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【オカルト】本当にあった2chのほっこり&怖い話【神様系】まとめ

【オカルト】本当にあった2chのほっこり怖い話【神様系】

更新日: 2016年12月05日

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GAME1000さん

関連まとめ

やまけらし様

206 :本当にあった怖い名無し:2010/11/10(水) 19:01:54 ID:nOPO0RK70
俺の家は物凄い田舎で、学校に行くにも往復12kmの道程を、自転車で通わないといけない。
バスも出てるけど、そんなに裕福な家でもないので、定期買うお金がもったいなかった。
学校への道は、ちょっと遠回りだけど街中を通る道と、若干近道だけど山越えをする道と2つあるんだが、
俺は山越えで汗だくになるのが嫌だったので、ほとんど街中のルートを通っていた。

ある日、学校の体育館で友達とバスケをしていて遅くなった俺は、早く帰ろうと自転車で山越えをしようとしていた。
街中に入る道と山道に入る道の分岐点にあるコンビニで飲み物を買って、いざ山越えに。
日が沈み始めた山道は結構不気味で、ひぐらしの鳴く声を聞くと、心細くなってやけに不安になる。
戻って街中を通ろうかな…なんて思いつつ、ガッシャンガッシャン自転車をこいでると、
急に「も゛っも゛っも゛っ」ていう、表現しにくいうめき声のようなものが聞こえ、
その瞬間に、何かが背中にドスッと落ちてきた。
上半身をグッと下に押し付けられるような感覚に襲われ、
冷や汗とも脂汗とも言えない妙な汗が、体中から噴き出してきた。
怖くて振り向けずに、とりあえず峠を越えようとがむしゃらにこぎ続けてた。
その間にも背中から、「も゛っむ゛む゛っ」と変な声が聞こえている。

絶対変な物を背負ってしまった。どうしよう・・・
と涙目になって自転車こいでたら、上り坂の終わり、峠の中腹の開けた場所に出た。
息を切らしながら足をついて、崖側の方に目を向けると、小さな女の子が居た。


207 :本当にあった怖い名無し:2010/11/10(水) 19:03:15 ID:nOPO0RK70
夕日の色でよくわからなかったけど、
白っぽいシャツの上にフードつきの上着と、デニムスカートを穿いたセミロングの子。大体6~7歳くらいに見えた。
車なんて通らない田舎の山道に、しかももうすぐ日が暮れてしまう山道に、女の子がいるはずがない。
ああ・・・ひょっとしなくても幽霊か・・・って思って動けないでいると、
その子は小走りで俺の足元まで来て、俺をじーっと見上げた。
10秒くらい見つめたかと思うと、急に俺の太ももを埃を払うようにパンパンっと叩いた。
「大丈夫だよ、安心して?」と言ってるかのようにニッコリ笑うと、崖の向こう側に走っていって消えてしまった。
崖下に落ちた!?と思って自転車を降りて覗いてみたけど、崖下には人が落ちた形跡は無かった。
やっぱり人間じゃなかったわけだ・・・
不思議な事に、女の子に太ももを叩かれてから背中の重みも消え、妙な声も聞こえなくなった。

結構暗くなってから、やっとこさ家に帰った俺は、
あの背中の妙なものと峠に居た女の子の事を、ばあちゃんに話した。
ばあちゃんはその話を聞くと、何の木かわからないけど、葉っぱのいっぱい付いた枝を持ってきて、
俺の頭から背中、腰にかけて2~3回払った。
一体何事かと聞くと、「お前が会ったのは『やまけらし様』だ」と教えてくれた。

209 :本当にあった怖い名無し:2010/11/10(水) 19:04:01 ID:nOPO0RK70
ばあちゃんの話によると、背中に落ちてきた物は、俺を向こうの世界に引っ張ろうとしたかなり性質の悪いもので、
そのままだったら、確実に引っ張られてたらしい。
そして、峠の途中で会った女の子が『やまけらし様』だそうだ。
『やまけらし様』は山の神様の子供で、全部で12人いるらしい。
普段は人に対して特に何をするでもなく、山を遊びまわってるだけなのだが、
俺に憑いた物がよほど悪かったのか、それを払って捨ててくれたそうだ。
「無邪気で純粋な『やまけらし様』はきっと、
 とんでもない物を背負ってるお前が可哀想に見えて、取ってくだすったんじゃろ・・・」
との事だった。

