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こんなポップに!伝統工芸をクールな現代アートに変身させる作家「石井亨」

「アート」とは「新しい価値観の創造」とも言えます。それに挑戦し続ける注目のアーティストが!

更新日: 2014年11月11日

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石井亨

静岡県出身の現代美術家。伝統的な友禅染め技法を用いたビジュアルアートが評価されている。

さっきオペラシティで石井亨さんの作品観てきたけど、すばらしー!友禅染が現代アートになるとここまで自由になれるんやっていう新鮮な印象と卓越した技術、そして絹ならではの鮮やかな発色と石井さんの色彩感覚、現代社会を斜めから鋭く突っ込む表現力、初見でファンになりました。

布に模様を染める技法のひとつ。日本の最も代表的な染色法である。 本来は、でんぷん質(米製)の防染剤を用いる手書きの染色を友禅と呼ぶ。

江戸時代に京都の絵師宮崎友禅斉によって確立されたと伝えられています。扇絵師として人気の高かった宮崎友禅斉が、自分の画風をデザインに取り入れ、模様染めの分野に生かしたことで「友禅染め」が生まれました。

色数が多く絵画調の模様を着物に染める友禅染は、町人文化の栄えた江戸時代の中期に盛んに行われるように。

現代でも着物の染色法、というイメージが強いですね。

さてそんな伝統技術がどんなアートに成るのか?見てみましょう↓

染色した布で出来てるビジュアルアート。

一見絵画のように複雑でグラフィカルなモチーフ。伝統技法・糸目友禅染を駆使し、現代社会を鮮烈に切り取る

従来の模様とは異なるところどころに作家のユーモアが溢れるポップで大胆な構図、目が覚めるほど鮮やかな色彩、それらすべてが絹の繊細な質感を纏って表れます。その独特で圧倒的な存在感には強く惹きつけられます。

細部を見ていくと改めて「これ絵じゃなくて布なんだなあ」と実感する。

Project Nの、石井亨さんの作品にも、衝撃を受けた!派手なドローイングだなぁ、と思い、それだけでも十分だったのに、よく見たら、なんと友禅染め!!すっげー!背筋がぞぞっとした。

何その発想!?モチーフが面白い。

確かに丸くてピザっぽいけど…?

よく見たら黄色い部分自販機!自販機がピザの具のように円状に並んでいる。

既にこの色調が、いかにも「食すと危険」的なケミカルなイメージを彷彿させて、そのギャップが面白くてしょうがなく、その上にピザだとサラミに当たる部分が自動販売機を直上から眺めたような感じに

滝のようにオレンジや黄色の線描が描かれています。でもどこがファーストフード?

最上部分見たら、すき家やケンタッキーが…なるほど!

石井亨さんの友禅染は一見の価値あり。ファーストフードの滝。 (@ 東京オペラシティ アートギャラリー) http://4sq.com/paxKVu

積み重なるサラリーマンによって形成された東京タワーを描く

武士をサラリーマンに見立てたり。

からの、石井亨さんの現代日本社会の様相を描き出した友禅染で魅せる『サラリーマンシリーズ』...グッときた♥♥ http://twitpic.com/5yp4vd

オペラシティの同時展示、友禅染の石井亨さんの展示もとてもよかった!サラリーマンを武士に例えたり、自販機やコンビニのネオンを芸術的に配置したり。「ファーストフードの滝」は秀逸。風刺的にみえて、むしろ寛容な面白みにあふれてた

美術史的に見ても意義深い作品たち

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小佐見千代子さん