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簡単にWebアプリを構築できる『Forguncy』を使ってみた

Excel使いに朗報!グレープシティ社が発表したExcel風の操作で業務Webアプリケーションを開発可能にする「Forguncy(フォーガンシー)」。今回そのForguncyを実際に使って1システムを簡単に構築してみました。

更新日: 2014年11月09日

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この記事は私がまとめました

riassmpさん

もくじ

■製品紹介 :『Forguncy』の特徴、発売に至る切っ掛けなどを紹介

■ターゲット:『Forguncy』がどういう人向けのアプリケーションか紹介

■動作環境 :『Forguncy』が要求するスペックなどを紹介

■ハンズオン:『Forguncy』で見積書システムを作ってみた!

■製品紹介

Excel資産を活かして業務をWebアプリに移管できる!

グレープシティは2014年10月8日、Excelを使う感覚で業務アプリケーションを開発できるツール「Forguncy(フォーガンシー)」を10月15日に発売すると発表した。

主に、企業の情報システム部門やExcel上級者を想定した製品で、Excelで帳票や申請フォームを作成する感覚でWebアプリを簡単に作成できる。

製品発売の切っ掛けは日本企業独自の文化にあった

Forguncyは日本企業に数多く存在する“Excel方眼紙”を簡単にWebアプリケーション化できるツールだ。

Excel方眼紙とは、Excelを方眼紙のように使い、見た目や印刷用レイアウトを調整するために文字と文字の間に調整用のセルを入れたり、セルを結合して社内資料を作成する手法。
帳票の見た目を重視する日本企業独自の文化だと言われている。

この日本の独自の文化に対しては賛否両論あるものの、実態として広く浸透している“Excel方眼紙”をうまく活用できれば、業務スピードや質を向上させる可能性があります。

とはいえExcelほど柔軟なシステムの開発は実現性に乏しかった

これまで「Excelみたいなの作って」は開発者へは禁句でした。Excelほどの柔軟性を持つアプリケーションをイチから作るのは、無謀とも言える要求でした。

こうした日本企業独自の文化(ニーズ)に合わせて作られたのが『Forguncy』

グレープシティ 第1ツール開発事業部 製品戦略室 プリンシパルエンジニア 八巻雄哉氏は「このように“Excel方眼紙”は、『ブラックボックスになりがち』『データ抽出が難しいためワークフローに向かない』『紙ベース文化が抜けきらない』など、業務のボトルネックになりがちだった。とは言え、多くの企業ですでに利用されているのが実情だ。この現状を打破する方法のひとつとして、Forguncyのリリースを考えた」と説明する。

八巻雄哉氏は「似たようなコンセプトの製品は過去にもあったが、多くはExcelの機能を拡張するものだった。本製品は、あくまで業務アプリ開発に特化したツールであり、Excelを使うのではなく操作性を再現している点が新しい」と述べた。

「Forguncy」には、同社の主力製品の一つである「SPREAD(スプレッド:スプレッドシート)」の20年のノウハウが生かされているそうです。

Excelに良く似た外観と操作性のForguncyは、Excelの知識をアプリケーションの画面作成に活用できるツールです。
Excelで操作するのと同じ感覚で、セルの書式設定やセルの結合、罫線を利用した表作成が行えます。方眼紙状のマス目を利用すれば紙の伝票や帳票のように複雑に作り込んだ細かなレイアウトも思い通りに実現できます。
使用環境にMicrosoft Excelがインストールされている必要はありません。

データベースはForguncyに組み込まれているため、他にデータベースのソフトウェアを用意する必要はありません。

Excelで作成された申請フォームや、ExcelやAccessなどに蓄積している業務データがあれば、それをそれぞれForguncyのアプリケーション画面、テーブルデータとしてインポートできます。

これまでExcelで運用してきた出張届出や会議室申請といった業務をシステム化したいケースでも、使い慣れたExcelの入力画面をそのままWebページのデザインとしてインポートできるのでスムーズなシステム移行が可能です。

Forguncyにはセルに割り当て可能なセル型が16種用意されており、テキスト入力や日付選択の他にもボタンやチェックボックスといったインタラクティブな仕掛けをセルに設定できます。これらのセル型には和暦やふりがなの自動取得といった日本のシステムに求められる機能も提供されています。

リストビューではデータベースのデータを一覧で表示・編集することができます。表示するデータを昇順や降順での並べ替えたり、クエリ条件を使用して条件に一致するデータのみ表示したりすることも可能です。リストビューの設定はリボンやダイアログで簡単に行えます。

ForguncyはExcelと同じ多くの関数が使えます。業務アプリケーションの機能として必須となるデータの条件抽出や数値の集計も、Excel関数を使うことでプログラミングの知識がなくても実現できます。サポートしているExcel関数は323種。Excelの知識があればアプリケーションの可能性を無限に広げることができます。

作成したアプリケーションの画面をそのままExcelに出力できます。Forguncyでシステム化しても取引先とのやり取りにはExcelファイルが引き続き必要な場合や、印刷した帳票だけを変更したい時なども、Excelファイル出力機能を使うことで対応可能です。
また、リストビューのデータをExcelに出力できるので、蓄積されたデータの集計や加工をExcelのグラフやピボットテーブルを使って行えます。

■ターゲット

さまざまなテンプレートを活用することで、ITに詳しくない担当者でも容易にWebアプリケーションが作成できるという。

上記の通り、ITに詳しくない担当者でも容易に作ることは”できそう”です。なぜならば全てオブジェクトを操作するだけでシステム構築ができる、いわゆる「ノンコーディング」だからです。
ただ個人的な感想としては2つほど追加で条件を加えたいです。

条件その1『業務知識』

当たり前ですが会社の業務について詳しく知っている方がシステム構築においてはいいです。それはForguncyでも例外ではありません。
会社特有の業務形態というのがあるでしょうから、その業務に深い知識を持った方が構築した方がいいでしょう。そういう意味ではその部門で使うシステムは、その部門の担当者が構築した方が、いいものが作れるかも知れませんね。

条件その2『データの整合性』

簡単に言うと構築したシステムでデータがそのシステムのルールに従っているかということです。
例えば「受注入力」を想定したときに単価がマイナスになっているなど、通常ありえないデータが存在してはいけませんね。つまりそういったあり得ないデータを想定できることが必要になります。今上げた例以外にもこういったケースは無数に存在しますが・・・。
もっともこれは業務知識があれば想定できることかもしれませんね。

またシステム間の連携を想定した場合は、他システムとのデータの整合性というのはさらに重要になってきます。
1システムのみで完結するものならそうはならないかもしれません。
しかし「Forcuncy」を導入しようと考えている方々は複数のシステム構築、または既存のシステムとの連携を考えている方々が多いのではないでしょうか。

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