俺はなんとか『やまけらし様』にお礼をしようと、お供え物をあげる事にした。
昔は12足の小さな草鞋を供えたらしかったので、俺も供えようとしたけど、草鞋なんてどこにも売ってない・・・。
ふと『やまけらし様』を思い出すと、なかなか現代風な格好をしていたので、
小児用の動きやすいスニーカーを、12足供える事にした。
とりあえず2足買って、朝の登校時、あの峠の中腹の草むらに揃えて置いていた。
帰りに無くなってるか確認したかったけど、
ばあちゃんの話じゃ、夕暮れの時間は良くないものがうろつくから危ないという事で、
次の朝の登校時にまた同じ場所を見に行くと、靴が無くなっていた。
きっと『やまけらし様』が気に入って、履いてくれたんだろうと思う。

お小遣いの関係で、1週間に2足ずつしか供えれないけど、来週には全部供えれる。
走りやすいスニーカーを履いて、山の中を遊びまわってる『やまけらし様』を想像すると、自然とニヤけてしまう。
いつかまた目の前に現れてくれないかな・・・
と淡い期待を抱く俺の登校ルートは、自然と山越えになってしまった。

島根県のある地方で。
現在二十歳の自分はほとんど山の中に住んでいる。
普通山の麓や悪くても道の通った中腹に住むのが一般的だ。
何故か我が家は寺や林業に従事している訳でもないのに頂上付近の山中に家が構えてある。
幼い頃からだったので特別不思議はなかったし、逆に見晴らしのいい場所で嬉しかったもんだ。

幼い頃よく山で遊んだ。山全部が自分のものみたいで嬉しかった。
誰も来ないし、辺鄙な場所なのに秘密基地があった。
そんな場所必要ないはずだが、子供とはそんなもんだ。
秘密と名がつく自分だけの場所ってのは存在するだけで楽しいもんだ。

その場所は神社。
しかも完全な正方形で左右対称。木の位置や庭石みたいなものの数まで。
さらに凄いのは前後も鏡みたいに対象なんだ。
奇妙なんだけど、鳥居も東西南北にあり、社も四面にある。

勿論狛犬も八体いる。

そんな奇天烈な神社で人も来ないもんだからちょくちょく一人で来てた。
一人しかいなかった訳じゃない。
1キロ下には幼なじみがいたから行けば良かったんだけど、この神社には連れて行けなかった。
祖父に他人を連れて行っては行けないとキツく言われていた。
さらにキツく約束させらるていた事は、

「この神社は西から入って南から出なければいけない。10月だけは北から入って出口は東さらに夜は行っては行けない。もし行ったら鳥居じゃない場所から出る事」

という約束。
なんか本当に秘密基地みたいで嬉しくて自分は暗号みたいなもんだったし、祖父が大好きで守っていた約束だった。

そして先日大学に通っていて久しぶりに帰る事になった。
そして今夏の盆に祖父と久しぶりにその神社の話をしたんだ。

酒を飲むようになった自分に喜んで祖父はどんどん勧めてくれるから二人して多いに飲んだ。
翌日二日酔いの早朝に祖父が自分を起こす。
早朝どころかまだ夜中の3時。
祖父は真っ白な服を来て白い徳利に日本酒を持っていた。
さらには肩には朱色のしめ縄。

「夕べは楽しかったな。朝早くて済まないな。これから大事な用がある。夕べ話した神社に着いて来てくれ」
眠くて冗談じゃないと断ろうか迷ったが、祖父は深刻な顔をしている。
いつも優しい笑顔で微笑みを浮かべる仏様みたいな顔の祖父。
その顔がイーストウッドのような渋い険しい顔になっている。

何かあると思い。着いて行く事になった。

夜だが、朝に近い。
秘密基地の約束からするとこの場合どこから入るのだろうか?と思案していると

「北から入り、西の空より風を追い。東の光に雨を掛け、また北より出でる。南にあるは死の国ぞ。根の国ぞ。世見の囲いにはりたもう。はいりたもう。天下りし神の園。スサの大神、御神石。はらいたまえ、きよめたまえ

四神の封じに参りたるかな。氏の繋ぎたるをかしき、申す、申す、申す、申す。
地の蛇、草蛇、黒の蛇、八つ首蛇。スサの大神剣を巻いて」

こんな感じで唱え出した。後に自分も暗記させられた。
実はまだ続きもあるし、実際少し改変してあります。
完全な言葉は言ってはいけない決まりらしいので

その長い祝詞のような呪文のような言葉が終わり、ちょっと変わった方法で神社にやっと入った。

そして自分は南の鳥居で待たされ祖父は1人で南側だけを閉めて、残りを開け放ち社にいた。
こちらからは何をしているのか見えない。

しばらくすると左右の御神木から真っ白な人が神主が持ってるヒラヒラを背中に何枚もはためかせ出てきた。
で、目が三つあるんだよね。背中の方光ってるし。

自分は無論ブルブルマックス。生まれて初めて失禁した。
人間びびると尿を漏らすのは本当だと実感した。

時間の感覚がなくなるというか、止まったと思った瞬間だった。
南の社の扉が大きく、強く開いた。当然祖父だと思った。
祖父は祖父だけどなんか違和感があった。
「そいつらから離れろ!」って言うんだ。
でも自分は左右にいる2人の白いのは神様って分かってたから、信心深い祖父が神様をそいつらと表現するのに疑問と違和感を覚えた。

