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意外と知らない「より」と「から」の正しい使い分けとは?

「ディズニー社よりかわいい人形が届いた」は間違い!?意外と知られていない、「より」と「から」の正しい使い分け方とは。

更新日: 2015年05月23日

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inuinuwanwanさん

◆「より」と「から」は同じ意味じゃないの?

◆実は、「より」と「から」には明確な使い分けの基準があるのです

「より」は比較、「から」は(時間・場所の)起点、という使い分けを行うべきだとされています。

(○)去年より売上げが増えた(比較)
(○)9時から12時まで(起点) (×)9時より12時まで
(○)東京から大阪へ行く(起点)

「より」は比較(Than)

AよりBが大きい
AよりBの方が簡単だ
私より彼のほうが適任だ

「から」は起点(From)

大阪から京都まで走る
9時から12時まで

時および場所の起点を示すには,「から」を用いて,「より」は用いない。「より」は,比較を示す場合にだけ用いる。
  例 東京から京都まで
    午後1時から始める。
    恐怖から解放される。
    長官から説明があった。

「より」と「から」は、次のように使い分けたほうがよい。
 より……比較を示す
 から……起点を示す

公用文においては、「より」は「富士山より高い」、「思ったより難しい」など『比較を示す』場合だけに用いることとしている。

1階より2階へ移動する。は不自然な感じがします。
1階から2階へ移動する。は自然な感じがします。

起点は『から』に統一したほうが誤解も生じにくいと考えています。

◆「より」と「から」を区別する意味はあるの?

たとえば、以下のように、「より」と「から」の誤用の結果、文章の意味が不明確になってしまう場合があり、誤読を避けるためにも、両者を正しく使い分けるのがよいとされています。

【よくない例①】台風は、沖縄より室戸岬を経由して近畿地方に上陸することが多い。

このままだと「台風は、沖縄を経由するよりも、室戸岬を経由することのほうが多い」と受け取られるかもしれない。「沖縄と室戸岬を経由する」ことを述べたいのなら、次のように書き換える。
【書き換えた例】
 台風は、沖縄から室戸岬を経由して近畿地方に上陸することが多い。

【よくない例②】A社より当社と取引すると言われました。

これだと、「A社よりも当社がよい」という意味に誤読されてしまう可能性があります。
「A社の人が『当社と取引する』と言っていた」ことを述べたいのなら、「比較」ではなく「起点」の意味なので、「A社【から】、当社と取引すると言われました」としたほうが明確です。

【よくない例③】ディズニー社よりかわいい人形が届いた。

これだと、「ディズニー」と「人形」を比較しているようにも読め、ディズニー【よりも】可愛らしい人形のことを述べていると誤解される可能性があります。
ディズニー社が人形の送り主であることを述べたいのなら、「起点」の意味であることが明確になるよう、「ディズニー社【から】、かわいい人形が届いた」とするのがよいでしょう。

【よくない例④】ジャニーズ事務所よりかっこいい新人グループがデビューする。

「ジャニーズ事務所が、かっこいい新人グループをデビューさせる」ということを述べたいのなら、「起点」の意味であることが明確になるよう、「ジャニーズ事務所【から】、かっこいい新人グループがデビュー」とするのがよいでしょう。

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