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オスカーは刺されていなかった

「盲導犬オスカー刺傷事件」はあまりに大きな反響を呼んだ。しかし、3ヵ月が経った今も、犯人は捕まっていない。一体犯人はどこにいるのか。取材を進めるうちに衝撃の事実が浮かび上がってきた。

県警幹部は、一つの『結論』に到達しようとしています。その結論を私たち地元の記者も地元民も知っていますが、とてもじゃないけど紙面には書けなくて……

封印されている結論は、こういうことだ。

この事件は警察が犯人を捕まえられないのではない。そもそも、最初から犯人なんていないのだ-。

今年7月、盲導犬のオスカーが何者かに背中を刺されて騒動に

オスカーと男性は7月28日午前11時ごろ、JR浦和駅で乗車し、東川口駅で下車。東川口駅近くのコンビニの防犯カメラには、血の付いた犬用シャツを身につけて歩くオスカーが写っていた。

「それ、血じゃないの」

 オスカーを見た職場の同僚が驚いて声を上げた。外出中に毛が飛び散らないようにとオスカーが身につけていた犬用のシャツに、血がにじんでいた。すぐに動物病院に連れて行き、そこで受けた診断は、「刺されたのだとしたら、鋭いフォークのようなものを使ったと考えられる」というものだった。

 治療を受けた後、男性はオスカーが何者かに刺された可能性があるとして、埼玉県警武南署に被害届を提出した。

オスカーの体にはフォークで付けられたような5ミリ程度の傷が4箇所、深さ1センチほどの穴があいていました。傷は服の下にあり、服には傷がついていなことからも事故ではなく悪意のある人が服をめくって傷をつけたことは明らかです。

この事件では、盲導犬として訓練されているので、オスカーが少しも鳴かず、飼い主の男性は異変に気づかなかったということが報道された。

それに対し全国から全国盲導犬施設連合会にたくさんの意見が寄せられている。「痛くてもほえない訓練をしているなんてかわいそう」と・・。

しかし、これは誤解のようで、「無駄吠えしないような訓練はするが、痛みを我慢させるような訓練はしていない」ようだ。

獣医の見立ては!?

先日よりニュースで騒がれている「盲導犬が通勤中にフォーク(のようなもの)で刺された」という事件ですが、実は獣医師の中では、事件が報道された当初から、「あれ、皮膚病じゃないの?」という意見は出て来ていました。

東京都渋谷区にある、どうぶつ病院ルルの塩谷朋子院長だ。彼女によると、オスカーは「ただの『皮膚病』だった可能性がある」というのだ。

「獣医師の間ではそういう意見が少なくありません。写真の傷跡は、大型犬が夏にかかる『膿皮症』によく似ています。数日前から腫瘍ができていて、膿が溜まって、それが破裂した傷跡だと考えても、不自然ではありません。その傷跡がフォークで刺されたように見えたのではないでしょうか」

「フォークで刺された」と診断した内田獣医師は…

「最初から私は『フォークで刺された』と断定はしていませんよ。皮膚病の可能性も十分あると思っていました。ただオスカーをうちに連れてきた飼い主の友人の話によると、飼い主は『オスカーが耳を掻くのも分かる』と言うほど、行動を把握しているという。そして、その飼い主が『出血の数日前に皮膚に異常はなかった』と言っていると聞いたので、刺された可能性も否定できないと答えたんです。

私の診断が発端で、これほどの騒ぎになってしまい、戸惑っているのも事実です」

今回の事件は、事実の検証が済んでいないにもかかわらず、飼い主より周囲が先に動いてしまったがために、これほど大きな騒ぎとなってしまった。個人的な『善意』と、自分も社会に参加しているという『使命感』、この二つの暴走が招いた事件と言えます

本人の思いもよらぬ形で、全国の注目を浴びてしまった飼い主の男性とオスカー。彼らこそが、犯人がいないこの事件の「被害者」と言えるだろう。

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