感は正しかった。
祖父は、いや祖父みたいなもんの首がいきなり転がって首のあった場所から真っ黒な蛇が何匹か出てきた。
自分は霊感はあんまりないはずだけど、この黒蛇だけはヤバイって感じた。
幽霊とか、悪霊とかってレベルじゃないと直感的に悟った。

すると
左右の神様?が剣を持ってるのに気付いた。
助かるぞって期待した。
そしたらそれぞれ左右の、東西の鳥居の方へ離れた。
神様も初めて見たから怖かったけど、黒い邪悪な蛇ははるかに怖かった。
害意と殺意はハッキリ伝わってたから。
頭が黒蛇の祖父の偽物みたいなのが、一歩、二歩とこちらに近づく。
あぁぁこりゃ、死んだな。神様もじいちゃんも助けてくんねーかなって思ってた。

常人の自分はこういう話しの定番で気絶してたみたい。

気付いた時は四方を開け放った社にいた。
ど真ん中に剥き出しの御神体。剣なんだけど、かなり錆びてるやつ。
いつもの仏様みたいな優しい祖父の笑顔。

「良かった。説明は短めにするから聞いてくれ。
我が家は何代前かは分からない位昔からあの神社の護りをしてきた。
分かってるとは思うが、あれは普通の神社じゃない。
参拝客が来ないとか神主がいないとか、賽銭箱がないとかじゃない。
そしてさっきお前が見た神様も蛇も夢じゃない。
あれはな、もっと偉い神様の記憶なんじゃ。
そして、お前に役目を引き継ぐ儀式だ。
ワシも昔祖父から引き継いだ。
しかし、お前の両親は知らない。代々孫に引き継ぐ決まりなんじゃよ。
怖かったろうなぁ、すまんなぁ。でも運命なんじゃ、これだけは。
別に何かこれからしなければならないとか、神主になれとかは一切ない。
とりあえず管理や掃除はワシが死ぬまではやる。

しかし、死んだらお前がやるんだよ。
そしてお前もまた孫にワシがした事と同じ事をするんじゃ。
儀式と言葉を覚えて、あとは掃除や管理をしておけば良い。あの約束を守ってな。」

涙を流しながら祖父がそう言った。

「大学を出たらこっちで暮らせよ。ここでの暮らしが怖くなったろうけど、本当に普段何もしなくてもいいし、お前がまた神社に行っても何も起こらないから安心しなさい。」

今二十歳。あと2年で京都の大学を卒業し、ここで暮らす事は確定してしまった。
現代人である自分はこんなオカルトな事には関わりたくないが、起こってしまった事は否定しない。
しかし結婚はしても子孫を残すかどうかは迷っている。

しかし、こんな不気味で恐ろしい儀式というか習わしがよく今まで家が断絶もせず、今の時代まで続いたなぁと感心している。
そしてその理由が最近分かった。

こないだある神社に彼女とおみくじを買いに行った。
彼女はおみくじが大好き。

手を打って目を閉じたらブワッっと風が吹いた。
彼女はまだ手を合わせて祈っている。
振り向いたら例の白いヒラヒラ付きの神様二人が狛犬の場所にいる。

多分死ぬまでこの神様がついてるんだと思った。
アレしてる時もいると思うと不愉快でならない。

長い長い信じられないような駄文を書かせて頂きました

裏側

友人Sさんは霊感があり、過去に霊媒師をしていたこともある人でした。この話は、数十年前にG県T市で実際に起こった幼児誘拐事件に関するもので、今まだ未解決の事件です。当時ニュースでも大きく取り上げられていたそうです。



ニュースでは、犯人が幼児を誘拐し川に捨てたと報道されていました。しかし実際は、事件の裏にこんな事があったそうです。幼児の家族は違った宗派を持っていて、それが原因で争いが起こり、先祖が祭ってある仏壇を川に投げ捨ててしまったそうなのです。その丁度仏壇が落ちたあたりに、誘拐された幼児の遺体が見つかったそうです。

たぶん先祖が怒りそんな災いを起こしたのでしょう。大きく報道されていたのでテレビでもよくその川が放映されていて、そしてSさんはテレビの画面を見て驚きました。大きな黒い陰が写っていて川がまったく見えず、この世のものではない様子だったそうです。

