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眠り続ける病気...。奇病「眠れる森の美女症候群」

一度眠ると16~18時間も寝てしまう奇病「クライン・レビン症候群」。通称「眠れる森の美女症候群」とも呼ばれるこの病気は世界でも1000例ほどしか報告されていないという。この病気の原因と治療法は何なのか?

更新日: 2015年07月24日

rainshineさん

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「クライン・レビン症候群」

クライン・レビン症候群は、数日から数週間にわたり連続した睡眠状態となる睡眠障害の一つ。クライネ・レヴィン症候群、クライネ・レビン症候群、周期性傾眠症と訳されることがある。

普段は健常者と何ら変わることのない日常生活を送りますが、1年に数回程度~もう少し頻繁に、ある日突然、非常に強い眠気に襲われるようになり、かなりの日数のあいだ毎日16~18時間も眠ってしまうようになります。

過眠症と呼ばれる睡眠障害の一種で、数日~十数日程度眠り続ける期間(周期性の傾眠)を周期的に迎える他、異常な空腹感、過食などの傾向を併発する。

強度な睡眠衝動を起こす点ではナルコレプシーに似ていますが、非常に長期間にわたり継続する点が異なります。

「眠れる森の美女症候群」とも呼ばれる症例の少ない奇病

「クライン・レビン症候群」この病気の通称が「眠れる森の美女」症候群です。世界でも約1、000例程しか症例が報告されていない病気です。

過去には、男性のみが発症する報告書がまとめられていたことがあったが、最近では女性例も報告されるようになり「眠り姫」として報道される例もある。

いくつかの症例

英国シュロップシャー州テルフォードのステーシー・カマフォードさん(15)は一度寝ると何か月か眠り続けるという珍しい睡眠障害にかかっている。2か月間眠り続けた彼女は、オールAが確実視されていた試験を9回受けることができなかった。

ベサニー・ローズ・グーディアさん(18歳)は2010年の11月のある日、突然彼女は目覚めることが出来なくなってしまったのです。彼女は、食事とトイレの時以外はずっと眠り続けています。また、食事とトイレで起きた際には、話し方や振る舞いが幼児のようになる「幼児退行」といった症状も見られました。

家族は最初は、ふざけているのかと思ったのですが、上記の症状と期間から、おかしいと思い、病院に連れて行きました。その結果、彼女がクライン・レビン症候群にかかっていることが分かったのです。

ベサニーさんによると「私の時間は眠り始めた日で止まっているの。この半年間のことは何も覚えていないのよ。ぼんやりとした印象はあるんだけど夢と現実の境もわからない」とのことである。目を覚ました10日後、ベサニーさんはまた眠りに落ちていった。

アメリカ・ペンシルベニア州に暮らす17歳の少女ニコール・デリーンさんは、非常に稀な睡眠障害「クライン・レビン症候群」を患っており、母ヴィッキーさんによると、ニコールさんは寝ている間は24時間眠りっぱなしというわけではないようです。寝ている時間は18時間~19時間で、食事やトイレといった必要不可欠の行動は行っているとのこと。

ただし、この行動中は夢遊病状態のため、ニコールさんには全く意識や記憶はないそうです。

英ストックポート在住で20歳のベス・グッディアーさんは16歳の時にクライネ・レヴィン症候群を発症した彼女は、それ以来4年間も難病と闘っているのである。彼女の場合、クライネ・レヴィン症候群の症状は約5週間ごとに現れ、そうなると1日22時間の睡眠サイクルで、1~3週間は眠り続けるので24時間体制のケアが必要になる。

原因は何なのか?

この病気は10代~20代前半期に発症する場合が多く、男性の方が女性よりも発病率が高いとされています。

視床下部及び間脳における働きに異常が出現することで一過性の障害をきたすものと考えられていますが、はっきりとした原因は分かっていません。

風邪などの発熱、心身の疲労、深酒、頭のケガ、麻酔などがきっかけで、クライネ・レビン症候群になったという報告があります。

治療法は?

クライン・レビン症候群の治療法は塩酸メチルフェニデート、硫酸アンフェタミンなどを用いた薬物療法が行われます。また、自然治癒するという報告もあるそうです。

予防としては、過眠発作の誘因となる発熱や深酒、心身の疲労を避けると、間欠期を延ばすことができた、という報告があります。

自然治癒

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