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女性断髪小説・剃髪小説・丸刈り小説

髪フェチ、断髪フェチ、剃髪フェチ、丸刈りフェチのための小説をまとめました。

更新日: 2016年11月13日

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この記事は私がまとめました

NEKKKKKさん

共依存 -榊智夏さんの作品-

その日は家事をしていた。
私は彼と同棲中だった。昼間は家に一人で居て、その間に家事を片付けたりしていた。
ある日の午後、先日の夕食の皿すら片付けていない状態だったので、急いで洗わなくては彼に怒られる、と私は重い腰を上げた。

私は彼からDVを受けていた。彼は表向きは真面目で丁寧な物腰の好青年であったが、私には口調の合間以外にそんな素振りを見せることは殆どなかった。少しでも彼の気を損ねるようなことがあったら殴られた。蹴られるのも日常茶飯事だった。だから彼が帰ってきた時に皿が洗ってないという状況はなんとしても避けなくてはならない。

その日は彼のお気に入りの皿を洗っていた。その皿はアンティークもので、今はもう滅多に手に入らないものなのだ、と何度も私に力説していた。私よりも皿の方が大事なのかなとすら思うこともあった。
そんな大事な皿だったから割るのはなんとしても避けなくてはならなかった。万が一割ってしまったら何をされるか分からない。
だが、そんな時に限ってハプニングは起こるものだ。
その皿を洗っていた時、排水溝からGが出てきたのだ。
私は驚き短い悲鳴の後、手を滑らしてしまった。落ちる前に拾わねばと手を伸ばしたが間に合わず、皿は床と衝突し破壊音を立てて砕けてしまった。
さてどうするべきか。私は焦った。身体中から血の気が引いた。冷や汗が止まらなかった。割れた皿は二度と戻りはしない。わたしは床に座り込んでしまった。困り果てていたところ、玄関のチャイムが鳴り響いた。

心臓の鼓動が早くなる。足音がこちらへ向かってくる。彼はリビングダイニングに続く扉を開けると一言帰ったことを告げ、私を呼んだ。そして私の方を一瞥すると、彼は私の周りを見、私が何をしたのか瞬時に判断した。
彼はすかさず私を殴った。胸ぐらを掴んで今度は頬を平手打ちした。
私は皿が彼の大切なものだと重々承知していた。扱いにも気をつけていたつもりだった。そんな時私はただ泣きながら「ごめんなさい」と言うしかなかった。

彼が不意に私から手を離し、私は床に尻餅をついた。嗚咽を漏らしながら謝罪していると、彼は呟くように私に言った。
「ちょっとお話があります。」
彼は感情を抑えきれていない声でそう言うと、私を彼の自室に連行した。
彼は私を部屋の粗末な椅子に座らせ、彼自身は自分の椅子に座った。
「貴方は」
彼は感情のこもらないトーンで私に話しかけた。
「どのようなことをしたのか分かっていますか?」
分かっているつもりだった。不慮の事故だった。それを説明しようとしたが反抗と捉えられ彼に再度殴られた。私は静かにならざるを得なかった。
「壊れたものは二度と戻らないんですよ。いくら貴方が謝ろうと、皿は元には戻りませんよね。」
彼は立ち上がり私の髪を粗雑に掴んだ。髪を掴みひっぱり上げられ私も自然に立つ。そして彼は馬乗りになる形で私をベッドにうつ伏せに押し倒した。

彼は私のお仕置き用に買ってあったのであろうバリカンを手に取ると、アタッチメントを外し、私の前髪の真ん中にあてがった。
「僕は優しいのでこれで許してあげるんですからね?皿は戻ってきませんが、髪ならいくらでも伸びてきますからね。脱毛クリーム塗らないだけ感謝してくださいよ」
彼は私が髪を大切にしているのを分かっていたはずだ。肩まである艶やかな髪は私の唯一と言ってもいい自慢だった。
私は小さい悲鳴を発したが、彼は構わずバリカンのスイッチを入れた。
『ビィーーーン…』
モーター音が部屋に響き渡る。
その直後、私の前髪は既にそこにはなく、そこだけクーラーの風が当たってやけに涼しかった。
彼が再度バリカンを生え際に当てようとしたので私が抵抗して動こうとすると、『ブチッ』という音と同時に痛みが頭に走った。
「あーあ、動くからですよ。動くと根元から抜けてそこがハゲになりますからね。それともここで止めてそのままにされたいんですか?」
こんな髪型にされるくらいなら坊主の方がずっとマシである。私は続けて欲しいとの旨を彼に告げた。

彼は器用な手つきで私の髪を刈っていく。前髪が落武者のように刈り上げられた。彼はスマートフォンを取り出すと私の写真を撮った。
「今の貴方にとってもお似合いですよ、その髪型。」
そう嘲笑を含んだ表情で言い放つとまた刈り続けた。

もみあげから天辺へ。もみあげは私の頭を離れベッドへと着地する。そして彼は後ろを手にかけるため私の顔を下に向かせた。
後ろは凸凹していて刈り難いのか彼は苦戦していたが、何度か色々な角度からバリカンを走らせると抵抗は少なくなった。そして耳を畳み耳の裏まで丁寧に刈られた。
一旦終わったのか彼は私の頭を撫で刈り残しがないか確認すると、私から離れた。そしてベッドに山のようにあった髪を手で摘み上げると、ゴミ箱に投げ捨てた。
「短い髪の毛が涙で顔に付いて汚いですよ。一緒にお風呂入りましょう?」
私は彼の言う通り風呂に入った。

彼は私を風呂用の椅子に座らせると、自身は膝立ちの体制をとった。そして自身のシェービングクリームを彼の顔ではなく、私の頭に塗りつけた。私が不思議そうな顔をしていると、彼は私の頭を剃り始めたのだった。風呂場は鏡があるのでどういう頭になっているのか確認できた。さっきあんなに髪を短くしたばかりなのに、カミソリの通った後はまた違う色をしていた。深剃りしようと何度も剃ったため頭皮には血が滲んでいた。だが反抗はしなかった。

彼は一通り剃り終わると私に「可愛くなりましたね」と告げた。お世辞だろうが嬉しかった。その夜は彼と一晩を共にした。
その後、私は彼の気を損ねるたび――ほぼ毎日だったが――髪を剃られた。彼は浮気予防だと言う。
私はきっと彼には何かしら精神に異常があるのではないだろうかと思う。だから私にこのような仕打ちをするのではないかと。しかし、何だかんだ言ってこの私と別れようとはしない。彼も私を一つの拠り所としているのだろう。そして私達はこれからもずっと共依存していくのだろう。



end.

あとがき→
あとがき

どうもこんにちは。
榊智夏です。
受験勉強(大してしてない)に疲れたのか坊主動画ばっかり漁る毎日です…

さて。この作品についてですが。
元々二次創作用に考えついたネタです。名前がでないのはそのため、でもあります(笑)しかしキャラ崩壊、というか原形を留め無いほどにキャラを変えたので原作についてはノーコメントで。

彼は彼女のことを想って色々してるんですけどね。こんな男と付き合うくらいなら他と付き合った方が幸せになれるのに、とは思ってるけど彼女の彼への想いも押しのけられない。弱い男です。
髪を剃ったのも抜けたハゲ跡が目立たないように、です。

話は変わりまして。
pixiv始めました~!
イラスト(へったくそですが)とか上げれたらなと思ってます。
管理人ページにリンク貼っておくので良かったら!

では!

2015.10.17
榊智夏

後ろ姿 -榊智夏さんの作品-

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