話が少し変わりますが行方不明者や精神病患者の人達は、霊がからんでいることも多いそうです。行方不明者は遊び半分で心霊スポットへ行き霊に取り憑かれ連れていかれ行方不明に、そして精神病患者は安易な気持ちで降霊や徐霊をすることで取り憑かれ精神がおかしくなってしまうとか。みなさんも興味本意でそういったことをするのをやめたほうがいいと思いますよ。

大量の目

この話は中学一年の夏休み、よく遊んでいた友人と3人で肝試しをした時に体験した出来事。その後なにかあったとか感染系って訳でも無いけど、個人的には洒落にならないぐらい怖かったので書いとく。

その時行ったのは地元では有名な心霊スポットで、少し山を登った所にある古い小屋。特に謂れのようなモノは無かったが雰囲気が不気味だからか、
かなり昔から心霊スポットとされていて、幽霊の目撃談もかなりたくさんあった。更には自分達が小学校低学年だったころ、その小屋の近くで近所のヤンキー二人の遺体が発見された事件があり、呪われた場所として地元の人間からは恐れられていた。(どちらも死因が刺し傷でナイフを所持していた上、小屋の中からビールの空き缶が見つかった事から、酔った勢いで喧嘩がエスカレートしてという事で事件は片付けられた)



流石に人死が出た場所だし、もし幽霊がホントに出たらヤバいだろーなという話から、念のために肝試しに行く前に近くの神社にお参りをしようぜという流れになった。お賽銭は皆同じ100円と決めてから、日が落ち始める頃にお参りをして例の小屋に向かった。完全に日が落ちてから小屋に到着、山の中にあり街灯などは無かったが、月が非常に明るかったため懐中電灯だけで特に苦も無くたどり着く事が出来た。

件の小屋は心霊スポットになるだけあり、AとBは「こえー」だの怖がりながらも半ば楽しんでいる雰囲気だったが、Cだけはやたらと真剣な顔で周囲を警戒していた。怖がりだなーと軽くからかった後、小屋の扉を開けて中を懐中電灯で照らした。小屋の中は今は使われていない古い農具等が置かれているだけで特に変わったモノはなく、中に入って一通り見回してみたがやはり何もなかった。

しばらく小屋の中で話をしてから外に出て、期待外れだったなー等と言い合いながら、当初の予定通りB家に言ってゲームしようと小屋に背を向けて歩き出そうとした瞬間、ガラガラ、と扉が開く音がした。反射的に振り返り小屋の扉を見ると少しだけ空いている。しかもその僅かに開いた隙間の中には縦にびっしりと並んだ大量の目が見えた。しかも全ての目がこちらを凝視している。

誰かが「ひっ」っと小さな悲鳴をあげると同時、扉が物凄い勢いで開いた。だけどソコには何もなかった、さっき見た大量の目も何も。俺らが唖然として固まっているとCが「おい!!逃げるぞ!!」と俺の手をつかんで駆け出した。俺もそこで「あ、なんかコレヤバい」と思いCと共に「AとBも早くしろ!!」と叫んでから駆け出した
Cに続いて暗い山道を全力で走った、幸い来たときのルートはあまり険しい道では無かったため、逆走すれば比較的安全に山を下る事が出来た。走っている最中、AとBが着いてきているか確認するために何度か振り返ったが、目に見えない何かが俺たちを追いかけてきているのが分かった。しかも大量に。木や草があちこちでガサガサと揺れて、まるで山全体が俺たちを追いかけてきているようだった。

しばらくCを追いかけるように走っていると、最初にお参りをした神社が見えた。Cが迷うこと無く神社の鳥居をくぐった為、俺たちもそれに続いた。鳥居をくぐり本殿の前までいくと疲れたのか、Cが息を切らしながその場にへたりこんだ。そのようすを見て俺たちも急に疲れが押し寄せてきて、その場にへたりこんでゼーゼーと息を整えた。ある程度息が整った所で鳥居の方を確認したがさっきまでの奴らが追いかけてきている様子はない。ほっとしたところで違和感を感じた、本殿の中に灯りが見える。この神社は石段を登って鳥居をくぐればすぐに本殿があるような小さな神社で、こんな時間に人がいるなんて事は普通はない。それに気付いた俺が緊張しなが本殿の灯りを凝視していると、すすすっと本殿の扉が開いた。

さっきの事を思い出し俺達はビクッとして身構えたが、中から出てきたのは真っ黒な洋服を着た髪の長い女性だった。中1の俺が一目見て「お姉さん」と感じたから多分高校生か大学生ぐらいの見た目だったと思う。お姉さんは俺たちを見て一瞬怪訝な顔をしたがすぐに優しく微笑んで「どうしたの?」と聞いてきた。お姉さんに言われて本殿の中に入ってからAがさっきあったことを必死に説明した。お姉さんはAの話を真剣に聞いてくれた。

