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うつ病に薬が効かない事もある!?【認知行動療法がうつ病に効く理由】

認知行動療法とは、認知の歪みを修正し、悩みを持った人が生きやすくなる療法です。

更新日: 2016年05月25日

saya1001-jonさん

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うつ病の治療

現在、うつ病の治療には様々な方法がありますが、第一選択しとして薬物療法が取られることがほとんどです。
精神科・心療内科では、診断をし処方をするのみのことが多く見受けられます。
ですが、投薬には個人差や症状による差が大きくあり、必ずしも回復するというものではありません。
そこで注目されるのが「認知行動療法」です。
広く効果が見込まれていて、うつ病以外の精神疾患にも用いれられています。

セロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質は、送り手側の神経細胞の末端から受け手側の神経細胞の末端に、単純に送り出されているのではありません。シナプスには受け手側で受け取られなかった神経伝達物質を、もう1度送り手側に戻すシステム(再取り込み)があり、送り手の神経細胞にもその受容体があります。
SNRIは、この再取り込みの受容体をふさいで再取り込みの機能を下げて、シナプス間隙に神経伝達物質を増やそうとします。

抗うつ薬は気分を変える薬ではなく、脳内神経伝達物質の動きに何らかの働きかけをするものです。
実際、症状の原因を特定する事が難しいうつ病は、薬の種類を変えて効果があるのかを判断する方法になってしまいます。
その状態には個人差が大きく出ます。

薬物療法よりも心理療法が効果がある場合があります。
うつ病に対しては認知行動療法という心理療法が良いとされています。

うつ病になりやすい性格

・神経質で几帳面

・仕事を他人に任せられない

・道徳観が強く、義理人情にあつ過ぎる

・完璧主義者、潔癖主義者

・理想主義者(理想や目標が高すぎる)

・がんこで融通が利かなかったり、その場に応じた臨機応変さがない

・人に頼まれると断れない

・自分さえ我慢すればとよく思う

・まじめで何事にも熱心、責任感や義務感が人一倍強い

・自分の感情や考え方、想いを表現したり、相手に伝えられない

・他人の評価が気になり過ぎたり、被害妄想的な面がある

日本では良いとされる性格傾向もうつ病になりやすい性格に該当します。

うつ病の原因

脳のエネルギーが欠乏した状態をうつ病と考えますと、義務感が強く、仕事熱心、完璧主義、几帳面、凝り性、常に他人への配慮を重視し関係を保とうとする性格の持ち主は、エネルギーの放出も多いということになります。努力の成果が伴っているうちはエネルギーの回復もみられますが、成果が出せない状況が生じたり、エネルギーの枯渇が起これば発症の危険が高まります。

ストレスや環境の原因よりも、性格が根本的原因と考えることができます。

過度のストレスの場合、そのストレスが取り除かれた場合は、症状が改善する事もあります。
ですが、一種のトラウマのようになってしまい、似たような光景や状況になると落ち込みが大きくなる事もあります。
突然の発症の場合、事前の早期発見が出来ない上に、心理的対処では改善しないケースがほとんどです。

認知行動療法とは?

認知療法・認知行動療法は、近年発達してきた情報処理モデルないしは認知モデルを基盤にした治療法です。
つまり、私たちは、自分が置かれている状況を絶えず主観的に判断し続けているのですが、通常は半ば自動的にそして適応的に行われています。
しかし、強いストレスを受けるなど特別な状況下ではその判断に偏りが生じ、非適応的な反応を示すようになってきます。その結果、抑うつ感や不安感が強まり、非適応的な行動が引き起こされ、さらに認知の歪みが強くなるという悪循環が生じることになります。

認知の歪みがうつ病の原因であり、それを治すのが認知行動療法です。

認知行動療法では、何を行うのか?

認知療法・認知行動療法では、「自動思考」と呼ばれる、様々な状況でその時々に自動的に沸き起こってくる
思考やイメージに焦点を当てて治療を進めていきます。治療は対面式の面接が中心で、一回の面接時間は 30分以上です。
面接は、原則として 16-20 回行いますが、患者さんの状態にあわせて延長することを検討することもあります。また、場合によっては、フォロ-アップ面接を行うこともあります。

面談でのカウンセリング(心理療法)が主に行われ、患者自身が自分の認知の歪みに気付き、それを変えていくという作業が行われます。

認知の歪みの種類

【 全か無か思考 】
物事を極端に、白か黒かに分けて考えようとする傾向のこと。
少しのミスで完全な失敗と考えてしまう。

【 一般化のしすぎ 】
たった一つの良くない出来事があると、それが何度も何度も繰り返し起こるように感じてしまう。
【 心のフィルター 】
わずかに良くない出来事にこだわって、そればかりを考えてしまい、その他の良い出来事は無視してしまう傾向。

【 マイナス化思考 】
良い出来事を無視、あるいは悪い出来事にすり替えてしまう。

【 結論の飛躍 】
1.心の読みすぎ:相手の感情を早合点し思い込んでしまう。
2.先読みの誤り:事態は悪くなると決め付ける。

【 拡大解釈と過小評価 】
自分の失敗を過大に考え、長所を過小評価する。
逆に他人の成功を過大評価し、他人の欠点は見逃す。

【 感情的決め付け 】
『こう感じるんだから、それは本当のことだ』というように、自分の感情を、
真実を証明する証拠のように考えてしまうこと。

【 すべき思考 】
『すべき』『すべきでない』と考えてしまうこと。これができないと自己嫌悪や罪の意識を持ちやすい。
また、他人に向ける怒りや葛藤を感じやすい。

【 レッテル貼り 】
極端な形の『一般化のしすぎ」ともいえる。
一つのミスをしたことで完全にネガティブな自己イメージを創作してしまうこと。

【 個人化 】
良くない出来事を、自分に責任がないような場合でも自分のせいにしてしまう。

認知行動療法を知る

認知行動療法がうつ病に効く理由

1、うつ病の原因は性格や考え方が原因の場合がある

2、性格や考え方には歪みがあり、それは変える事ができる。

3、認知行動療法は認知の歪みを修正する療法である。

4、認知の歪みが修正されると、同じ状況でも感じ方が変わる

5、うつ病の原因となるストレスに対して見方が変わり、ストレスがストレスではなくなる。

6、よって認知行動療法はうつ病に効果がある。

うつ病の再発防止も大切な事です。
認知行動療法は認知の歪みを修正し、自分で考える能力を身につけることができます。
これは、うつ病の再発を防ぐ一番の方法ではないでしょうか。

認知行動療法を行う方法

⇒病院の医師に認知行動療法を受けたいと伝える。

認知行動療法を受けられる病院はまだ多くはありません。
また、保険適応かどうかを確認する必要や、患者の状態によっても受けるべきかどうかの判断が必要である場合があります。
まずは、医師に相談してみることが良いでしょう。

⇒書籍、公開資料などで認知行動療法の知識を得る

認知行動療法は、そのやり方を習得すると、日々自分自身で認知行動療法が出来るようになっていくという利点があります。
書籍や資料は沢山出ていますので、まずは読んでみる事で、認知行動療法がどのようなものなのかを知ることが近道かもしれません。

⇒WEB上のツールを使用する

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