睡眠に気をつけ、「免疫力」を高める
2.「大病のサイン」を見逃さない
3.定期的に健康診断に通う
4.かかりつけ医をもつ

地域社会とのコミュニケーションをいかにとっていくか

地域とのコミュニケーション能力に欠ける人は「孤独死」で亡くなる可能性が高く、身寄りが見つからず自治会でごく簡単な葬儀を行うことも珍しくはない。そして、無縁仏として葬られることになる。

1