Aが一通り話し終わった頃には俺達も大分落ち着いてきてさっきまでの怖さは随分薄らいでいた。Bなんかは「実は幻覚だったんじゃね」とか言い出してた。Aの話が終わった後、お姉さんは軽く自己紹介をしてくれた。なんでもこの神社を管理している家の人間で、神社の掃除をしていたら古い書物を見つけて、読んでいたらこんな時間になってしまったとかなんとか。その後はお姉さんが少し外の様子を見に行ってくれて、もう大分遅い時間だからと、送られてそれぞれの家に帰った。道中お姉さんがくれた豆大福がやたら美味かったのはよく覚えている。その後家に返って親に軽く事情を説明して(元々Bの家に泊まると言っていた)風呂入ってから寝た、因みに親はやっぱり信じてはくれなかった。

翌朝目が覚めて、昨日の事は幻覚だったのかなーと思い始めた頃、一つ重大な事に気付いた。俺達は最初は3人だったはずだ。俺とAとB。じゃあCって誰だったのかと考えていたら母親に呼ばれた、Aから電話がかかってきたらしい。電話に出たらAはやっぱりCの話をしてきた。二人であーでもないこーでもない言っているとふと気付いた。そういえば『アレ』を見たときに真っ先に逃げるように言ったのも神社に向かったのもCだったなと。

その日の昼にまた三人で集まって神社に行くことにした。集まってからBが「そういえば」と前置きして話を始めた。出掛ける前にちょっと思い出したから親にあの神社を管理している家が何処かと聞いてみた所、なんと俺の家って答えが返ってきた来たらしい。「あんなお姉さんお前の家にいたっけ?」と聞かれたが当然俺は知らない。変な間と静寂の後、Aがポツリと呟いた。

「もしかして、あの神社の神様が俺達の事を助けてくれたんじゃ」
俺もBを何となくその考えがしっくりきてそうなんだろうなと思うことにした。そのあと3人揃って神様にお礼を言った、お賽銭は奮発してそれぞれ500円づつ出した
その後俺は祖父母が時々行っている神社の掃除を手伝うようになったが、あのお姉さんとCには1度も会っていない。そしてあの時の事を思い出すたびあることを考えてしまって背筋に寒いモノが走る。

もし本当に神様が助けてくれたというのなら、例の小屋で見た『アレ』は…

お寺マンション

以前住んでいたマンションは、お寺マンションでした。一階部分がお寺で、家はお寺の真上の部屋でした。もしかしたら修験者系なのかな、たまに早朝ホラ貝とか聞こえてきたし、本山が羽黒山でした。一応23区内で2DK家賃は月12万です。格安でもなんでもないです。別の部屋が決まってたんですが、不動産屋の手違いでこの寺マンションに決まりました。



ある時、ちょっと台になるものを探していました。廊下の角にコンクリートブロックがチラッと見えたので、ラッキーって思いながらブロックに手をかけると、その裏は物置になっており、中には1メートルぐらいの稲荷神社によくいる狐さんが2体。腰を抜かしそうになりました。そこを通らないと自分の部屋にいけないのですが、一年中ひんやりして暗くて怖いので、なるべく見ないようにしていました。

一回偶然つけていたテレビで豊川稲荷が映って、「皆さんの幸せを祈願いたします」って、お経が流れた事がありました。その瞬間、部屋の電気製品がバリバリ言い出して、明かりが点滅。びっくりして外に出たら、自分の家だけでした。それから、夏休みに怖いテレビを見てると、読経するシーンがあるじゃないですか。そうすると夜かならず金縛り。金縛りの時は、『信心してないので勘弁してください』と念じてました。

なんか自分自身、怖くていっつもピリピリしてました。自分が大家さんに出たいと伝えると、「もう入る人は決まってますよ」と言われました。人気物件で、そ部屋は空室になったことがないんだって。人が入ってるうちから、次入りたいって人が待っているらしいです。

そこに住んでいる間、金運がもの凄く良くて、宝くじとか、たまたま参加した会社のプロジェクトが大ヒット金一封がでて明細をみると200万円なんていうこともありました。引っ越したら金運は普通になりましたが、スゴイ気味悪かったので引っ越してホッとしてます。

掛け軸

友人の従姉妹に、なかなかの美人がいるらしい。美人って言っても、まだ未成年らしいから、美少女?かな?まあ、その友人がその子の話をしてくれた。



その子がまだ小学生になったぐらいの時に、その子の家族は新しい家を買ったらしい。もちろん新築。その家は、普通の和洋折衷タイプのやつらしい。だから、普通に和室があった。

