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daiba49さん

少しだけ飲むほうが死亡リスクは下がる

 さて、カウント方法を覚えたところで本題に移りましょう。「酒は百薬の長」という言葉の真偽について、科学のメスを入れます。酒飲みの方であれば1度は聞いたことがある言葉でしょう。

 この言葉は、中国の「漢書 食貨志」に記されていたそうで、「適量飲めば、他のどの薬よりも勝る」という意味です。おおよそ2000年ほど前の書とのことで、人と酒との長い歴史を感じます。ただ、これが書かれた時には「適量」がどれくらいなのかは正確にはわからなかったと思います。それから2000年の間、医学者は研究を重ねました。そして、それらの研究を統計的にまとめた論文が、2006年に発表されました(※1)。

イタリアの研究者たちの発表で、「健康に良い飲酒量」について、2005年までに発表された研究論文を統計学的に処理したものです。研究対象となったのは、約101万人の成人です。すると、飲酒をしていない人よりも、少し飲酒をする人のほうが、死亡の相対リスクが低いことがわかりました(図表2)。

 そして、この研究において最も健康に良い(死亡の相対リスクが低い)飲酒量は、男性では1日あたり0.5ドリンク(アルコール量にして6~7g)、女性では1日あたり0.3ドリンク(アルコール量にして4g)という結果となりました。この結果から、お酒を本当に「百薬の長」にするための適正量は、理想的には男性は0.5ドリンク、女性は0.3ドリンクという結論になります。2人暮らしであれば、ビールの350ml缶を2人で分けて飲むくらいが1番良いということですね。

この結果でもう一点、男性では1日2~3ドリンク程度まで、女性では1~2ドリンク程度までは、全く飲まない人よりも死亡リスクが低いという結果になっているのには、驚かれる方も多いのではないでしょうか。

 日本の厚生労働省は、こういった科学的知見をもとに、節度ある適度な飲酒としては、1日平均純アルコールで20g程度(上の単位にして、1.4ドリンク)を推奨しています

一昔前は『適量の酒なら健康促進』という認識であったが、最近では『飲んだ分だけ身体に悪い』という認識に変わっていている。僕は少量の飲酒なら『コミュニケーションを円滑に』とか『普段抑圧されている欲求の解放』などいい面もあるという立場。まあ、僕自身は一滴も飲まないのだが。

【マメ知識】アルコールを1日20g程度(日本酒1合、ビール大瓶1本程度)飲む人は、全く飲まない人に比べて心不全や動脈硬化などの循環器病の危険性が低い|逆に健康になる飲酒術があるって知ってた?適量早見表!! drnote.jp/meal/537231504…

10日のアルコール摂取量は19.3gと適量ここ最近大量飲酒もなく、順調な感じだけど、実は罪悪感を感じつつ飲む状況がない訳でもない例えば昼過ぎから飲み始めているようなケース。あまり無理する気もないけれど、近いうちに飲んでもいい時… twitter.com/i/web/status/9…

「適量のお酒」ですら脳の認知機能の低下を早めるとする調査結果が2017年に発表され、飲酒が体に与える
影響が徐々に明らかになってきました。
Natureに発表された最新の研究では、飲酒が幹細胞のDNAに不可逆なダメージを与え、ゆえにがんが
引き起こされるのだとする証拠が示されています。(中略)

Natureに発表された新たな研究はアセトアルデヒドに着目したもの。これまでの研究から、アセトアルデヒドは
DNAやタンパク質に結合して付加体となり、さまざまな疾病に関与しているものと考えられています。
ただし、過去の研究では高濃度のアセトアルデヒドについてラボの中・シャーレの上で実験が行われており、されたとのこと。

実際に人体の中での効果を追跡するものではありませんでした。一方で今回の研究は遺伝子を改変されたマウスを対象に行っています。

人間の体にはアセトアルデヒドを取り除く防御層と、DNAのダメージを取り除く仕組みという、
2つの防御メカニズムがありますが、今回の研究で示された内容によると、アセトアルデヒドの毒性がこれら2つの
メカニズムによって中和できない時にDNAが不可逆なダメージを負うとのこと。

特に「アルデヒドデヒドロゲナーゼ(ALDH2)」と呼ばれる1つ目の防御層がないマウスはDNAのダメージが
大きくなることも判明。
人間においては世界人口のうち8%は遺伝的にALDH2が弱く、これらの人の多くは東アジアをルーツにしていることから、

一日、一杯のワインが健康に良いのは、特定の遺伝子を持つ人々に限られる・・・少量のアルコールは、心臓病予防に良いですが、このCETP TaqIB遺伝子を持つ人は、20人中、3人の割合でしかありません。

危険がたくさん!お酒は「万病のもと」
いいことづくめのお酒のようだが、適量を超えればもちろん万病のもと。命を落とすことだってある!

中国は食道がんの患者数が多いといわれています。

今回の研究は血液中の幹細胞に着目して実験が行われましたが、他の類似の幹細胞についても
同じ効果が見られるはずだと研究者らは考えています。

そして、2つの防御メカニズムを両方持っていない時、10日間にわたって希釈したアルコールを投与されたマウスは、
血液を生み出す能力を完全に失ってしまったそうです。幹細胞のゲノムをDNAシークエンシングしたところ、
マウスの細胞はもはや機能していないことが示

「お酒は体に悪い」と結論付けます。なぜなら、そのリスクが良い影響に対して、大きすぎるからです。もちろん適量を守れる方は、全く気にすることはありませんし、遺伝的にアルコール分解能力に恵まれている方も、食事にさえ気をつければいいと思います。ただ、一般的には、「身体に悪い」と思ってつき合うくらいが、丁度いいのではないでしょうか?

英国・オクスフォード大学のMelanie Nichols博士らがBMJ Open 2012年5月30日付で発表した英国人を対象とした研究で1日5gのアルコール摂取(ビールで100cc、ワイン40cc程度)が、生活習慣病など慢性疾患のリスクを最低にする、健康に好影響を与える最適量であることが明らかになりました。

赤ワインに豊富に含まれている抗酸化物質の「レスベラトロール」に人を長生きさせる効果は見受けられなかった

①適量を飲むか、やめるか

まずは、なんといっても適量を守ること。それも、少なめに見ておいた方がいいでしょう。日本酒なら1合、ワインなら1杯。焼酎なら水割り1杯ほど。ウィスキーならシングル一杯。「守れない!」という方、ご心配なく。そういう方は、普段はお酒を飲むのはやめましょう。少ない量で我慢するより、きっぱりやめてしまう方が楽なはず。なにか代わりになるようなことを見つけて、新しい習慣作りをするといいでしょう。

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