その子のおとうさんがちょっと骨董品とか好きだったから、せっかく和室があるんだし、なんか飾ろうって、近くの骨董屋に安くて手ごろな見栄えのいい掛け軸でも買いに行こうと思ったらしい。で、家族(ちなみにその子には弟がいるらしい)で、行ったんだって。ちなみに、友人がその骨董屋に行ったところ、骨董屋っていうか古道具屋とリサイクルショップの合体版ぽかったらしい。で、店の片隅に適当に巻物みたいな形で、古い掛け軸がたくさん積み上げられてたらしい。

お母さんと弟が店内を巡っている間に、その子とお父さんは掛け軸選び。その子のお父さんは、何本か適当に選んだ。季節や気分で変えられるようにって。その中に竜神?っていうの?水と谷をバックにしたかっこいい龍の掛け軸があった。友人が写メって他の見せてもらったけど、普通にかっこ良かった。で、その掛軸が話の中心。

その掛軸は、一番最初に家の床の間に飾られた。そのお父さんはドラゴンボールが好きで、神龍(シェンロン)ぽいって気に入ったらしい。
(写メ見た俺としては…似てるか?って思った)その子はその掛軸が飾られて少したってから夢を見たらしい。気が付くと、平安時代の屋敷っぽいとこにいたんだって。普通にパジャマで。その子は怖くなって廊下に出たら、目の前に大きな滝と川が見えたらしい。見たことない光景に、その子は怖いを通り越してパニック。わんわん泣いてしまったんだって。

すると、見たことないきれいな着物を着た、きれいな女の人が三人くらいやってきた。その子が聞いた事がない不思議なしゃべり方でびっくりしたらしいんだけど、泣かないでくださいって感じでものすごく丁寧に扱われたんだって。その子はとりあえず、三人の女の人が困ってるって分かって泣き止むことにした。泣き止むとほっとした感じで女の人たちは、その子についてきてくださいって、女の子を連れて行ったらしい。連れて行ったって言っても、女の子を囲むようにやっぱりすごく丁寧に案内する感じだったらしい。

けど、その屋敷ってのがこれがまたびっくりするぐらい広かったんだって。庭には湖っていってもいいぐらいの池はあるわ、御簾(障子ではなかったらしい)のかかった部屋は続くわ、廊下は長いわ、とりあえず広かったらしい。その子が疲れてきたぐらいで、きれいな外廊下の先のひときわ大きな建物に連れて行かれた。その入り口で女の人たちは止まった。そしたら、また違う女の人が二人が来たらしい。

三人の女の人たちに似た感じだったけど、さらにきれいな着物を着たその女の人は深々と頭をその子に下げると、また不思議な感じの口調で付いてきてくださいって言われて、またついて行ったらしい。そのまま建物の中に入ると、その女の人たちは大きな御簾の前で止まって、その子だけ行くようにって言われたらしい。その子はもうやけっぱちで、御簾をくぐった。

そしたらそこにはでっかい龍がいたんだって、大きな部屋にゆったりとした感じで。ちなみにその子、カエルとかトカゲとか平気で掴める子だったので嫌悪感みたいなのはなかったけど、ものすごくびっくりしたらしい。 その子があんぐりとしてると、龍は優しい声(アニメとかでよくきくしゃがれた声じゃなくて、お父さんみたいな優しい声だったらしい)で、疲れたろう、座りなさいって体の割には小さい手で、自分の前にある御座?(よく平安の絵巻にある偉い人が座ってる畳みたいなの)を指したから、そこに座ったらしい。

丁寧に、お菓子とお茶もあった。食べていい?っていったら、ああ、食べなさいって言われたので、遠慮なく食べたらしい。不思議な味のお菓子とお茶で、なんだろうこれと思ってたらと、大きな龍はもういなくて、かわりに、立派な着物を着たきれいな男の人がいたらしい。でも、その子はその男の人が龍だってすぐわかったらしい。目だけは龍のまんまだったから。(黄色じゃなく、赤い色のハチュウ類っぽい感じだって)

あれれ?って思ってたら、龍がにこって笑いかけてきたから、その子もつられて笑った。そこで目が覚めたらしい。これが最初。床の間の龍の絵を見て、あの龍だって気付いて、夢見てたのかなって最初はそこで終わったらしい。次の日にお父さんがその掛け軸をしまっちゃったのもあるかもしれない。で、梅雨時期になってまたその掛け軸はかけられた。(お父さんオタク思考全開で、竜神は水の神様だからと)そしたら、その子はまた夢を見た。

今度は湖(でっかい池?)の上に浮かぶ、和風のきれいな船の上。ちなみにまたパジャマ。そこにはまた、きれいな服を着た女の人たちがいて、遠くを見ると屋敷が見えたから、この前に行った夢の屋敷の上に位置する湖だと分かったらしい。二回目になるとちょっと余裕が生まれて、女の人たちにここどこって聞いたら、こう、何とか何とかの様のお屋敷と答えられたらしい。

何とか何とか様ってなったのは、千と千尋の神隠しのハクの本名みたいな難しくて長い名前で、その子が覚えられなかったから。それ誰?って聞いたら、オウム返しで、何とか何とか様と答えられて困った。で、その子お父さんのマンガ(ドラゴンボール)読んでたから、あの大きな神龍?ドラゴン?って聞いたら、女の人たちがものすごく困った顔をしたらしい。(多分、意味が分からなかったんじゃないかなって思う)

その子はこの前お菓子くれた人?って聞きなおしてそうそうと、頷いてくれた。その子がうちに帰りたいっていったら、女の人たちにお待ちください、お願いしますって、泣きつかれたらしい。仕方ないから、しぶしぶ船の上でぼーとしてた。その間、女の人たちが和楽器(琴?やら笛?)を奏でてくれたらしい。ちなみに、また不思議な味のするお茶やお菓子もまた出たそうだ。

そのまま、音楽を聴いてお菓子を食べてたら、船が揺れた。びっくりして湖を見たら、この前の龍登場。頭だけ水面から出てたらしい。(びっくりするぐらい透明できれいな水質で、池全体に広がる身体も見えた)そして、あごを船のヘリにつけたかと思ったら、またあの時の男の人がいた。女の人たちはざざっと、船の後ろに下がって、その子はその男の人と向き合うかたちになった。その子は、その男の人が二メートルぐらいあることに初めて気が付いたらしい。(前は座ってたから分からなかったらしい)

今まで水の中にいたはずなのに、まったく濡れてなかった。だから、思わずその子は開口一番に、なんで濡れてないのって聞いたんだって。
そしたら、男の人は真面目な顔して考えこんでしまった。そして、すまない分からないって、謝られたらしい。で、幼いって怖いね、変なのって思いっきりいちゃったらしい。その人はもう一度すまないって謝った。頭下げて。

その子、大人の人がそんなことするなんてびっくりしたらしく、いいよ、変なのって言ってごめんなさいって、謝りなおしたらしい。そしたら、その男の人は笑顔で、そうか許してくれるかって、その子に笑いかけたらしい。うん、いいよって、その子が答えたら、また嬉しそうな顔をした。そして、隣に座っていいかって言われ、いいよと答えたら隣に座ってきた。食べてたお菓子の一つをはいって、渡したら男の人は、こう、照れ臭そうな顔をしたらしい。そこでまた起床。 それが二回目。

それから、そんな夢を何回も見たんだって。きまって、その絵が床の間、前にあるときだけ。お屋敷の中できれいな絵を見せてもらったり、きれいな着物を着させてもらったり、不思議な味のするお茶やお菓子やご膳(?)を出してもらったり、見たことない花や鳥を見せてもらったり、女の人たちにいろんなことを聞いたり、男の人(時には龍)と話したり。ほしいものをもらったり(平安様式の屋敷だったのにその子が頼めば、現代のおもちゃとかも用意してくれたらしい)その子はその龍の名前覚えられなくて、神龍って勝手によんでたらしい。(俺的には…あんまり似てないって思うんだけどな…)


龍の本名は呼びづらいから神龍って呼んでいいっていったら、A子(その子の名前)がそう呼びたいなら、そう呼んでくれと了承。(マンガのキャラクターって知ってるのかどうかは知らない)その子は、龍のことを第二のお父さん、もしくはお兄ちゃんと思ってるらしい。で、その子、最初に言ったけど、けっこうかわいいらしいのね。友人曰く、人形レベルらしい。(掛け軸の写メ見せてもらったとき、その子の写メも見せてっていったら、悪い虫が付くから駄目だとさ。ここで、俺はこの話の信憑性を疑った)

で、やっぱりかわいいと、変な奴が付いたりいじめられることがあったんだって。その子が小学生のとき変質者に、トイレに連れ込まれそうになった時があったんだって。でも、無事助けられた上に、その変質者逃亡中に事故ったらしい。(死にはしなかったらしいが…)中学、高校の時、男の子に付きまとわれたことが数回、そいつら怪我したり、家が大変なことになった。で、その子をいじめるいじめっ子たちもおんなじような目にあった。偶然にしては守られすぎでは?って怖くなるレベル。友人曰く、その子はその龍に気に入られたんだろうなって話だった。ご加護?があるってさ。

で、その子が今年地元の国公立大学に入ったんだけど、大学に入る前、その子が十四歳か十五歳の頃の元旦(つまり一月一日)に、いつもとはまた一味違う夢を見た。あの屋敷の中なのかわからないけど(いまだ、広すぎてすべてを把握できないんだって)、神殿?みたいなとこにいた。いつものきれいな女の人たちや、立派な着物をきた人の形になった龍と似た感じの人たち、人のかたちしてないけど、これまた着飾ったヒト型の動物たちがいっぱいいたんだって。

で、いつもパジャマのはずなのにその時だけは、お姫様みたいなきれいな着物を着てたんだって。(飾られてる鏡を見たら、丁寧に化粧までされていたらしい)で、気が付いたら片方にいつも立派な格好してるけど、さらに立派格好をしたあの龍がいたんだって。(王様みたいだったらしい)

珍しく龍は緊張した顔で、その子に向き合うと、A子(その子の名前)はもうカミアゲ(多分、「髪上げ」、昔の女の子にとっての成人式(元服?)らしい)はすんだだろう?って聞かれたんだって。その子、ぽかん、でも、なんとなく大人になっただろうって、ニュアンスは分かったらしい。まあ、現代では成人って二十歳だから、まだ二十歳じゃないから、私は大人じゃないよって素直に答えたらしい。そしたら、まわりは騒然。「え、本当?」という感じでざわついた。龍も、しまった!って感じの顔をしてたらしい。で、すまない、とんだ早とちりをしてしまったって謝られて、どうなってんのこれ?って思ったら、目が覚めたらしい。

で、次に夢を見たときは龍は恥ずかしそうに何度も、その子に謝って、A子が二十歳になったら、やり直す、その時まで待っていておくれ、恥をかかせてすまないといわれて、うんわかったとその時は終わったらしい。で、その子と友人は、きっと龍がその子の、成人のお祝いをしてくれようとサプライズパーティーみたいなのを開こうとしてくれたんだろうと結論を出した。(だとしたら、せっかちな龍だよね)その子は二十歳になる歳の元旦を楽しみにしているらしい。(誕生日じゃなかったから、恐らく、数え年換算してたんだろうとのこと)。 これで一応、友人の話はおしまい。ちなみに、その子は友人にしかこの話をしていないらしい。友人がちょっと霊感体質だから。

ちなみにその子、彼氏はいない。お父さんの血を受け継いだのか、オタクな女の子になっているらしい。かわいい子だから、大学で悪い虫が付かないか心配と友人は言ってた。まあ、その龍がその子の彼氏づくり妨害してくれないかなとも、言ってた

竜神様

私の家系は洪水を鎮めるために、進んで人身御供をするくらい信仰深い家だったらしい。しかも、それをした子がまだ3歳だったとか…。この時点で嘘くさいし、その結末も竜神様のご加護で悪運が強いとかありきたりな話。話してくれたおじいちゃんも家族もだれも信じてなかった。


すっかり記憶から消えて私が大人になったある日、私が新婚旅行の代金を支払いに行く日の朝のことだった。準備をしてリビングのドアに手を掛けた瞬間、まずコンセントの抜かれたテレビがついた。今度は、同じくコンセントが抜かれてしまったはずのドライヤーの音が聞こえてきた。その怪奇現象よりも怖かったのは、空間そのものが臭い。生臭い。

息をするたびに生臭い魚の汁を飲んでいるみたいだった。それからジェットコースターの時みたいにお腹がフワフワして、身体に力が入らない。その状態でドア越しには生き物の気配がする。寝室の窓から脱出して自分の車に飛び乗るも、車検をしたばかりの車が動かない…。 すべてにおいてこの21世紀に、あり得ない事態が何よりも怖かった。

しばらくして、私の前をある夫婦がのった車が通り過ぎると、あっさり車が動いた。車に置いておいた予備の靴を履いて代理店に向かうも、着く前に私の旅行の担当者から電話が入った。新人の手違いで旅行の宿泊先と日時がある客とブッキング。しかもその客は手付金を支払って帰ったそうな。予定を一カ月も早めることになり、私たちは夫婦共々、仕事先に迷惑かけるわ、クソ寒い中の温泉で風邪を引いてこじらせるわ、旅行先でお土産よりも治療費がかかって離婚寸前まで揉めた。職場でも針のむしろで、もう職場を辞めて離婚しようかと思ってた。

それから一ヶ月後、昼休みは終わったというのに職場の休憩室が騒がしい…。やがて上司に引っ張られて休憩室に行くと、テレビであの震災の映像が流れた。自分は↑思い当たる筋があったから落ち着いてたけど、職場のみんなは真っ青。その日は私だけ早く返された。ラッキーと思いながら帰宅すると、旦那と厳しい姑が泣きながら飛びついてきた。

あの話で先祖は恩恵を受けるが、あくまでも悪運でしかないから誰かが身代わりになる。あの夫婦は帰ってこなかった。

「オマモリ」

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